インカム投資
クレディ・スイスが実質破綻し、UBS銀行が買収することで決着しました。クレディの株価はすでに暴落しており、そこからさらにディスカウントして株式交換することで、買収価格は株式時価よりさらに6割安くなります。つまり、株主は相応の責任を取ることにな…
日経マネー2023年5月号にて、取材いただきました。今回は「儲かる債券投資 徹底ガイド」のコーナーにて。 日経マネー 2023年 5 月号[雑誌] 2つ取れれば資産1億円も! 特選 10倍株 [表紙]広瀬すず 日経BP Amazon 債券の時代到来? 債券投資の注意点など 九条…
インフレはピークを打ち、FRBの利上げはもう最終段階。市場の注目点は、最終売上レート(ターミナルレート)がどこなのかと、いつ利下げに転じるか? でした。というか、だったはずです。それを織り込んで、株価は上昇したし、長期金利は下落を始めていまし…
今の相場観として、景気後退の可能性が高く株式はまだ危険な一方で、FRB政策金利はピークをつけつつあり、ここからは利下げの可能性が大だと何度か書きました。この相場観に沿うなら、買うべきは債券です。そして、最も効率的にパフォーマンスを上げられるET…
昨日、米国ハイイールド債に投資するHYGと、その為替ヘッジ版【1497】を購入しました。なぜ今債券、しかもハイイールド債なのかをまとめておきます。 HYGと1497 現在の経済状況をどう捉えるか なぜハイイールド債なのか 株式ではダメか? HYGと1497 HYGとは…
今はけっこう投資が面白いタイミングです。というのも、インフレ退治の米利上げのために、さまざまな資産が安くなっているから。それは価格が安いというだけでなく、金利も上昇しているということでもあります。中でも面白いのが債券です。デフォルトリスク…
昨日、ちょっとおもしろいメールが届きました。野村Webローンの担保に米国債が使えるようになった、というものです。 現在米国債の利回りは4%超。そして野村Webローンの金利は1.5%。つまり、1.5%の金利で金を借りて4%の国債を買えば、2.5%まるまる儲かるの…
世界はインフレで話題騒然ですが、日本にいるとインフレはまだまだマイルドで、インフレに端を発した円安のほうがダメージを感じますね。そんななか、「ドルを持つのはいいよ」とは聞くものの、すでにドルの短期金利が4%を超えていることは実感がないかもし…
ポートフォリオの中身をどう分析するかはいろいろですが、「インカムゲインを目的としたもの」「キャピタルゲインを目的としたもの」で分けてみたらどうでしょうか? 自分のポートフォリオをその観点で分類して、考察してみます。 インカムとキャピタルは相…
タイトルと内容がちょっとズレている気もするのですが、10月の記事として9月一カ月間のインカムゲインCFの状況をまとめておきます。インカムゲインCFは、太陽光、不動産、株式などの配当について、「入ってきたお金」を指しています。ただし、必要経費や税金…
FIREしました——という話を投資家として話すと、必ず聞かれるのは「どのくらい月の配当収入があるんですか?」ということ。こちらは何も言っていないのに、「リスク性資産から、高配当株式などに移し替えたんですね」とか、言われたりします。 なぜFIRE=イン…
4月7日の夜に、SBIソーシャルレンディングから損失補填のお知らせがきていました。どんな状況で、どんなカラクリなのか、確認してみます。 出資額全額補填の内容 該当のファンドは? 元本償還への同意依頼 一体何が起こったのかの推測 ソーシャルレンディン…
じぶん銀行が、1カ月ものドル定期預金で7%のキャンペーンを実施中です。さらに、為替手数料も引き下げ中。余った資金を安全に運用するなら、いいチャンスですね。攻略法を検討してみました。 ドル定期預金で金利7% 為替手数料を4銭に引き下げ中 為替変動リ…
不定期連載のポートフォリオ紹介、第9回はARCCです。一般にはあまり馴染みがない銘柄だと思いますが、これは米国のBDC企業「Ares Capital(エイリスキャピタル)」という企業の株になります。現時点の時価でポートフォリオ内シェアで、Facebookに次ぐ額を占…
ポートフォリオを組む上で外国債券の組み入れは不要という「外債不要論」があります。インデックス投資論者として個人投資家にも人気の山崎元氏が唱えていますね。しかし、本当にポートフォリオに外債は不要なのでしょうか? 山崎氏の「外債不要論」 為替と…
不定期連載のポートフォリオ紹介、第6回は総合債券ETFの【BND】です。書くのは6番目になりますが、実はその後の価格変動と買い増しで、現在、単一商品としてはなんと最大シェアを占める保有額になっています。 意外なことに、これだけ株式バブルだといわれて…
SBIソーシャルレンディングから「SBISLメガソーラーブリッジローンファンド30号」という案件が登場して、9月2日の10時から申込み開始でした。利回り7.0%の18ヶ月と、なかなかに美味しい案件です。実際申し込んでみましたが……。 利回り7%、運用18ヶ月 10時開…
そもそも債券ってどんな特性を持っているんだっけ?という話から、重要なパラメータであるデュレーション、スプレッド、イールドカーブなどをチェックしてきました。それぞれのパラメータがどのような意味なのかを確認し終わったので、では実際の債券ETFにつ…
最初はざっくり米債券ETFを比較するだけと思っていた債券の話も、どうせならそれぞれのパラメータを確認していこうと思ったら、けっこう長くなりました。5回めとなる今回は、ロールダウンについて。利子というインカムゲインしかないと思われがちな債券です…
第1回から、2回にはデュレーション、3回はスプレッド、4回はコール条項について、債券関連のさまざまなパラメータを見てきました。今回は、債券=金利のキモであるイールドカーブについて、いろいろと見ていきます。 基本的に右肩上がりのイールドカーブ な…
第1回、第2回、第3回と債券でチェックしておくべきパラメータについて見てきました。ここからはちょっと詳細に入っていきます。今回は「コール」条項についてです。 要は繰り上げ返済の権利 実効デュレーション さらに詳細な金利感応度、コンベクシティ コー…
第1回で債券の概要、第2回で債券のリスクを決める大きな要素であるデュレーションについて見ました。今回は、もう一つの重要な要素であるスプレッドについて見てみます。債券のリターンは、基本的に支払われるクーポンです。このクーポンの利回りは2つに分解…
前回は債券ってなんだっけ?ということを見てみました。長々と書きましたが、金利と債券価格は表裏一体にあるということでした。今回は、もう一つの重要な要素であるデュレーションについて。金利感応度などと呼ばれますが、どういうことでしょうか。 www.ku…
投資といえば株式という人が多く、もう一方の主役である債券についてはそれほど情報がないようです。そこで、米債券系ETFについて、基本的な考え方についてまとめてみました。まずは債券価格の考え方からです。 そもそも債券って? 債券の価格を決めるのは金…
maneoでデフォルトならぬ返済不能をくらい、かなり凝りたソーシャルレンディングですが、このご時世で5%超の利回りはそれでも悪くないと思い直し、大手の一つであるSBIソーシャルレンディングに申し込んでみました。 SBIソーシャルレンディングの規模感 SBI…
「高配当株といっても、業績見ないといけないんじゃない?」という記事を書きましたが、それでも高配当株ならではのメリットというものがあります。一般に、キャピタルゲインなら課税分を先送りして再投資できるけど、配当はその場で課税されるから損、と言…
市場全体の暴落によって、収益が安定しているインフラファンドの株価も大きく下落しました。結果、配当利回りは6%前後まで上昇しました。これまでインフラファンド自体のビジネスは大丈夫なのか、各インフラファンドの違いはどこにあるかをチェックしてきま…
高配当銘柄っていいですよね。ぼくも大好きです。米国銘柄ですが、ARCCなど配当利回り10%超の銘柄を保有しています。でも、高配当銘柄の配当がどこから出てくるかを確認しておくと、配当のメリット、デメリットが分かります。 企業の利益を分解してみる 配…
米国のBDC銘柄Ares Capital Corporation(ARCC)の株価が、コロナショックで急落中です。結果、配当利回りは16%を超えました。さて、これは危機なのかチャンスなのでしょうか? ARCCとは? 信用リスク拡大で急落 高値から50%減 レバレッジを拡大させてきた…
前回の記事で、太陽光発電という基本的には景気などに影響されない安定した事業を営むインフラファンドの概要をまとめました。今回は、では具体的にどんなファンド(投資法人)があって、どのような特徴を持つのかを考察してみます。 www.kuzyofire.com 2016…