投資でセミリタイアする九条日記

セミリタイアを実現したサラリーマン。ETF投資を中心に、太陽光投資や不動産投資、オプション、VIX、FX、CFDまで使って資産運用をしています。

投資観

どんなスタンス、ポリシーで投資を行うのか、投資一般について考えたこと。

豊かな生活は本当に投資で得られるのか?

みんな資産運用をするときに、どんな目的をもってやっているのでしょうか? いくつか調査や周りに聞いた話を総合すると、だいたい3つくらいに分かれるようです。 老後の生活のため 家や車を買う、旅行に行くなど 投資自体を楽しむ 豊かな生活のための投資 果…

米国株の時代は終わるのか?

いうまでもなく、ここ10年は米国株の時代でした。2008年のリーマン・ショックはあったものの、基本的に右肩上がりで株価は上昇し、再び史上最高値を試しています。この間、米国株に投資していた人は資産を2倍から3倍に増やしています。 ※S&P500の指数推移 み…

投資と投機の違いは、インカムゲインかキャピタルゲインかにある

投資と投機の違いはいろいろなところで語られます。僕もこれまで、投資と投機、そしてギャンブルの違いについて何度か書いてきました。 www.kuzyofire.com 短期でも長期でも投機は投機 将来売却できる投資は、投機の意味合いを持つ インカムが背景にないキャ…

7つの個人投資家の強み

機関投資家はプロの集団、個人投資家は素人。そんなふうに思っている人が多いと思います。知識やテクニックでいえば、そのとおり。でも、個人投資家のほうが強みとなることはけっこうあります。 多彩な投資手段を利用できる 四半期ごとに成果を出さなくてい…

金融に透明性はなぜ必要なのか?

ディスクロージャーという言葉が使われるにようになってどのくらい経つでしょう。企業の経営でも、各種投資商品でも、情報公開=ディスクロージャー、つまりはできるだけ透明性を高めようという機運があります。 機運といっても、それは世間や規制当局側の話…

資産の運用目論見書を作ってファンドマネージャーの気分に

2019年からポートフォリオを4つのセグメントに分けて管理することにしています。下記のとおり、それぞれのセグメントについて、運用方針を改めて書き出してみています。 インデックスセグメント:2019年運用方針の目論見書 グロースセグメント:2019年運用方…

将来価値を織り込んでいるのになぜ株価が上がるのかDCFで考える

よく株価について「将来の価値を織り込んでいる」なんていいます。つまり、将来のキャッシュフローや純利益を見込んで、現在の株価が決まっているということですね。だから、現在が赤字の企業でも、将来の大きな黒字を織り込んで高株価がついたりするわけで…

「お金に働いてもらう」という考え方に重要なこと

よく「自分の代わりにお金に働いてもらう」と言いますね。この言葉が日本で広まったのは、おそらく『金持ち父さん 貧乏父さん』の影響だと思いますが、お金に働いてもらうってもう少し突き詰めるとどういうことなのでしょう。 400万円の資産と自動車の違い 4…

資産運用って面白いの? RPGで考える

老後2000万円問題をきっかけに、資産運用が話題になることが増えました。一方で、「資産運用の何が楽しいの?」という見方もあります。先日、こんなマスダが出ていました。 anond.hatelabo.jp 資産運用はRPGのレベル上げである アセットアロケーションはRPG…

そういえば全然インデックス投資の記事を書いてないけど。

ここ最近の記事を見返してみると、全然投資の記事を書いていないことに気づきました。キャッシュレス決済のキャンペーンの話とか、株主優待とか、変わった投資の話ばかりです。 でも実際は、総資産の4割以上をインデックスに投資しているインデックス投資家…

人的資本をDCF法で時価評価してみる

資産運用では、若いうちは投資のリスクを大目に取り、歳を取ったらリスクを抑えよう、としばしば言われます。これは、若いうちは働いて収入を得ることができますが、歳をとるに従って残りの人生で得られる収入が減っていくからです。 この、将来に渡って労働…

マネックスの「俺の投資力診断」で他人と成績を比較する

マネックスが「俺の投資力診断」というサービスを提供しています。これは、マネックスを使っている数多くの投資家の、投資リターンとリスク(ボラティリティ、標準偏差)をマッピングしてくれるものです。 縦軸がリターン、横軸がリスクです。この2018年8月3…

なぜ日本人は投資嫌いなのか?

先日知人と話をしていて、「ポイント還元とか投資とか、そういうのは好きじゃないんですよ」という話が出ました。理系の技術系の人だったので、なんでかな? とは思ったのですが、その場では理由を聞くことができず。 でも、周りの人と話をしていると、 資産…

投資とギリシャ文字 カッコつけた会話をしてみる

投資理論とか金融工学では、なぜかギリシャ文字がたくさん出てきます。そして、投資の話をするときには、ギリシャ文字を散りばめるとなんかカッコいいんですね。かなりの衒学趣味ですが*1。 アルファ(α) ベータ(β) ガンマ(Γ) デルタ(δ) イプシロン(…

年リターン5%の投資はやっぱりワクワクしないのでしょうか?

ある証券会社の人が「投資が初めての人って、基準が仮想通貨なんですよ」と話していました。一年で2倍になるなら関心あるけど、5%程度増えてもねぇ、と。 普通の人が月に投資できる金額なんて、多くても10万円くらいだったりします。その5%は5000円! たった…

ゲームとしての投資 3つの特徴

cis氏は著書に「投資はゲーム」と書いていますし、何人かの投資家もゲーム的に投資を見ています。では、投資をゲームとして捉えるとはどういうことなのでしょうか? ちょっと考えてみました。 一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学 作者: cis 出版社/メ…

投資に役立つ暗算(2)ローン返済額を暗算する

先日、投資に役立つ暗算として「72の法則」と「115の法則」を紹介しました。ただ、役立つ暗算はほかにもあります。今回は、ローン返済額を暗算で計算する方法です。 こちらはある行政書士さんのブログで知りました。 blogs.yahoo.co.jp ローン返済額というの…

投資に役立つ暗算 「72の法則」「115の法則」

投資の試算をするときによく出てくるのが、「年7%で10年運用したら元本は何倍になるか?」という計算です。これはシンプルに「7% x 10 で、70%増える」とはならず、96%増えることになります。複利の力が働くからですね。 スマホの計算機があれば、「1.07^…

0.1%のコスト差はリターンをどれだけ蝕むか

投資先のETFや投資信託を選ぶときに、一番気になるのは毎年かかる信託報酬です。このコストの分だけダイレクトにリターンが減るからですね。期待リターンが6%の投資でも、年間1%の信託報酬を取られたら期待リターンは5%に減ってしまいます。16.6%の利益減…

株取引の常識はインデックス投資の非常識

インデックス投資を調べ始めて実感したのは、世間でよくいう「株で儲ける方法」と、インデックス投資は根本的に考え方が違うことです。世間でいわれる株の儲け方はこんな感じですね。 安い時に買って高い時に売る 損切りが重要 相場は休むことも大事 ところ…

時間加重リターンと金額加重リターンの違い

自分の過去の投資履歴を振り返って、パフォーマンスを見ようとしてみたのですが、どうやらリターンにはいくつかの種類があるようです。例えば、毎年下記のようなリターン(利益/総資産)だったとしましょう。 +10% -5% +15% +5% -20% 算術平均は使わない 幾…

就活生に告ぐ ストックオプションをもらいなさい

過激なタイトルにしましたが、サラリーマンにとってストックオプションというのはセミリタイアできるレベルの資産を築く方法として重要だと思います。サラリーマンが億を超える資産を築く方法は、前回書いた4種類しかないからです*1。 億超えの資産を作れる…

怪しい投資話の5つの特徴

「資産運用EXPO」に行ってきたので、いくつかのセミナーやブースで話を聞いてみました。するとまぁ、確かに「怪しい」「騙される」と思うような話が満載でした。 こんな怪しい話 たとえば全力でフィリピン投資をオススメされたこと。フィリピンの国債利回り…

サラリーマンが億の資産を築く4つの方法

これまでも書いてきたように、億を超える資産を築くのにサラリーマンは向いていません。給与所得というのが劇的な伸びを見せにくいことと、税制が不利になっているからです。 kuzyo.hatenablog.com 実際、過去のデータでも、サラリーマンのまま超富裕層にな…

期待値がプラスなら投資すべきなのか?のパラドックス

ロジカルに投資を捉えている人の多くは「期待値がプラスであること」を再重視しています。例えばギャンブルは胴元の取り分が多く、期待値はマイナスですね。一方で、長期株式投資は企業の利益が積み上がることから期待値はプラスになります。では、そのほか…

唯一確実なアノマリー「モメンタム」をどう生かすか?『ウォール街のモメンタムウォーカー』

久しぶりに衝撃的な本に出会いました。何度か書いたように、ぼくの投資スタイルはモダンポートフォリオ理論に従って、効率的市場仮説がある程度成り立っていることを前提に、インデックス投資と分散投資によって、世界の経済成長に伴った投資リターンを得て…

投資のスタイル 金融理論の基本とさまざまなアノマリー

年末ですので、自分の投資スタイルをまとめておきます。ざっくりいうと、金融理論が示す「収益を生む資産を持ち、リスク/リターン比を最大化するようにポートフォリオを組む」ことを基本に、そこにどんなアノマリーを認めて組み込むかというのが、投資スタ…

投資でどれだけの損を出したことがありますか?

投資でどれくらいの損を出したことがありますかか? 世のブログや書籍、セミナーは儲かった話が満載です。でもここには生存バイアスという大きな歪みが存在しています。これまで好調に儲かった話を書いていたブログが、ある日突然更新が止まることがあります…

株価を決める3つの要素 利益・配当・PER

インデックスファンドの元祖、ヴァンガードの創業者であるジョン・ボーグルの『インデックス投資は勝者のゲーム』を読んでいます。インデックス投資のメリットを簡潔にまとめており、最近の投資書籍では素晴らしい出来だと思います。さらに、AmazonのPrimeRe…

やっぱり富裕層は特別な投資法を知っていた ハーバード大学基金のポートフォリオを見る

インデックス投資有効論は多くの書籍やブログ、識者が語っています。各社を細かく分析して投資するかどうかを決める、いわゆるアクティブファンドよりも、歴史的にインデックスファンドのほうがリターンが高いというものです。ぼくがこれまで読んできた本の…