毎日お伝えしてきている銀プットオプション売りも、満期まであと5日となりました。実際には、土日は取引されていませんのでほぼ3日です。
では、ポジション状況から見ていきましょう。
損益合計は昨日の-59.2ドルから、-32.4ドルまで改善しました。銀価格は16.28ドルで昨日から0.02ドルしか上昇していませんが、14ドルまで上昇したセータの効果で、プレミアムが小さくなってきています。
続いてグリークです。デルタは432→334XAGに減少。パーセントにすると16.7%です。まだ権利行使される=ITMに入る可能性は16.7%あります。
ボラティリティも0.7%減少したことも、プレミアム低下=ポジション改善に効果があったでしょう。ただし満期が近づいているのでベガが-9ドルまで(絶対値が)小さくなっており、ボラティリティの影響は限定的です。
最後にチャートです。昨日の状況とほぼ変わりありません。時系列で見ると、3月に入ってからボラティリティが狭いまま推移してきています。プレミアムはボラティリティが高いほど大きくなるので、本当はもっとボラティリティが高いときにプットを売ったほうがいいですね。過去何年かと比較しても低水準です。
S&P500のボラティリティであるVIXが、年始に急上昇したまま20前後を推移しているのとは逆の状態ですね。
↓翌日の状況。
↓昨日の状況。