FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

もし宝くじで1億円当たったら今の仕事を続けるか?

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今の仕事が天職かどうかを見極める質問の一つに、「宝くじで1億円当たったら今の仕事を続けますか?」というものがあります。1億円で足りるかどうかはさておき、まぁお金に困らなくなっても今の仕事を続けますかという意味ですね。

 

仕事には、お金を稼ぐ手段という以外に、社会や人類への貢献、そしてコミュニティへの所属という意味合いがあります。おそらく、この3つはどれも重要で、バランスが悪いと自分の中で歪みがおきて、ストレスになっていくのでしょう。

 

「宝くじ1億円」の質問は、言い換えると、今の仕事は十分に社会に貢献していますか? 所属しているコミュニティは満足いくものですか? ということなのかもしれません。

 

もちろん、仕事はお金を稼ぐためのものと割り切る考え方もアリです。そう考える人は、趣味やボランティアなどで社会への貢献を感じていたり、仕事とは別のコミュニティに居場所を持っていたりするのでしょう。

 

セミリタイアを目指すというのは、仕事の意味を、お金を稼ぐためから、もっと社会貢献やコミュニティ所属に移していくということなのかもしれません。逆に、自分は仕事を通じて社会を良くしているという実感を得ていたり、素晴らしい仲間に囲まれて過ごせていると感じている人は、セミリタイアなんて目指さないのかも。

 

最近、仕事とはお金を稼ぐこと、という世の中の考え方が変わっていくのではないかと思っています。

 

AIやロボットが進歩することで、すでに「誰でもできる仕事」というのはすごく減り、残った仕事も低賃金になってきています。一世代前なら、手足が人並みに動けば工場で組み立てる仕事を正社員として得られたということですが、それらはロボットにどんどん取って代わられています。接客業は未だ人間が行うものですが、理由の一つはロボットにやらせるよりもコストが安いから。今後のAIの発達でこの仕事もなくなっていくでしょう。事務員がRPAで代替される流れはすでに始まっています。

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人間の仕事がどんどん失われる中で、セットで出てくるのがBI(Basic Income)です。本当にBIが解決策なのかは、さまざまな意見がありますが、もしBIが導入されたら働き方はどう変わるでしょうか?

 

少なくとも、お金を稼ぐために嫌な仕事をする、というのは今より減っていくでしょう。お金ではない、社会への貢献や居心地のよいコミュニティが重要になっていくでしょう。

 

そんなわけで、セミリタイアしたあとのことを考えるというのは、BIが導入された世界でどう生きるか、という問いに近いんじゃないかと思うわけです。

 

 

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