新しいiPhone XSが本日発売になりました。最も話題になっているのは先進的なスペックではなく、その価格です。iPhone Xと見分けがつかないXSでは、実用スペックの256GBモデルで12万9800円。iPhone史上最大サイズのXS Maxは、同じく256GBで14万1800円です。
国内最初のiPhone、iPhone 3Gからの最廉価モデルと最高モデルの価格をまとめてみました。SIMフリーが出てからはSIMフリー価格ですが、それまでは通信キャリアによっても違ったり、分割で買うのが普通で一括払いは例外だったり、キャンペーンが入り乱れて正確な価格がわからなかったりしますが、だいたいの傾向はわかると思います。
これを見ると、iPhone 4のころは廉価モデルの16GBで5万円を切っていたのですね。最高モデルも32GBで6万円に達していませんでした。
この頃から比べると、iPhone XSは3倍近い値段になっています。これだけ価格が上昇しても、他の端末にシェアを奪われることもないのですから、それはAppleが儲かるはずです。
ストレージ容量については、今回もAppleはうまい設定をしています。最廉価モデルは64GBと、正直普通に使ってもギリギリです。ぼくは写真はGoogleフォトを使い、音楽はGoogleミュージックを使っているので、ローカルに保存しておくコンテンツはほとんどありません。それでも64GBだと、4K動画などを撮影したときに容量不足になりそうです。
128GBあれば十分なのですが、iPhone XSには128GBの設定がなく、256GBになります。値段が1万7000円もアップしてしまうのですが、こちらを選ぶしかありません。
価格でいうとiPhone XRという選択肢もあるのですが*1、本体サイズが大きいというのがネックです。大画面Androidを1年使ってそのメリットも分かりましたが、持ちにくさもよく分かりました。サイズさえ小さければ、iPhone XRにしたのですが。
今回、5年前のiPhone 5は新しいiOS12の動作対象から外れました。5年間は最新OSを使えて、ほぼ最新のアプリを使えるというのは、iPhoneのAndroidに対する大きなアドバンテージでしょう。1年近く、最新Androidをメインとして利用してきましたが、そろそろiPhoneワールドに戻る時期です。そのためにも、iPhone XSに期待しています。
*1:64GBモデルで8万4800円、128GBモデルもあって9万800円