FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

TeslaのマスクCEOは訴えられるし、Facebookはデータ流出

ぼくが尊敬し保有を続けている企業の中に、イーロン・マスクが率いるTeslaと、マーク・ザッカーバーグが率いるFacebookがあります。いずれも、ここ数年のIT市場を牽引してきた銘柄で、ここ5年でかなりの伸びを示してきました*1

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ところがFacebookは、欧州GDPRの導入による個人情報利用制限強化の流れから成長力鈍化が言われ、前回の決算で一夜にして20%も株価を下げました。そこからもちなおし過去最高の株価を更新しましたが、今回サイバー攻撃を受けて5000万人分のアクセストークンが流出するという事件が起きました。

kuzyo.hatenablog.com

このデータ流出の影響がどのくらいあるかは今後の調査待ちですが、タイミング悪く、買収した将来有望事業Instagramの創業者が、半ば喧嘩別れで退職したというニュースも先週は飛び出しました。

 

記事では、1年前にWhatsAppの創業者も事業運営方針の違いから退職したことを挙げ、Facebookの今後のM&Aに影響があるのではないかと分析しています。 直近の株価はじりじり下げてFacebookショックのレベルまで下がっています。まもなく決算発表があるので、そこに注目です。

www.huffingtonpost.jp

 

一方の、常に問題続きのTeslaは、ついに会長兼CEOのイーロン・マスクが米国証券取引委員会(SEC)に訴えられるという事態に。これは、マスクCEOが「テスラを1株420ドルで非公開化する。資金は確保した」とTweetしたことに対するものです。

 

 

結局非公開化は行われませんでしたが、このTweetによってTesla株は急騰し、多くの空売り投資家が多大な損失を被ったとされていました。SECは、このTweetをもとに投資家を欺いたとしてマスクを訴えたわけです。これによりTesla株は暴落しました。

 

訴えられた当初は、徹底抗戦するとマスクCEOは言っていまいしたが、直後、SECと和解。2000万ドルの罰金と、Tesla会長の辞任、新たな独立取締役の登用でガバナンスを強化するなどの条件を飲みました。ただし、CEO職にはとどまるということで、それを好感した市場により、Tesla株は一気にもとの値に戻すという乱高下となっています。

 

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Teslaも間もなく第3四半期の決算発表を行います。マスク氏は「第3四半期は黒字」と話してきており、本当に黒字化が果たせるか、またmodel 3の生産目標は本当に達成できたのか、このあたりに注目です。

 

両社とも、投資家としてはかなりエキサイティング。次々とニュースを投下してくれるあたり、目が離せません。

 

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*1:正確にはTeslaはわずか73%の伸びなので微妙です。資金ショート危機を繰り返し、生産コミットに毎回届かずまずい出来事にかけては常連ではあります