普通の投資家は、得意領域を絞ってその分野の専門家を目指す人が多いそうです。勝率を上げてしっかり稼ぐなら、確かに王道ですね。ただ、ぼくの場合、いろいろな投資に手を出して、仕組みを学んでいくことに興味があるので、かなり手広く投資をおこなっています。
そのために、毎日チェックするものがたくさんあります。どんな情報を見ているのか、セミリタイア投資家の一日を紹介しましょう。
まず、為替を見ます。FXアープの証拠金比率が安全か、証拠金を移動させないでいいかを確認するためです。
続いてVIXを見ます。急騰していたらロスカットの可能性があるからです。さらに、コンタンゴが維持されているか、バックワーデーションに変わっていないかをみます。VIX関連のポジションを持っていないときは必須ではないのですが、VIXというのは株式市場全体のサマリでもあるので、さらっと見ておくと、平穏な市場なのか、なにかが起きようとしているのかを肌で感じることができます。
銀オプションを持っている場合、銀の価格変動とともにボラティリティを確認します。状況によっては損切りですし、再度プットをショートするチャンスかもしれません。価格はiPhoneのウィジェットでも見られるのですが、ボラティリティ状況はサクソバンクかGMOクリック証券のアプリがオススメです。ボリンジャーバンドを表示することで、幅の広さからボラティリティを測ることができるでしょう。
次は仮想通貨レンディングの状況をみます。bitseederは稀に止まることがあって、貸し出しがされていない場合があるからです。貸出金利が上がっていたら、bitcoinがなんらかの理由で注目されているということです。
そして仮想通貨ポートフォリオを確認します。ぼくはBlockfolioのアプリを使っています。が、iPhone XSだとアプリが最適化されていないようで、ちょっと操作性が悪いですね。これは上がってる下がってるをみてニヤニヤしたり愕然としたりするためです。
ついでにFTSE100のポジションの証拠金状況を見ます。そこそこ派手にレバレッジをかけているので、暴落するとロスカットです。ぼくは岡三オンラインのくりっく365株のCFDを使っているので、こちらもアプリでチェックします。
昼くらいには、maneoのローン一覧をみて、9%などの有利な条件がないか確認します。
マネーフォワードを開いて、家計状況も確認です。いつもと違った費目にお金を使っていないか、給与収入の範囲内で暮らしているかを確認します。
IPOの新規BB申し込み案件が上がっていないかもチェックです。SBI証券、マネックス証券、カブドットコム証券を中心に見ます。
その日が月半ばだったら、月末権利確定のいい株主優待がないか、それは一般信用で取り扱っていないかも確認します。
kuzyo.hatenablog.com資産の8割以上を占めるインデックスや個別株はたまに見るくらいです。見ると、売りたくなったり、買いたくなったりしてしまうんですね。メイン資産は売買しても手数料と税金分だけ損失となります。長い長い目でほおっておくのが吉です。
継続的に見ているのは、ほかに米国債10年もの金利、米REITのインデックス価格推移などです。米国債10年ものの金利動向は、イコール債券価格の状況を示しています。つまり、リスクオンで株式が買われているのか、リスクオフで債券が買われているのかがわかります。また、金利が上昇すると不動産にはネガティブです。こうした指標系を簡単にチェックするならiPhoneの標準アプリがけっこうおすすめです。
あと、ドル建て配当が振り込まれていたら、外貨MMFに回します。1.576%ですが、寝かせておくよりマシだからです。