FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2%還元のKyashカードを申し込み

久々にクレジットカードのポートフォリオを調整しました。少し前から話題になっていたKyashです。こちらはいわゆるバーチャルカードで、オンラインでの支払いに利用できるVISAカードになります。

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銀行振り込みや他のクレジットカードからKyash残高としてチャージして、それをVISAカードとして利用します。

 

最大の特徴は2%還元だということ。1回の決済ごと(月額合算ではない)に2%を計算し、1円未満を切り捨てた上でキャッシュバックされます。付与方法はKyash残高への反映です。月間利用分を、翌月の25日から末日までに付与する仕組みです。

クレカポイント二重取りで3.2%還元も

面白いのは、Kyashにクレジットカードでチャージすればそれも(現在のところ)ポイント付与対象なところです。そのため、例えば1.2%還元のリクルートカードからチャージすれば、1.2%+2%で3.2%還元となります。残念ながら、VISA/Mastercardのみが対象なので、JCBのリクルートカードプラスからはチャージできません。

 

クレジットカードからのチャージ金額上限は5万円になります。また、あらかじめチャージしておいて使う電子マネーのような使い方以外に、Kyash決済の際に不足分を自動チャージする仕組みもあります。これは電子マネーよりも便利ですね。

複雑な利用制限

還元率の高いKyashですが、利用にあたってはけっこう複雑な制限があります。

  • 24時間あたりの利用限度額は3万円
  • 1回あたりの利用限度額は3万円
  • 1カ月間での利用限度額は12万円まで

さらに利用先にも制限があります。

  • 公共料金や保険料支払いには使えない
  • 継続契約(プロバイダ料金や電話料金、月会費など)は利用できない
  • 航空会社やホテルなどでの支払いには使えない
  • ガソリンスタンドやレンタカーでも不可
  • nanaco、楽天Edy、Vプリカチャージには使えない
  • 3Dセキュア導入サイトでは使えない

なかなかに厳しい制限です。つまり、自分の利用先を考えると、使えるのは下記のような感じでしょうか。

  • モバイルSuicaチャージ(2%還元は6000円以上から)
  • 比較的定額なオンラインショッピング(3Dセキュアがないもの)

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リアルカードも発行可能

Kyashではリアルカード、つまり青いプラスティックのカードも発行可能です。ただし申込みが殺到しているようで、現在1カ月待ちだという連絡でした。リアルカードを申し込むと、金額制限が下記のように緩和されます。

  • 24時間あたりの利用限度額は5万円
  • 1回あたりの利用限度額は5万円
  • 1カ月間での利用限度額は12万円まで
  • リアルカードは有効期限5年。期限内の利用限度額は100万円。ただし更新することで継続利用可能

リアルカードが発行されると、飲食店などでの支払いにも使えるのでかなり利用の幅が広がります。財布にもう1枚カードを追加しなくてはならないのは、財布が厚くなるのでちょっとイヤですが、エンボスレスカードのようなので少しうれしいです。

Google Pay対応、ApplePay非対応

Kyashはバーチャルカード状態でも、Google Payに登録してQUICKPay+として利用できます。店舗側が対応していれば、リアルカードを持っていなくても飲食店などでサインレス利用できるので便利ですね。

 

今回初めて知ったのですが、QUICKPayには無印とプラスの2種類があって、店舗によって対応が異なるようです。プラス対応だと、2万円を超えた支払いも可能になります。またプラスはクレジットカード以外に、デビットカードやプリペイドカードに紐付けられるようになりました。QUICKPayは、無印店舗でも、プラス対応店舗でも利用できますが、QUICKPay+はプラス対応店舗でしか利用できません。

 

Kyash+Google Payの場合、QUICKPay+なので、店舗側がプラス対応している必要があります。

 

そして残念ながらApple Payには非対応です。このあたりの複雑さがキャッシュレス決済を難しくしていますね。

Kyash手動チャージをうまく活用する

こんな特徴を持つKyashですが、うまい活用法を考えてみました。まずは、クレジットカードの入会特典獲得のための利用です。例えば入会後1カ月で5万円利用すると云々……というカードの場合、Kyashに5万円手動チャージしてしまえば、条件を満たすことができます。

 

またモバイルSuicaへのチャージでは、リクルートカードとの組み合わせで3.2%還元なので、VIEWカード1.5%と比べても有利です*1。1回のチャージで6000円以上というのは忘れないようにします。

 

※モバイルSuicaへのチャージ、購入について2019年2月3日0時以降のお取引より対象外となります。
2019年2月2日までの6,000円以上/回のお取引で、2019年2月末日までに売上が成立している場合のみ対象となります。

【追記】Kyashが改悪され、モバイルSuicaへのチャージは還元対象外になってしまいました

 

単発のネット決済の場合はうまくKyashを使っていきます。また、リアルカードが到着したら、もしかしたら普段持ち歩くクレジットカードをリクルートカードプラスから切り替えてもいいかもしれません。ただ、ガソリンスタンドなどでも使えないので、緊急時を考えるとちょっとむずかしいかな。

 

正直、上記のような利用方法だと、月額5万円がせいぜいだと思っています。すると、キャッシュバック2%で1000円ですね。手間の割に見合うかどうかというのはありますが、いったんルーティンになってしまえば便利そうです。

 

 

【2018年末のクレジットカード構成はこんなでした】 

kuzyo.hatenablog.com

 

 【いまならVIEWカードからiPhone Suicaチャージで3.5%バック】

kuzyo.hatenablog.com

 【薄い財布を目指すならエンボスレスのクレジットカードは重要です】

 

kuzyo.hatenablog.com

 

 

*1:ただし現在はApplePayからのVIEWカードチャージキャンペーンで3.5%還元をやっているのでこっちでいいですね。