もともと低コストのETFに定評のあったバンガードが、さらに経費率を値下げしました。有名所では、VT(トータル・ワールド・ストックETF)が、0.10%から0.09%へ0.01%値下げ。VYM(米国高配当株式ETF)が、0.08%から0.06%へ0.02%値下げです。
0.1%の経費率の差は、10年で約1%、総リターンの違いになって現れます。0.01%の経費ダウンは、10年で約0.1%の違いになってくるはずです。1000万円の投資で、2万円ほどのリターンの違になります。
ものすごい差ではありませんが、ETF購入にかかる売買手数料(楽天証券の場合、売買額の0.45%。上限20ドル)を長期運用でカバーするには十分な経費率ダウンだといえそうです。
経費率や信託報酬は、投資家にとって百害あって一利なし。こうしたコストの低下はありがたいことですし、他社も追随してコストを下げてくることを期待します。