FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

絶賛Amazon ということは投資家は過大評価している?

この5年で最も評価された企業といえば、GAFA、つまりGoogle、Amazon、Facebook、Amazonでしょう。下記は過去5年間のGAFAの株価推移とS&P500をならべたものです。

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S&P500も50%超、上昇しており決してパフォーマンスが悪かったわけではありません。ところがGAFAの伸びはすごいものがあります。

 

最も上昇したのは5年で440%超の伸びとなったAmazonです。一時期時価総額で世界最大になりました。この1年くらいは足踏みですがFacebookも非常に優秀です。そしてジョブズの死後も遺産を生かしてiPhoneビジネスを拡大し、最近はサブスクリプションモデルへのシフトにチャレンジしているApple。最後が、他に比べると伸びは控えめですが、それでも100%超のリターンを出しているGoogleになります。

GAFAの次は「The One」

ちょうどNewsPicsにGAFAの時代が終わり、次は「The One」になるという記事が掲載されました。「あの1社」というのはAmazonです。

newspicks.com

 

確かにAmazonの強さは異質です。FacebookやGoogleを襲ったプライバシー問題とも大きく関係なく、それぞれのビジネスはモデルがそれぞれ異なるものの絶好調です。元日本マイクロソフト社長の成毛さんも、Amazon、この1社さえ分かればいい、と書籍を出していました。

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一般人が騒ぎ始めたら売り

市場の格言に、一般人が「この銘柄は上がる」と言い出したら暴落の先触れという言葉があります。

『おじさん!今○○の銘柄を買ったら絶対儲かるぜ!
これはココだけのナイショの話だからな!!』
これを聞いたパパケネディはこう心の中でこうつぶやいた。
『靴磨きの少年までもが株式相場が絶対上がると思っている。これは正常ではない。』と。

靴磨きの少年の話 ~株式相場の言い伝え~ | 【元証券マンのテクニカル分析】

これは2007年末にピークを迎えた仮想通貨でもそうでした。あのころは、世間のそこらじゅうで仮想通貨、仮想通貨、ビットコイン、ビットコインと騒がれ、その直後に暴落しました。

 

2018年末のことですが、対面証券会社にIPO銘柄狙いで口座を開きにいったら、「これからは米国株ですよ。ハイテクIT株は、ほらこんなに上昇しています」と売り込まれました。いやいや、もう10年近くその銘柄持ってるから、とは言わなかったのですが、なるほど、これはそろそろ株価もピークかなと感じた次第です。

売り時はいつか?

直近1年の株価推移を見ると、それぞれ1月の暴落を経てある程度価格を戻しています。1年のリターンはこうなっています。

  • Amazon +23.5%
  • Google  +16.7%
  • Apple  +13.21%
  • Facebook+8.39%

超素晴らしいというリターンは過ぎた感がありますが、それでもS&P500を上回る成績です。経済の悪化懸念が言われる中、βの大きいこうしたハイテクIT大手は、悪化するときは大きく売り込まれるでしょう。

 

現在の個別株のポジション(ぼくのポートフォリオでいうグロースセグメント)では、GAFA(Apple除く)の比率が相当規模になっています。前回、GAFA株をそれぞれ売却したのは2017年末でした。結果的には、悪くないタイミングで売ることができました。ほぼ現在の株価と同じ値段です。

 

ただしAmazonだけは失敗でした。そこから大きく伸び、さらに倍になっています。

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株の売却タイミングなんて、誰にも分かりません。でも、これだけ世間で騒がれているということは、そろそろまた半分ずつ売却してもいいかなと思うのでした。