投資でセミリタイアする九条日記

セミリタイアを実現したサラリーマン。ETF投資を中心に、太陽光投資や不動産投資、オプション、VIX、FX、CFDまで使って資産運用をしています。

利回り6〜9%まで上昇した南アZARのFXスワップアーブ

米ドルのFX異業者スワップアービトラージの利回りが低下しています。くりっく365が+85円、DMM FXが▲72円と、1万通貨あたりの差益は13円しかありません。レバレッジ6倍で1.5%といったところです。

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そこで通貨を変更して、南アのランド(ZAR)での異業者スワップアービトラージを行うことにします。

利回りはさらに上昇 レバレッジ6倍で9.3%に

 半年ほど前も南アランドのFXスワップアーブを検討しました。このときは、レバレッジ6倍で7.1%というイールドでした。現在はそこからさらに上昇し、9.3%まで上昇しています。

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ロングポジションを取るのは、スワップ15円が付く業者です。LION FX、マトリックストレーダー、岡三アクティブFX、みんなのFX、FXプライム、ライブスターFXなどが横並びです。ただし、スプレッドに違いがあるので、この中で最もスプレッドが小さい、LION FX(1銭)とマトリックストレーダー(1銭)がターゲットになります。

 

一方でショートポジションは、FXダイレクトプラス(セントラル短資)一択です。スワップが▲8円と他社よりかなり小さくなっています。外為ジャパンやFXネオ、DMM FXは▲11円で、実に3円の違いがあります。

 

高利回りはFXダイレクトプラスが小さいスワップを出しているからです。もし▲11円までスワップが上がると5%までイールドが低下してしまいます。そこで、3月からのFXダイレクトプラスの売スワップを確認してみました。

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3月11日以降は、▲8円で安定していることが分かります。▲20円以上に飛び出ている部分は、土日やGWなどの休み分がまとめて付与になったタイミングです。このまま何もなければ、しばらく▲8円を期待できそうです。

証拠金比率とイールドの関係

FX異業者スワップアーブでは、ロングとショートを異業者で両建てて、為替変動リスクをヘッジし、スワップの差分を利益とする手法です。最大の課題は、証拠金をどのくらい積んでおくかになります。

 

少ない証拠金であれば、その分リターンは高まります。一方で、大きく為替が動いたときに証拠金の移動が間に合わず、ロスカットされる危険性が高まります。

 

FXダイレクトプラスとLION FXでは、いずれも25倍のレバレッジが可能で、証拠金比率100%を切ると即時ロスカットです。一般的に、ロスカットが起きるときは、一時的な暴落/暴騰によるので、片方がロスカットされて、直後に値が戻ることが多くなっています。つまり、ロスカットされてから慌ててもう一方のポジションをクローズしても、損失がでてしまいます。

 

ロスカットされない範囲でどれだけ少ない証拠金で運用するかがキモになります。まずはレバレッジと証拠金比率、証拠金倍率、ロスカットの関係です。

 

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最大レバレッジの25倍では、その通貨を外貨預金などで購入するのに対して4%の金額で済みます。このときの証拠金倍率は100%です。ここから少しでも悪化方向に為替が動けばロスカットとなってしまいます。

 

レバレッジ12倍まで下げると、必要な証拠金は8.3%分になります。証拠金倍率でいうと約200%です。この場合、通貨が4.3%悪化方向に動くとロスカットです。

 

では南アランドに当てはめてみるとどうでしょうか。

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上記の通りレバレッジ12倍では7.65円の4.3%、約0.33円動くとロスカットです。レバレッジを6倍に抑えても、約1円でロスカットとなります。

 

今度は、レバレッジごとに必要な証拠金と、その場合の利回りを見てみます。

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リターンは、ロングスワップ15円とショートスワップ▲8円の差額、+7円が毎日付きます。これが365日分で2555円です。一方で、スプレッドが各1銭かかるので往復で、190円ほどコストがかかります。差し引き2365円が、1万通貨あたり年間で見込まれる利益になります。

 

これをレバレッジごとに必要な証拠金で割ったのが、想定リターンです。

 

レバレッジ6倍で9.3%、レバレッジを4倍まで落とすと6.2%、3倍まで落とすと4.6%です。

南アランドの変動リスクをどう見るか

南アランドは、ボラティリティが高い通貨として知られています。ではどのくらい動くのでしょうか? 下記は、WE LOVE FXによる南アランドの変動幅の履歴です。

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2008年のリーマンショックの際でしょうか、1日に最大で2円も動いたことがありましたが、ここ10年はだいたい1円以内に収まっている感じです。最悪2円と考えておけばいいかもしれません。

 

先のロスカットレートに当てはめて見てみましょう。

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1円の変動に耐えるにはレバレッジは約6倍、利回りは9.35。2円の変動に耐えるにはレバレッジは3倍、利回りは4.6%となります。証拠金倍率でいうと、420%〜800%あたりが安全範囲となるでしょう。

スワップポイント変動のリスク

南アランドのこの高リターンは、ひとえにFXダイレクトプラスの低スワップに支えられています。これが悪化したらどうなるでしょうか? 1円悪化から3円悪化まで試算してみました。

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スワップが3円悪化すると、利回りもほぼ半減します。それでも3〜4%程度の利回りは得られる見通しです。

ポジション組成タイミングをどう見るか

続いて、この両建てポジションをいつ建てるのが良いかを検討します。というのも、スワップポイントの付与タイミングは業者によって違うからです。

  • LION FX 基本水曜日 木曜早朝の6:00〜7:00
  • FXダイレクトプラス 基本木曜日 金曜早朝の5:55〜7:10に判定 

木曜早朝にプラススワップがついて、金曜早朝にマイナススワップが付くという形です。なので、ポジションを建てるときは、木曜日中に建てるのは避けたほうがよいですね。

 

逆に、ポジション解消のタイミングとしては、プラススワップをもらったばかりの木曜日中が最適となります。

余裕資金をどのくらい持つか

計算には含めていませんが、ポジションの証拠金とは別に現金を持っておかなくてはいけません。為替変動にともない、証拠金を移動するのですが、入金は即時実行なのに対して、出金にはディレイがあるからです。

 

1日の変動幅が1円の場合、安全域に戻すには1万通貨あたり約1万円の証拠金追加が必要です。2円なら2万3000円程度でしょうか。だいたい片側ポジションの必要証拠金と同額ですね。この分の現金は確保しておかないと、入金したくてもそのための現金がない、ということになりかねません。

損失解消に必要な期間は28日

この南アランドのポジションは、スワップ利回りは大きいものの、相対的にスプレッドが大きいために、損失解消にかかる期間が長くなります。1日あたりのスワップ利益が7円なのに対し、スプレッドは190円。そのため、スプレッド分を回収するには28日が必要です。ほぼ1カ月です。

 

その間にFXダイレクトプラスのスワップが悪化したら、損失解消期間はさらに長くなります。

 

基本的な情報は把握できたので、木曜前に少しポジションを建ててみたいと思います。

 

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