ふとVIXをチェックしていたら、10月2日に20ドルを超えていました。VIXショートのタイミングとして「20ドルを超えたら」というのがあります。そこで、ちょっとタイミングが遅れましたが、3日の朝、VIXをショートしてみました。
3日夜、プチ上昇 追加ショート
その後ジワジワと下げてきたのですが、その夜、何があったかVIXは急上昇。一時再び20ドルを超えてきました。GMOクリック証券の米国VIの価格でいうと、20.6ドルあたりまで上がり、含み損が出ていました。
そこで、さらに追加でショートしました。その後、急速にVIXは落ち着き、週末には一時17.5ドル(米国VI)まで下落。週が明けても幸いなことに17.9ドル程度で横ばいとなりました。
8日、再び急上昇
ところが10月8日の夕方からVIXが急上昇します。あれよあれよという間に上がり、米国市場が開いてもその勢いは止まりません。翌9日の早朝には再び米国VIの値で20ドルを超えました。
スタンスとしては「20を超えたら機械的にショート」なのですが、実はもうほとんど証拠金がありません。ここでさらに追加資金を投入してショートするほど、この方針に自信があるわけでもありません。今回は追加ショートは見送りです。
さらに、今回のショートの平均価格は19.87ドル。20ドルまで上がると含み損です。ロスカットはかなり上に置いているので損切りの必要はありませんが、含み損がある状態は気持ちがいいものではありませんね。
このとき、実はコンタンゴが崩れバックワーデーションに突入していました。となると、価格調整額はマイナスです。このままショートで持っていると、含み損+バックワーデーションという最悪の状態になります。さてどうするか?
9日朝から下落始まる
そうこうしているうちに、9日の朝になって、再びVIXが下落し始めました。10日の早朝には18.5ドル近辺(米国VI)まで下落。バックワーデーションも瞬間的だったようで、再びコンタンゴに戻りました。
9日が価格調整額発生日、つまり10日の早朝に調整金が支払われます。ロールオーバーが起き、現在の先物から翌限月の先物に乗り換えるわけですが、異なった限月で価格が異なるためにその差額が調整金として払われたり、支払ったりすることになります。
今回の調整額は774円。1単位(10個)あたり7740円の調整金を受け取り、米国VI自体の価格は0.7ドルほど上昇しました。
どこでポジションクローズするか
前回の米国VIのVIXポジションでは、落ち着いたところからのVIXロングでした。その後のトランプ砲があって、持っていれば大きな利益だったものを、少々の利益で確定させてしまったことが心に残っています。
ただし、「何か事件が起きてくれれば利益」というロングと違い、ショートの場合はどこまで平穏無事でいてくれるかの勝負です。
現在、投入証拠金に対して7%ほどのプラス。この期間中、最大で20%プラスまでいっていました。このあたりで手を売ってポジションクローズするかどうか。ちょっと悩むところです。
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