FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

まもなく年末 経費を法人と個人のどれにつけるか?

まもなく2019年が終わります。となると、誰もが1年間の収入と経費を申告する確定申告の、計算月もあと1カ月なわけです。そろそろ、どの経費をどこにつけるのか、パズルに頭を悩まさせなくてはなりません。

個人の経費か法人の経費か

ぼくは現在2社資用の事業法人を持っています。1社目は3月末が決算期、2社目は9月末が決算期、そして個人は12月末が決算期です。つまりほぼ3カ月おきに何かしらの決算がやってくるわけです。

 

法人は太陽光が中心、個人はブログと投資運用が中心という違いはありますが、必要な経費は意外と似通っていて、どれをどこに付けるかは、裁量があるようなところがあります。

 

例えば、購入したPCは、どれの経費にするか。投資関係の書籍はどの経費か、投資関係の会食はどこの経費か。それなりに悩みます。

税率で考える

1つ目の観点は税率です。当然、最も税率の高いところに経費があったほうが節税になります。僕の法人は、課税所得金額を800万円程度になるようコントロールしています。800万円までは実効税率23.2%だからです。

 

一方で、個人の実効税率が23.2%を超えるのは、子供など控除状態にもよりますが課税所得1200万円程度からなんですね。ということは、けっこう給料の高い人以外は法人の経費にする方向で考えたほうがお得だといえます。

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いつ税金を払うかで考える

とはいっても、いつ税金を払うのかも重要です。個人の経費は、当然雑所得に対する経費です。つまり、2019年に生まれた雑所得額から経費を引いた残りが課税対象というわけです。

 

僕の場合、下記のような雑所得が発生しています。

ここに経費を充てなければ、そのまま2020年3月に税金を払わなければいけないわけです。

 

一方で、法人側は太陽光発電所がまだ稼働していません。つまり、売り上げゼロなので、いくら経費を積んでもそもそも払う税金がゼロ*1なわけです。とはいっても、法人の場合、赤字を繰り越して翌年以降の黒字と相殺できるので、経費が多いことが無駄になるわけではありません。

結論としては素直につける

こう検討してきて、税率的には法人のほうがよくて、タイミング的には個人がよいことが分かりました。どちらもプロコンがあるので、まぁ最も適切なところに経費を当てることにしようかと思います。

www.kuzyofire.com

 

 

そもそも、法人に比べて個人の雑所得に対する経費は、税務署のチェックも厳しいと聞いているので、無茶な付け方をするのも望ましくありません。素直に払おうか、という感じです。

*1:均等割はありますが