11月終わり、恒例の成績とポートフォリオ公開です。米国株は過去最高値を更新し、日経平均も年初来高値を更新した一ヶ月でした。
全体は+1.65% 株高続く
日本株、米国株の好調を受けて、資産全体は+1.65%でした。1点、実は先月の集計値を誤っておりまして、先月「+2.5%」と記載しましたが、実際は+0.4%でした。ある項目を二重集計してしまっていたのが原因です。
後述しますが、インデックスが+2.15、グロースが+4.1%、リアルアセットがほぼ変わらず。にも関わらず、全体が+1.65%に留まったのは、オルタナティブセグメントが不調だったせいです。具体的には仮想通貨の下落と、VIXロングの失敗が足をひっぱりました。
セグメントごとの状況では、インデックスとグロースという株式セグメントの比率がわずかに上昇。オルタナティブと現金については入り交じることがあるので、比率でいうと合わせて考える感じです。
総資産の推移では、じわりじわりと増加しています。資産の約半分を締めていたグロース株の比率を大きく減らすことで、大幅な増減は起きておらず、安定した推移だといえます。
通過別では、円安が進みました。円が108.62から109.65まで0.95%下落。ドルの比率が51%ですので、総資産増加のうち0.47%は為替要因です。仮想通貨の比率は小さいものの、大きな値下がりにより2.3%まで比率が下がりました。
11月の売買
11月に行った売買はVIXロングと優待クロスくらいです。
かなり下がったと思ってロングポジションを取ったVIXですが、なんとそのまま下がり続け、結局ロスカットとなりました。今回の教訓は、VIXロングはやはり短期売買だということ。ポジションを取ってすぐに狙った方向に動かないようなら、即撤退が基本ですね。
今回は「ここまで下がるならまもなく上がるだろう」という素人によくある考えに囚われて、傷を広げてしまいました。この一ヶ月の株価上昇によってカバーできましたが、やっぱりトレードはぼくには向いていないと実感する取引でした。
優待クロスのほうは順調です。しかし、管理がかなり面倒なので、手間と数百円のコストを天秤に掛ける必要はありそうです。優待が送られてきたからのメルカリやヤフオクでのやり取りもけっこう大変ですしね。
継続積立は、「野村つみたて外国株投信(毎月購入)」を続けています。ネオモバイル証券では、自動的に200円分(税込み216円)の積立投資状態になっています。現在端株を21銘柄を保有中。
インデックス +2.17%
インデックスは引き続き好調です。IEFなど債券系は少々落ち込みましたが、株価好調に伴いARCCなどは大きく上昇です。そしてそれ以上に株式系が伸びました。PFFは少々落ちていますが、通年で見るとそこそこ上がりました。
IVV(S&P500)の好調ぶり、VTなど世界株の好調ぶりが目立ちます。EFA(先進国)も好調継続です。
配当は、IEF、MBB、PFF、BNDのおなじみの銘柄から。総資産の0.02%の収入でした。配当重視の方向も視野に入るので、そろそろ配当視点での成績もまとめてみたいと思います。
グロース +4.1%
グロース銘柄は、Amazon、Facebook、Googleです。Facebookの持ち直しがすごいですね。久しぶりに200ドルを超えてきました。
それぞれの月次リターンは1%〜4%ですが、ここに為替の効果が乗ってきて、合計では4.1%増という結果になっています。
オルタナティブセグメント
オルタナティブセグメントは、全体に占める割合は増加しましたが、これは優待クロスのために日本株のポジションが増加したからです。このセグメントの成否は、どのくらいの月次リターンが得られたかなので、そろそろちゃんと計算したいと思います。
仮想通貨は下落。76%を占めるビットコインの状況次第で変わる感じです。あまりいいニュースのない暗号資産ですが、ここはぐっとこらえて保有継続という感じです。
リアルアセットセグメント
リアルアセットは金価格が下落。1.2%ほどの減少となりました。株高環境だと、しっかり金価格は下落しますね。
太陽光はまだ稼働なし。予定している物件の組み換えも少しあったので、そろそろ評価額も計算しなおしたいところです。
アセットアロケーション
最後にアセットアロケーションです。大きな変化はありません。現金は国内株式とセットで考えると、先月の28.1%から変わりません。
それでは今後の方針です。投資の方向性は変わりません。グロース系の株式比率は抑えめとし、債券および高配当株式の比率を増やしていきます。インカム収入の状況を把握するため、配当金の状況を加えていきたいと思っています。
またオルタナティブセグメントの成績がわかりにくくなっているので、こちらをトレースできるよう、月次リターンを足してみようと考えています。また、太陽光事業の状況を、そろそろ取りまとめて集計し直したほうがよさそうです。
来月12月は、2019年の成績も振り返りたいと思います。
注意書き
下記の目論見書に従って運用をしていきます。金を購入したので、リアルアセットセグメントの目論見書はアップデートしてもいいと思います。
また、計算上の注意があります。
- このポートフォリオには、生活防衛資金、401k、各種貯蓄性保険、年金、家族の資産/NISA口座は入れていません
- 株主優待は資産計算していません。取得コスト分だけ資産にマイナスの影響が出ています
- 含み益も資産として計算されているので、ここから税払いが発生する場合があります
- 法人と個人の資産を合算しています
【10月のポートフォリオ】