楽天証券には「いちにち信用」という取引があります。これはデイトレード用の手数料体系で、売買手数料は0円、金利と貸株料も売り1.1%、買い1.9%に抑えられています。100万円以上の取引に関しては金利、貸株料もゼロです。一方で、信用ポジションを翌日に持ち越すことができません。
以前から、優待クロスにおいてはいちにち信用を使って買いポジションを建てて、それを現引きすることで1.9%の金利1日分だけで現物を取得できることが知られていました。
翌日持ち越しで強制決済 手数料は3250円+税
ところが、当日にポジションを決済しないと、翌日に自動決済されてしまいます。そしてなんとそのときの手数料は「オペレータ経由の決済」扱いとなり、超高額の手数料を取られてしまうのです。
その額、なんと3250円+消費税!
「一般信用」売りのつもりで「いちにち信用」売り
今回、優待クロスのために一般信用売り在庫がある銘柄について、「一般信用」のつもりで「いちにち信用」売りを行ってしまいました。買いのほうは当然すぐに現引きしたのですが、まさか売りのほうが誤っているとは気づかず、そのまま強制決済されてしまったのです。
楽天証券も一応、注意を促すメールを送ってきています。これに気づかなかった自分が悪いといえばそれまでなのですが。。。
ちなみに、いちにち信用以外の強制決済については、手数料を従来のオペレータ扱いから通常手数料コースのものに19年7月から変更しています。