野村證券がLINEと組んでスタートさせたLINE証券。19年の年末には「タイムセール」という名前で対象銘柄が最大7%オフで10株まで買えるキャンペーンをやっていましたが、こちらは12月26日に終了。ところが、2020年に入って今度は「初株チャンス」という新規口座開設向けのキャンペーンを始めています。
対象銘柄は11種類
対象銘柄は次の11種類です(期間中変更の予定もあるそうです)。日本を代表するような大手という感じでしょうか。ここから選んで3株(クイズに全問正解できないと減りますが、難しいクイズではありません)もらえるわけですが、どれを選ぶのがいいでしょう?
- 双日 351円
- 王子ホールディングス 589円
- 住友化学 485円
- Zホールディングス 451円
- JXTGホールディングス 496円
- 日産自動車 634円
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ 582円
- りそなホールディングス 463円
- みずほフィナンシャルグループ 165円
- 東京電力ホールディングス 432円
- ヤマダ電機 565円
さて、これは考えるまでもありませんね。どれでも3株なのですから1株あたり株価が高いほうがお得です。そこで日産自動車株をもらいました。みずほFGをもらうのに比べると、4倍近くも違います。
銘柄を選ぶと、翌営業日の寄付値で約定となります。下記がプレゼントをもらった直後の資産状況です。
ちなみに、プレゼントは正常に申し込みが終わったのか何のレスポンスもないので不安になります。同様の声がたくさんあったようで、FAQにも載っていました。
売買手数料は?
LINE証券は昨今のスマホ証券の例にもれず1株から売買できるのがウリのひとつです。同様のSBIネオモバイル証券は、月額固定料金を払うことで、同額のTポイントを提供し、売買手数料は一定額まで無料でした。
LINE証券では、手数料は無料ですが東証の気配値や終値(基準値)にスプレッドを上乗せするFX方式になります。スプレッドは日中9:00〜14:50までが0.05%、夜間の17:00〜21:00は0.5%です。買いは切り上げ、売りは切り捨てとなります。
ぼくの場合の1854円を売却すると、日中の場合は0.927円(切り上げで1円)、夜間は9.27円(切り上げで10円)のスプレッドが乗ることになります。
株式の入出庫は?
面倒なスプレッド方式ではなく出庫して例えばネオモバイル証券にまとめてしまうのはどうでしょう?
実は入庫は受け入れていません。出庫はオンラインで受け付けているようですが、1銘柄あたり1100円の手数料と、全く現実的ではありません。
プレゼントでもらった株の税金はどうなる?
さてちょっと気になるのが、このもらった株の税金です。詳細はちょっとヘルプセンターなどに確認してみますが、実際は株がプレゼントされるわけではなく、株の購入代金がプレゼントされる立て付けになっています。
そのため、株の譲渡を受けたのではなく、購入代金の現金プレゼントという形になるのでしょう。となると、証券売買の税制に則った処理ではなく、雑所得として各自が税処理をするという感じの作りなのではないでしょうか。
このキャンペーン、1月末までやっていますが、口座開設には数日かかるので、早めの開設が重要でしょう。ノーリスクで1800円程度をゲットできます。