3月の優待クロスも佳境。ということで、よもや売建て数と買建て数が違っていないだろうな? と思い、各証券会社のポジションを確認していきました。すると、あれ? なんでクリレスが100株残っているの?
3月に入りクリレス急落
2月末からのコロナショックで、各銘柄は軒並み暴落ですが、中でも外食産業は大ダメージでした。2月半ば時点で1182円だったクリレスの株価は、権利落ち後の3月2日には894円へ。そして、13日末時点ではなんと574円へと35%もの下落です。
そして、ふと口座を見ていくと、「クリレス 100株」の現物が。あれ? なんで? コロワイドじゃないよね? クリレスだよね?
しかもなんと40%の下落です。これは手持ちの株の中でもマックスに近い値下がり状況。どういうこと?
こちら異口座のクロスで、信用売と現物買が別になっています。信用売は返済買を行い、現物は同時に売っているはずでした。もしかして売るのを忘れて放置していたのでは? 最初はそう思いました。
株式分割と成行き売りが同時に起こると……
よくよく見ると、権利落ちの日、2月27日に成行き売りの注文を出して約定しています。受渡しは3月2日(月)ですね。ところがよく見ると、2月26日約定3月2日受渡しで、100株入庫されているではないですか。
これはアレです。株式分割です。2月の権利確定日に持っている場合、3月1日付け、実質的には翌月曜日に100株が入庫されたわけです。そして、合計200株になっていたのに、成行きで売り注文を出したのは100株分だけ。そのため100株が残ってしまった。
これが、クリレスが100株残っていた真相のようです。なんてこった。
この100株をどうするか?
さて困ったのはこの100株です。選択肢はいくつかあります。
- 40%損失覚悟で、さっさと売却 (→損失確定)
- コロナショックで最も大きく影響を受けたので、値が戻ったら売る(→さらに下がるリスクあり)
- 優待ももらえることだし、長期特典もあるので保有する (→いわゆる塩漬け?)
いやぁ悩みます。当初の方針を貫くなら、操作ミスみたいなものですからさっさと売却してロスカットです。だってここで持ち続けるって、「クリレスの株価が下がったので、美味しいから買っておこう」というのと同じですから。
いま、クリレスを買いたいかというと、まぁさすがに下がりすぎなので、リバウンド狙いで買うという線はなくはありません。でも、個別株をリバウンド狙いで買うのは主義に反します。
どちらにせよ、長期戦はないですね。(3)の選択肢はなし。(1)にするか(2)にするか、今日の米国市場の動向を見た上で、週明けまでに判断しようと思います。今回は勉強になりました。