先日、ムーディーズ格付け低下に伴い、南アランドが急落しました。その結果、長らく安定して続いていたスワップにも変動が。残念ながら1日あたりのスワップが逆ザヤになってしまい、これにてポジションクローズです。
大きな為替変動でスワップも変化
ランド円のFXスワップアーブのポジションをとったのは19年の5月末です。当時、LION FXの買いでスワップ15円、セントラル短資の売りでスワップ▲8円、合計で7円のスワップが毎日得られる状況にありました。レバ6倍で9.3%が得られるという状況でした。
このスワップ差は約1年半ほど安定して続いたのですが、4月に入って一転。ついに逆ざやになってしまいました。
- 4/1 LION 18円(3日分)1日分なら6円
- 4/1 セントラル -8円(1日分)
- 4/2 LION 6円(1日分)
- 4/2 セントラル -33円(3日分)1日分なら-11円
両業者のスワップ付与日数がズレているのでなんですが、実質的にこの2日間はマイナスです。3月からのスワップの推移を見ると、3月末から少々不安定になってきていることがわかります。
3月頭からの30日間で、買いスワップの平均は17.8円、売りスワップは-13.7円、収入となる差額は4.7円でした。残念ながら、これが元に戻る見通しもありません。
3日分もついたばかり。急ぎクローズ
クローズの際は、プラススワップ3日分をもらい、マイナススワップ3日分を払う前にポジションを閉じるのが定番ですが、今回そのタイミングは4/1でした。すでに3日分の支払いスワップも終わっているので、安心してすぐにクローズです。
この間、長らく稼いでくれて、かつ急落もあったために、売りポジションがほぼ含み益になってしまい、これ以上資金移動ができないという状況でもありました。クローズにはいいタイミングですね。
買いポジションの獲得スワップは93万1700円、売りポジションの支払いスワップは▲69万5000。差し引き23万6700円の利益です。スプレッドコストが4万円ほどかかっているので、粗利は19万強といったところ。
絶対額としては決して大きなものではありませんが、資金移動さえしっかりしていれば安全な運用方法なので、まぁ定期預金のつもりです。初めての通貨だったのでレバレッジを抑えてかなり保守的な運用でしたが、年利換算で(税前)3.2%ほどのリターンです。1年半、ご苦労さまでした。