日興フロッギーがdポイントと連携し、dポイントで株が買えるようになりました。ポイントは2つ。1つは、単元株でも端株でもなく、100円以上の1円単位で売買できるということ。2つ目は、期間限定dポイントも利用できることです。これを利用して、dポイントの現金化をやってみました。
適当に銘柄を選んでdポイントから購入
フロッギーで売買するには、日興証券に口座を開いておく必要があります。ぼくの場合、優待クロスのメイン証券会社として使っていますので、そのままログインするだけです。
さて、どんな株を買ったらいいでしょう? 所詮、遅くとも翌日には売却する株です。大きく値下がりするものは避けたいですが、どうせなら上がる株のほうがいいですね。短期売買を前提とするなら、ファンダメンタルズよりもテクニカルです。何の指標だかすでに忘れてしまったのですが、モメンタムを狙って選んだのが、テンポイノベーション【3484】です。
銘柄を選んだら、買い注文を出します。注文を出す時間によって、約定価格が変わります。
- 早朝5時から朝8時まで 始値注文
- 朝8時から11時30分まで 後場始値注文
- 16時から深夜2時まで 翌日始値注文
それぞれの始値(寄付)で成行ということのようです。「保有dポイント」を見ると、期間限定ポイントも含んだ数字が出ています。ちゃんと期間限定を使えるようです。
無事に注文し、翌日約定しました。12:30を超えると、約定状況を確認できます。ラッキーなことに、5%ほど値上がりしました。
すぐに売り注文です。フロッギーでは、買付は手数料やスプレッドは無料ですが、売却は0.5%の手数料がかかります。2000円分の売却なら、10円ですね。
このように売却もうまくいきました。そこで、ほかにもいくつかの銘柄の買いを入れます。1つはわずかに値上がりしましたが、残り2つはマイナスですね。まぁ大した変動ではないので、よしとします。
反省と戦略
今回は、どうせなら少しでも値上がりすれば嬉しいと思い、業務内容も知らない株を適当に買ってみました。結果的に手数料をカバーできるくらいの値上がりとなりましたが、これでよかったのかは疑問です。
短期売買で利益を出したいわけではなく、dポイントの現金化が目的ですので、大きく値が動かない銘柄を狙うほうが趣旨にあっているようにも思います。そこで、楽天証券で、「過去60日間ボラティリティ」と「ベータ対TOPIX」の小さい銘柄を抜き出してみました。
昭和産業は食品メーカーですね。ボラティリティも小さく、TOPIXとの連動を示すベータも小さくなっています。はごろもフーズも同じく食品です。こうした銘柄は、現金化に使う銘柄としていいかもしれません。
今回、短期売買のための銘柄を探して思ったのですが、わずか1日の売買で5%も利幅が取れると病みつきになる気持ちも分かります。しかもこんな短期だと、企業業績などはほぼ関係なく、テクニカル指標ベースのチェックになるでしょう。そこで、チャートの形を見たり、前日のさまざまなランキングを見て、みんなが買うであろう銘柄を探し、そこに乗ることになります。
これは同じように「投資」と言っても、長期投資とは別のゲームですね。VIXなどとも違い、1日だけ保有するポジションですから、経済ニュースがどうという感じでもありません。世間でよくいう「投資やってます」という人の世界を垣間見た気がします。