朝方Twitterを見ていたら、本日立会外分売の抽選があることを知りました。【7033】マネジメントソリューションズです。以前から興味のあった立会外分売なので、抽選に参加してみることにしました。
立会外分売とは？
立会外分売とは、企業の大株主が所有する株を、取り引き時間外に売り出す取り引きです。売り出す理由はさまざまですが、単に手放したい場合もあれば、株主数を増やすために会社側が株主に依頼する場合もあります。
なぜ取り引き時間外に売り出すかというと、市場で大量に売却すると需給の関係で株価が下落してしまうから。一見なるほどとも思いますが、売りたい人と買いたい人のニーズが一致したところが適正価格という建前からいうと、なんだろう？ とも思います。まぁ短期的な変動を避けるということなのでしょう。
ちなみに同様の仕組みとして、ダークプールというのもあって、これは完全に市場外で、証券会社が売買相手をマッチングする仕組みです。こちらも市場を介さないことで、株価変動を抑制します。
さて、市場外で売却するということで、わざわざこれに応募して買う人のために、前の日の終値よりも少々ディスカウントされた価格で売り出されます。通常、2〜5％ほどと言われています。つまり、立会外分売で買って、すぐに売れば、このディスカウント分は利益を出せる可能性が高いというわけです。
立会外分売に対応する証券会社
立会外分売は買いたい人が多い場合、抽選になります。そのため、多くの場合、複数の証券会社で申込みをして、どこかで当たらないかな？ と祈ることになります。
取り扱いがある証券会社は、だいたい次のような感じのようです。売却時にかかる手数料は重要ですが、50万円以下ならば無料のところが増えています。
- 楽天証券 売却時「いちにち定額」コースなら手数料無料
- ライブスター証券 売却時手数料安い
- 松井証券 売却時手数料無料
- マネックス証券 手数料やや高い
- SBI証券 「アクティブプラン」なら手数料無料
- 丸三証券 手数料やや安い
- 野村證券 手数料高い（申込み締切2:00）
大和証券やみずほ証券でも扱っているようですが、手数料があまりに高いのでちょっとむずかしいですね。日興証券は扱いがないようです。
今回は口座のある下記証券会社で抽選申込みをしてみました。それぞれ約定に必要な資金が必要だったので、入金もしています。
- 楽天 5名義
- 松井 2名義
- マネックス
- SBI
楽天証券では、マネーブリッジを設定していると資金が楽天銀行にいってしまうので、手動で楽天証券に移して上げる必要があります。株式買付のように自動ならいいのに。
SBI証券を久しぶりに使いました。ほぼIPO、たまに優待クロスに使いますが、IPOは一度もあたったことがありません。
マネックスも早朝の申込みが可能です。
松井証券は8:30まで申込み可能でした。
抽選結果は？
申し込んで抽選に当たると市場が開く直前に約定するようです。8:50くらいのところが多いようですね。
ディスカウント幅を取るためには、通常の価格変動ができるだけないタイミングのほうがいいわけで、セオリーとしては、始値で売却するようです。ただし、成行ではなく指値のほうがいいという説もあります。
当選が決まったら、すぐに売却注文を出さなくてはいけないので、立会外分売はけっこう忙しいですね。しかも朝9時前後という、けっこうバタバタする時間帯です。
さて、9口ほど申し込んだマネソルはどうだったかというと、すべて落選。残念ながら初立会外分売トレードとはなりませんでした。IPOと同じで、この抽選というのは徒労感がありますね。
ただし当たった場合、分売価格が1225円で、始値は1232円。7円の差があり、100株なら700円の利益です。利益は0.57%と、操作に対して、果たして魅力的な利幅なのかは微妙でした。酸っぱい葡萄だということです。
