11月16日に控えたドコモのTOB開始に備えて、三菱UFJモルガン・スタンレー証券に、TOB申し込み専用口座の申し込みをしました。手順と、最近のドコモの株価について。
急に上がり始めたドコモ 3880円まで上昇
ドコモの株価は、TOBをNTTが発表した9月29日に時間外から急騰。一時3892円まで上昇した株価は、その後なぜかずるずると下がってきました。
その後、10月6日にはついに3875円での取引となり、TOB価格の3900円から実に25円(0.64%)の乖離となっていました。そして、13日まで3876円で推移していましたが、14日からジワリと上昇。15日には一時3881円まで上昇しました。乖離は19円(0.48%)まで縮小した形です。
3876円でドコモ貯金
ぼくはというと、7日から3875円で指値を入れるも、まったく約定せず、あきらめて3876円で余っている現金すべてを使ってドコモ株を取得しました。BITMAXの1BTC入庫キャンペーン2名義と重なったこともあり、一時は、手持ち現金が底をついて、散らばっていた他の銀行口座からお金をかき集める事態に。
とはいえ振り返ると、3876円でまとまった株数を買えてよかったという感じです。取引には楽天証券を使い、いちにち信用で寄付き成行きと、同じく3876円の指値を使いました。その後、現引きをしてゼロコストでドコモ株を手に入れました。
三菱モルスタへの口座開設
前回書いたように、TOB応募は三菱モルスタ証券からしか行なえません。三菱モルスタ証券に通常の口座を開くか、TOB後に自動消滅する専用口座を作る選択肢があります。今回は電話して専用口座を選択しました。
13日に書類が到着しました。入っていた書類は下記の通りです。
このうち、「口座振替依頼書」は信託銀行に株を預けている場合に使うもので、僕のように特定口座(保管はほふり)の場合は不要です。
そのため、「公開買付応募申込書 兼 公開買付専用口座申込書」1枚を記入し、マイナンバーカードの表裏のコピーを取って、書類を返送しました。口座申込書は通常の証券会社の口座を開ける場合とだいたい同じです。
1つ、ここにTOBに応募するドコモの株式数を記入する欄があるのが違います。今回はちょうど前後してドコモ株を取得完了していたので、その株数を記入しました。
2つの選択肢
さて、あとは三菱モルスタに口座が開くのを待ち、その口座番号に向けて、楽天証券から移管の手続きをWebでやるだけです。11月16日になればTOBに自動的に申し込まれ、17日に可否が決定。TOB成立なら24日には指定した銀行口座に代金が振り込まれる流れです。
ただし、これは一ヶ月後の話。この一ヶ月間、一応持っているドコモ株は貸株に出しているので、1万円あたり約1円、100万円あたり83円、1000万円あたり833円の貸株料は得られる計算です。
しかし、ドコモの株価はTOB価格に向けてどんどん上昇を始めました。今回取れる値幅は1株あたり24円。仮に1〜2週間で3890円(差は10円)くらいまで上がってくれれば、そこで売っても14円を得ることができます。利益も減りますが、資金を拘束される期間も減るので、タイミングによってはこれもありですね。
まぁ今回はTOBというものを経験してみたいと思っているので、3895円を超えなければ、そのまま持ち続けてTOBに応募してみたいと思っています。