FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。投資歴20年以上。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

Amazonの自己啓発本50%オフから投資本をピックアップしてみる

 AmazonがKindle本の【最大50%OFF】自己啓発本フェアを開催中です。10月29日までの期間限定。ここから、投資関係の本をピックアップしてみました。

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橘玲氏の3冊 ほぼ半額

そうか、これも自己啓発本なのか!と思ったわけですが、橘玲の投資の考え方本が3冊ラインナップされています。

 

1つ目は「貧乏はお金持ち」。原著は2009年に単行本で出たもので、最初に読んだときは衝撃を受けました。終身雇用と年功序列による安定というサラリーマンの魅力は失われ始め、税金と副業を考えるとマイクロ法人を作るべきだと説いた本です。法人を作るというと、オフィスを借りて従業員を雇って……というイメージがつきまといますが、サラリーマンではなくフリーランス、そのとき個人事業主ではなく法人格をもとうという提案です。1人法人ですね。

 

ぼくも現在、サラリーマンをしながら、一人法人の代表もしています。なるほど確かに税金に対する自由度があがり、別の仕事を副業としてではなく、法人格のほうで受けることもできます。橘玲氏はコンセプチュアルな話が多くて、実践してみると、そんな簡単にはいかないよ!ということも多いのですが、発想の大転換を促してくれるという意味で、大好きな作家です。

2つ目は「世界にひとつしかない「黄金の人生設計」」です。これは橘玲氏の実質的なデビュー作で、1999年に海外投資を楽しむ会として出した「ゴミ投資家のための人生設計入門」を改題したものです。文庫で2003年に出て、13年にKindleになったもようですね。

 

内容は、不動産の捉え方(賃貸は魅力的だよ)から、生命保険の仕組み(いちばんいいのは入らないこと。入るなら最低限の保険に入ること)、年金と医療保険と続きます。そして最終章は「経済的独立」。この頃から、「真の自由は経済的独立なしには得られない」として、年間600万円を得るにはいったいいくらの資産が必要か?という表を掲載しています。

 

いま振り返るとさすがに古さも感じますが、20世紀にこれを書いたと考えると、先見の明を感じますね。今でこそ、そりゃ常識でしょうと思うかもしれませんが、20年前にこれを述べたのはすごいことです。 

 その他、下記の1冊もラインナップされています。

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 (幻冬舎文庫)

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 (幻冬舎文庫)

  • 作者:橘玲
  • 発売日: 2015/04/10
  • メディア: Kindle版
 

 アカデミックに投資を考える2冊

なんでこれが自己啓発本として扱われているのか不明ですが、投資に役立つアカデミックな本も2冊ピックアップ。

 

1つは先日も書評した「確率思考」です。人はなにかと白黒つけたがるものですが、実は世の中のほとんどは確率で動いていて、考えるときも確率で考えないと損するよ、という話を、プロポーカープレイヤーの経歴を持つ筆者が丁寧に解説しています。正直、これは今お買い得ですね。

確率思考 不確かな未来から利益を生みだす

確率思考 不確かな未来から利益を生みだす

 

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 もう一冊は「実践 行動経済学」。リチャード・セイラーといえば、ダニエル・カーネマンと並び、行動経済学を牽引してきた一人です。2017年にノーベル賞も取りましたね。本書の原題は、「Nudge: Improving Decisions About Health, Wealth, and Happiness」(ナッジ:健康、富、幸福に関する意思決定の改善)です。このところ、ナッジという言葉をよく聞くようになりましたが、まさに行動経済学を象徴するワードの1つです。 

実践 行動経済学
 

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 未読だけど投資本

次の2冊は、未読ですが投資本です。井村氏は、お笑い芸人投資家としてYoutubeでも有名ですね。実は1年ほど前に一度お会いしたことがあるのですが、たいへん気さくな方で、「投資のYouTubeはほんとにブルーオーシャン。おすすめですよ」と言っていたのを覚えています。 

 FPの竹川氏も著名な人ですね。読んでいませんが、コツコツ投資家の実体験をまとめた本だそうです。インデックスファンド中心で、外国株式比率の高い人へのインタビュー集になります。

 オススメのビジネス書

自己啓発本というと、毒にも薬にもならないものも多い中、しっかりと書き込まれた中身の濃い2冊を最後にご紹介します。

 

トレードオフは、すべての出来事は「何を捨てて、何を取るか」のトレードオフで説明できるというものです。特にビジネスにおいて、ヒット商品は「上質か手軽かのどちらかで他を圧倒している」という視点で、さまざまなケーススタディをまとめています。企業の中には、「高品質に安く作りました」と真顔で言う人が未だにいるわけですが、本当に企画にかかわったのかな?購買や製造のこと分かっているのかな?と思ったりするわけです。

 

マイケル・ポーターが「戦略とは何をやらないかを決めることである」と言ったとおり、トレードオフを認識している人しか真にエッジの立ったサービスやプロダクトは作れないことを実感させてくれます。

トレードオフ

トレードオフ

 

 ヤフーに勤める安宅氏のこの本は、いやぁ頭のいい人って本当にいるんだなぁと感じさせる一冊です。3Cとかファイブフォースとかのフレームワークはいろいろありますが、いやその前に、フレームワークって何のためにあるんだっけ?ということに正面から答えます。数字やヒアリングの結果をもとにフレームワークに当てはめて、要するにこういうことです!なんてコンサルちっくにまとめた発表を聞いたことってありませんか? 正直いって、それは無駄とまではいいませんが、知的生産ではありません。ではいったい知的生産とは?仕事のアウトプットとは何なのか。それを噛み砕いて順を追って解説してくれます。 

 50%オフの本の中から、ぼくが読んだことのあるオススメ本の紹介でした。

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