新生銀行のATM有料化に端を発した後継銀行選び。前回までで、ATM無料引き出しや振込手数料、アプリの先進性などから住信SBIネット銀行を生活費決済口座にすることに決めました。しかし、無料回数を増加させるには同社の「スマプロランク」をアップさせる必要があります。
今回は、できるだけ手間なくコストをかけずに、スマプロランクをアップさせる方法について考えてみます。
- スマプロランク
- その1:給与口座に設定
- その2:SBIハイブリッド預金を設定
- その3:南アランドで外貨預金を行う
- その4:純金積立を1回だけ
- ランク3から4にアップにはクレカを契約
- ランクが更新されるのは2カ月後
スマプロランク
住信SBIのランクは、スマプロランクと呼ばれ、ランク1から4のそれぞれで、ATM無料引き出し回数と振込手数料無料回数が変化します。口座開設から6カ月はランク1に落ちることはありませんが、少なくともランク3以上は維持したいですね。
まず最上位のランク4は、「外貨預金と仕組預金の月末残高合計が500万円以上」または「外貨預金と仕組預金の月末残高合計が300万円以上かつ、住宅ローンを利用」とかなり高いハードルとなっています。そのため、現実的には、別の方法を使ってランク4は達成します。
ランク3の達成条件は次の通りです。この中で最も達成しやすいのは「Ⅳ」の条件の中から3つ以上該当ですね。
その1:給与口座に設定
まず生活費決済口座なので、給与口座に設定します。これは最も簡単なことの1つです。
その2:SBIハイブリッド預金を設定
SBI証券の口座を開いて、銀行と連携できるようにしたのがSBIハイブリッド預金です。楽天証券、楽天銀行のマネーブリッジと似た機能ですが、普通預金口座から自動入金されるのではなく、SBIハイブリッド預金口座が別れているところが違います。
つまり、証券口座に入金する代わりに、普通預金口座からSBIハイブリッド預金口座に振替しなくてはなりません。生活費決済口座として考えた場合、普通預金口座からカードなどの引き落としは行われるので、金利が少し高いからといってSBIハイブリッド預金に置きっぱなしにするのはちょっとリスクです。正直、これは楽天銀行の仕組みのほうが使いやすそうなイメージです。
とはいえ、1円でもハイブリッド預金に置いておけば条件はクリアのようなので、これもやっておきます。
その3:南アランドで外貨預金を行う
外貨預金のハードルは高そうに見えますが、南アランドなら1ランドは6.98円。7円か8円あれば購入することができます。購入したら、あとは放って置くだけ。これで条件をクリアです。
その4:純金積立を1回だけ
条件3つでランク3達成なのですが、給与振込口座に使いたくない場合は、純金積立をするのがコスト安く済みます。規約同意のあと、積立額を1000円単位で設定します。ランクの判定は「月末時点で純金積立契約があるかどうか」なので、引き落とし日はあとのほうがいいですね。
また、1回積立を行ったら、その後、積立を停止するのを忘れないようにしないといけません。そうすれば1000円分の金で条件達成になりますし、この1000円分がある限り、「積立契約は継続」という扱いになるそうです。といっても、ぼくはまだそこまで行っておらず、調べた限りではありますが。
ランク3から4にアップにはクレカを契約
さて、ランク4の達成は難易度が高いものでしたが、これを簡単に達成する方法があります。ゴールド以上のクレジットカードかデビットカードの契約です。
この契約で2ランクアップなので、実はよりハードルの低いランク2だけ達成して、カードを申し込めば、それだけで最高ランクに到達することになります。
ぼくの場合、「ミライノ カード GOLD」を申し込みました。2月からはスマホ保険も自動付帯するので、ちょうど良かった感じです。なお、こちらのカードは年会費がかかりますが、それをゼロにする方法もあるので、別記事で解説します。
ランクが更新されるのは2カ月後
このように比較的容易に住信SBIのスマプロランクは最高位まで上げられることが分かりました。ただし注意点が1つ。ランクは、「前々月の利用状況に応じて毎月1日に決定」するということです。
つまり、12月末時点で書いたような取り組みが完了していても、これが反映されてランクが4になるのは翌年の2月1日からということですね。新生銀行のATM有料化は2月15日からなので、なんとか間に合ったという感じでしょうか。www.kuzyofire.com