FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2020年の家計は前年に比べてどうなったか

2020年の家計簿を集計して、1年前、2019年のものと比較してみたいと思います。2020年はコロナで始まりコロナで終わった年でした。ぼくは2月くらいから在宅勤務に入り、そのままずっと、現在に至るまで在宅が基本。これは大きく家計に影響を及ぼしました。

2020年、増えた費目、減った費目

以前、1〜3月と4〜6月の生活費の変化を、コロナ前後として比較しましたが、今回は年間比較なので、それよりも精緻な分析になっているのではないでしょうか。まずは費目ごとに、2019年と比べて増えたものと減ったもの。赤棒は絶対額の変化で、青丸は増減率です。

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まず絶対額、率ともに大きく減ったのが「趣味」です。まぁそれはそうですね。コロナ禍で旅行回数は激減しましたし、アウトドア系の外出も激しく減りました。

 

次に減ったのは意外なことに教育。これは3月の緊急事態宣言で、子どもの塾が閉鎖になり月謝が減ったことが原因でしょう。そして食費がなぜか減っています。最初は意外だと思いましたが、これまで外食だった昼食がなくなって、自宅で作って食べるようになったせいだと思われます。自炊最高!ですね。

 

もともとそれほどなかった交際費と交通費は、絶対額では微減。比率では3〜5割減といったところ。そして医療費も減っていますが、これはタイミングによるものでコロナとはあまり関係なさそうです。強いていえば、2020年はマッサージに全然いかなかったかも。

 

通信費は微増でした。コロナで在宅勤務になると電話代もかさむものですが、これを救ったのは通話料無料、データ通信し放題の楽天モバイルです。2020年はこれに救われました。

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水道光熱費は8%増。ぼくの住んでいるマンションは気密性が高く、床暖房もあって、夏も冬もほとんどエアコンを使いません。そのせいもあって、よく出てくる一般的な家庭の電気代に比べると、びっくりするほど使わないんです。ずっと自宅にいても大して光熱費が上がらないのは、このあたりに理由がありそうですね。

 

衣服美容が増加しているのはちょっと不明です。2019年は、18年に比べて半減しているので、その反動でしょうか。そもそも大して使っていません。日用品は、71%増と跳ね上がりましたが、これも18年に比べると少ないくらい。

 

保険が増加したのは、2020年に入った「じぶんの積立」のせいですね。80%くらい比率が増加しました。自働車は絶対額でも比率でも跳ね上がっていますが、これは車検があったせいで、同じく車検のあった18年と比べると微減です。

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特別の費目は、主に家電が入っています。絶対額でも大きく、比率は175%増です。思えば、PCやスマホをけっこう新調した年でした。iPhoneメジャーアップデートの年で、iPhone 12 miniを買ったというのもありますし、◯◯Payの20%還元を機に、複数のPCやiPadを買い替えたというのもあります。

支出シェア

支出全体を見てみましょう。これは2019年から4%減となりました。2018から比べると16%減っています。セミリタイアして、徐々に支出も減少してきたという感じでしょうか。家賃だけが、毎年数千円ずつ上がっていて、高騰を感じさせます。契約上、家賃自体に変化はないのですが、管理費が微増しているのです。これは引っ越しをしたら、家賃も相当上がっていそうです。

 

費目別シェアを見てみましょう。住宅が支出の33.5%を占めています。一般的に言われるのに比べると、ちょっと高いですね。教育費14%は高いというかなんというか。子どものいる世帯の大変さをものがたります。

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ちなみに、2019年の内訳は次の通り。趣味の比率が高かったのですが、それが大きく減少しました。その代わりに「特別」費目で家電を買った、というのが2020年という感じでしょうか。

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生活コスト収支

セミリタイアして給与が大きく減少しましたが、生活費も下がってきており、実は2020年は資産の取り崩しなしで暮らせてしまったようです。生活費が下がったといっても、知的パズル的に節約をしているだけで、別に欲しい物を我慢するようなことはしていないので、いい塩梅という感じでしょうか。

 

このように、自然と生活費が下がることで、総資産が年間生活費の何倍に当たるかを示すFI倍率も、2020年は25倍に達しました

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最近は、もうちょっと遠慮せずに使わないと、金を使い切らずに死んでしまうのではないか? と焦って、いろいろと金のかかることにトライしようと考えています。いやはや、家計管理も面倒なものです。

 

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