FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

日経平均急騰、そして再び発注ミスで惨劇が。

2月8日の日本市場は、再び稲妻が輝いた日でした。日経平均は前日5日終値の2万8779円から、2万8831円の高値でスタート。直後から急速に上昇し、15時のタイミングでは2万9000円超え、結局終値は2万9388円50銭(2.11%増)と30年ぶりの高値で終えました。

f:id:kuzyo:20210208202701j:plain

これだけなら、めでたしめでたしなのですが、僕の場合、なんと誤発注が重なりました。かつてない重大ミスです。今回はその顛末を。

金曜日、ポチポチと日興の指値売り注文を

思い起こせば金曜日。2月と3月の優待クロスに向けて、めぼしい銘柄の指値売り注文を入れていました。17時の段階で半分くらい指値注文が通り、残りはどうかな〜と思いつつ、17:30くらいにある程度注文完了です。「2月銘柄もまた一週間繰り越せた」なんて思っていました。

 

今回の注文は、いつもと違うPCでやっていたこともあり、指値額を上限マックスで入れるはずが、「あとで指値を修正すればいいや」という思いで、終値同値か、数クリック上で注文を入れていました。これが今回のような惨劇につながるとは。。

 

本来ならば、金曜の夜、または土曜、日曜の間に指値を上限値に修正する作業があります。ところが、この週末はこれをすっかり忘れてしまいました。

月曜日の朝

月曜日の朝、8時過ぎからPCに向かっていました。メールチェックなどを行い、さて今日はどうするかな? なんてのんきに考えていたら、スマホに約定通知が。「あれ? 何か急激に値上がって約定しちゃったかな? ならば反対売買しないと……」なんて、思い日興証券を開きます。

 

すると、次々と約定通知が。1つや2つではありません。「これは……あっ!」。必死でサイトを開き、注文約定をチェック。なんと、次々と銘柄が約定していくではありませんか。「そうだ!指値の修正を忘れていた!」。必死で、未約定の注文を修正します。ところが、打っても打っても最後でエラー。エラーで注文修正は通らないのに、次々と約定していきます。

 

久々のパニック。どうやら場が開いた直後で、しかも日経平均が急騰しているため、大量の注文が来ているためか、ぼくの注文が全く通りません。上がる日経、通らない注文、次々と入ってくる約定通知。これは恐怖でしかありません。

10時前

10時前の段階で、なんとか注文の一部の指値を変更完了。さらに、約定してしまった注文の反対売買注文を入れます。まだ上がりきっていない銘柄は多少の損失覚悟で指値。ほかの銘柄も、約定金額の1円下で買い戻しの注文です。すべての注文を入れ終わったところで一息。やっちゃった……とツイートです。

まだ上がるのか? まさかまだ上がるのか?

最終的に日経平均は2.1%の上昇となりましたが、この10時の段階では、1.3%程度。このあたりで反発するんじゃないか? という期待をよそに、どんどんと上がり続けます。建玉の含み損も、みるみるうちに拡大です。

 

そんな中でも、ありがたかったのは、ウエルシア、ニトリ、イオンディライトですね。この3銘柄は日経平均の上げに逆らって場中しっかり下落してくれて、安めに買い戻すことができました。

f:id:kuzyo:20210208204003j:plain

f:id:kuzyo:20210208204007j:plain

f:id:kuzyo:20210208204010j:plain

もちろん、こんなうまい具合に買い戻せた銘柄はわずかで、ほかは激しい含み損です。

27銘柄、4583万円のポジション

結局、約定してしまった銘柄の数は合計で29銘柄。合計金額は4583万円あまりとなりました。このうち、10銘柄は建てた価格と同額かそれを下回る価格で反対売買できましたが、残る17銘柄は含み損状態です。うち、2銘柄は一部だけ、反対売買が約定しました。

 

下記がその恥ずかしいリストです。差がプラスの銘柄は、場中で反対売買が約定したものになります。

f:id:kuzyo:20210208210400j:plain

確定額と含み損銘柄を併せて、4583万円分建てたショートポジションは、4614万円で終えました。差額は31万200円。あれ? 思ったほどの損失でもないですね。ちなみに、信用貸株料は、3432円かかっています。1.4%の2日分ですね。

今回の反省と、これからの対策

さてさて、今回こんな事態になったのは一重に「あとで指値修正しよう」と思ったのに、週末の間、完全にそれを失念していたことです。まったく。

 

でこの善後策をどうするか。素直に考えれば、ミスはミスと噛み締めて、損失を受け入れて反対売買でクローズ。なにしろ、残っている建玉だけで2486万円分あり、貸株料だけで1日1330円あまりもコストがかかります。長く持ち続ける選択肢はありません。

 

ただし、なぜ1日で、しかも朝方の1時間程度で日経平均が2%も上昇したのかは謎。明日あたり急落してくれないかな? という楽観的な思いもちょっとあります。まぁ損失は損失。明日9日にも株価が上昇するようなら、諦めて全部クローズですね。多少下落もあるようなら、様子を見てクローズしたいと思います。

 

今回とみに思ったのは、指値注文を変更しようとしても、サーバが重くてエラーが頻発し、全然注文が通らないということ。日興証券、なかなかたいへんです。そして、気配値と指値額が一致しているのに、約定しないまま株価が再び上昇してしまうことも度々。場中の個別株はなかなか難しいものです。

 

意図せずデイトレードになってしまいましたが、こんなことをしていては身体も心も持ちません。ToDoリストにしっかりと入れて、忘れないこと。これが最重要ですね。

 

www.kuzyofire.com

www.kuzyofire.com

www.kuzyofire.com

www.kuzyofire.com

www.kuzyofire.com

www.kuzyofire.com

www.kuzyofire.com