FIer: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIerを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

太陽光グランドカバー植物を選ぶ クローバー?ダイカンドラ?

 太陽光発電所は不動産などと違い、ほとんどメンテナンスがいらないのが特徴です。故障などのトラブル以外では、放っておくだけで20年間安定して売り上げてくれます。ただし、一つだけ必要なメンテナンスがあります。雑草対策です。

 

屋根に設置するソーラーパネルと違い、地面に設置する野立発電所では、生えてきた草がパネルを覆うと発電量に悪影響。さらにホットスポットなどになると、パネルの損傷にもつながります。対策としては、次のようなものがありますが、さて。

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発電所の雑草対策

発電所の雑草対策には次のようなものが言われています。

  • 草刈り   100円/m2
  • 除草剤   100円/m2
  • 防草シート 800円/m2
  • 砕石    400円/m2
  • コンクリート 1万円/m2
  • グランドカバー 500円〜/m2

スポットの料金はこんな感じのようですが、実は頻度が異なります。草刈りは年3〜4回程度は必要。除草剤も定期的に撒く必要がありますね。防草シートは3〜10年程度持つようですが、初期費用が高くなります。砕石は効果が低いわりに、失敗(草が生えてきた)場合に、その後の対策が取りにくくなります。コンクリートは万全な対策ですが、コストの高さが大きなネックです。

 

対策頻度を含めてトータルコストをざっくり計算してみると次のようになります。低圧で土地はよくある1500m2想定です。10年間の合計コストを考えてみます。

  • 草刈り 年10万 x 10年 → 100万円
  • 除草剤 6万 × 3回 x 10年 → 180万円
  • 防草シート 120万円(1回)
  • 砕石   60万円(1回)
  • コンクリート 1500万円(!)
  • グランドカバー 75万円〜?

いやはや、いろいろとコストがかかりますね。

現在の雑草対策

ぼくの発電所の現在の雑草対策は次のようになっています。

こちらの自主管理物件は、草刈り機を使った手動刈り込みをしていましたが、今後もことも考えて、グランドカバー植物を導入する目論見です。

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ちなみに、草刈り機は1台4万円くらいしますが、一つ買っておけば複数の発電所で使えます。また、現地に行って作業するので時間と手間はかかりますが、身体を動かす作業なので、意外と楽しいんですよね。個人的には、現地視察を兼ねて年3回くらい草刈りにいくのは苦にならない。そんな感じです。

 

投資と考えると、自分は何もせず、外注をうまく使って回していくのが正攻法なんでしょうけど、自分が動いて対応すれば、コストが節約できるだけでなく、「事業をやってる」感もあって、けっこう好きなのです。

 

そういう意味では、草刈りのほかに、手間とノウハウがかかると言われているグランドカバー植物が面白そうですね。 

グランドカバー植物のメリット 

グランドカバーとは地面を特定の植物で覆ってしまい、背の高くなる邪魔な植物が伸びるのを防止する植物のことです。 

雑草管理の手法の中で、「被覆植物が最も経済性に優れる」というのは世界の常識になっています。その理由の1つは、効果の永年性にあります。一度、植え付けて根付けば、20年はもとより、ほぼ永久に防草効果が期待できます。

「カバープランツは除草対策で最も経済的」。緑地雑草科学研究所・理事に聞く(第5回・前半)(4ページ目) | 日経クロステック(xTECH)

 さらに、地表温度の低下も期待できます。ソーラーパネルは温度が上昇すると効率が落ちます。夏は日照時間も長いのですが気温も上がるため、その分発電量が下がってしまうんですね。

太陽電池には、パネル温度が上昇すると電圧が低下し、発電効率が落ちるという特徴があります。太陽電池が結晶系の場合は概ね-0.4%/℃、アモルファス系の場合は-0.2%/℃と言われ、10℃の温度上昇で概ね2~4%、発電量が目減りします。

太陽電池パネルの温度と発電電力|モニタリング基礎講座

コンクリートなどだと照り返しもあって、さらに温度が上がってしまいますが、緑の植物で覆えば、気温が高いときには水蒸気を放出して温度を下げてくれるので、温度の低下も期待できるというわけです。

 

ではどんな植物が候補になるのでしょうか。

クローバー/ホワイトクローバー

最もメジャーなグランドカバー植物がクローバーです。最大のポイントは安さ。下記は1リットルの種で2980円です。800グラムほど入っているようです。1リットルで6坪≒20m2程度らしいので、m2あたりのコストは150円ほど。あとはうまく根付くかどうかですが、さて。 

ホワイトクローバーお徳用種子 1L詰

ホワイトクローバーお徳用種子 1L詰

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ただし問題もあります。 

クローバーが防草対策に向かないのは、通年性の問題です。本来、寒地型で夏の高温と乾燥によって衰退し、雑草と置き換わる可能性があります。そもそもクローバーは、空中窒素を固定するため、イネ科の牧草と一緒に使われて、収量を高める役目を持っていました。これを雑草対策としてメガソーラーの下に植栽した場合、土壌が肥沃になるので、かえって雑草の繁茂を促してしまいます。

「カバープランツは除草対策で最も経済的」。緑地雑草科学研究所・理事に聞く(第5回・前半) - 特集 - メガソーラービジネス : 日経BP

 確かにクローバーは繁殖力旺盛ですが、肥料の代わりにもなると言われていて、土地が肥沃になってしまうそうな。いや、できれば不毛の地にしたいわけで、悩ましいところです。 

ダイカンドラ

最近グランドカバー植物として注目されているのがダイカンドラです。こちら1kg=1リットルで6480円。m2あたり10〜15グラムの播種ということなので、65円〜100円/m2のコストです。 

 ただ課題としては耐寒性に課題があり、寒い地域では霜や雪で枯れてしまう場合があるそうです。業務用としてはメガソーラーにも使われていて、その場合は播種ではなく、畑で栽培したものをマットにして出荷しているそうです。

 

ダイカンドラのマットによる雑草対策費として、面積1000m2あたり、20年間の合計で170万円を目安として提示している。初期費用として130万円、年1回の管理費として2万円×20年間を想定

東金市のメガソーラーに見る、多年草「ダイカンドラ」による雑草対策 | 日経クロステック(xTECH) 

クラピア

日本生まれのグランドカバー植物で、除草学者の倉持氏が開発したのがクラピアです。開発者の名前が冠されています。10年の歳月をかけて耐寒性(耐寒温度−10℃)を実現したとか。芝生の10倍の速さで地面を覆い、地表温度を下げる効果も高いそうです。

 

問題は価格。種ではなく苗で販売されていて、m2あたり4ポットを植える感じだそうです。そして10ポット(苗10個)の価格はなんと6270円!m2あたり2500円ものコストがかかってしまいます。 

クラピア 花苗 K5 薄ピンク花 10個入

クラピア 花苗 K5 薄ピンク花 10個入

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 ただし、クラピアは横に伸びて根を張るという増え方をします。そして繁殖力も強いので、放っておけば横にどんどん広がるようです。また、増えたものを切り出して苗のように株分けすることもできるようです。乾燥させると根付かないようなので、遠隔地で果たして増やせるのかは、とても難しそうな気がするのですが。。

 

数ポット買って、家のベランダのプランターで増やしてみて、それを随時移植できないか? ということを現在は考えています。水が必要ということは、梅雨前、5月から6月くらいに植えるのがベストなのでしょうか。このあたりは難しいけれど、ガーデニングに似て面白そうでもあります。

 

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