FIer: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIerを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

電気代削減のためにマネフォ電気を検討

家計改善の定番手段といえば、格安SIMと並んで新電力の利用があります。このいいところは、通信とは違って電気の品質に全く違いがないこと。純粋に料金(とサイトのUIUX)の勝負となるわけです。

 

ぼくは現在HTB電気という、超レアな新電力を使っているのですが、ちょっと前に「マネーフォワードの電気」というサービスが始まったことを知りました。こちら、電気代が一律3%削減となるとともに、年額5300円のマネーフォワードMEプレミアムプランが無料になるというものです。

 

プレミアムプランユーザーなので、5300円のお得は大きいですね。ちょうど5月末にプレミアムプランの切り替えがあるので、本当にお得になるのか試算してみました。

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電気代が決まる仕組み

まず最初に電気代が決まる仕組みから。電気代は、基本料金+従量料金の合計が月額でかかる仕組みなっています。スマホの料金と似ていますね。そして、基本料金はA(アンペア)容量で変化します。アンペアが大きいと、複数の機器を同時に使えるメリットがありますが、その分料金が高め。ぼくの場合は4人家族、一般的なマンションですが30Aで十分だったりします。

 

従量料金は、使用量に応じて単価が変化するという、ちょっとややこしい仕組みです。例えば、東京電力の一般的なプランである「従量電灯B」の場合、次のようなテーブルです。使えば使うほど単価が上がっていきます。

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そして新電力は、基本料金と従量料金、そして加入にともなうキャンペーンの一時金+加入特典で、差別化を図っているわけです。

試算は複雑だが、僕の場合

この基本料金と従量料金は、実は住んでいるところでも全く異なります。東京電力と九州電力では、料金体系自体が異なるのです。さらに新電力各社でも違う。つまり、バリエーションはものすごい数にのぼり、自分に最適なプランを選ぶことがたいへん難しくなっています。

 

比較サイトも多数ありますが、それでも申込キャンペーン還元や、特典も入れると複雑さはかなりのものです。結局のところ、自分の状況に合わせて試算するしか最適解は見つかりません。

 

僕の場合、30A契約でかつ月間使用量は230kWh〜250kWh、最大でも310kWhというのがこれまでの実績です。まずはこれが出発点になります。

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東京電力管内、30Aで各社比較

その上で、各社の基本料金(東京電力管内、30A)と従量料金をチェックして、東京電力との差分をチェックしていきます。月間使用量100kWhから400kWhまでの月額料金をグラフにしたものが下記です。ここでは、比較対象の東京電力のほか、マネーフォワードの電気(メイン候補)、HTB電気(現在利用)、シェル(比較サイトで上位)、LOOP(基本料金ゼロ)、LPIO(ポイントや特典なしでとにかく安く)について調べてみました。

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かさなりまくってよく分からないですね。最もぼくのターゲットに近い、200kWh〜350kWhに絞るとどうでしょう? やはり分かりにくいですが、250kWh以降はLPIOが最も安いように見えます。また、常に東電が最高値なのは変わりません。

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もっと分かりやすいように、東電との差額をグラフにしてみました。これでかなり分かりやすくなりました。

  • 100kWhならLOOOPが最安
  • 〜260kWhまではHTB
  • 270kWh〜はLPIO

という感じです。

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ぼくの場合、現在使っているHTBでんきが、多くの場合、最安値のようです。しかしここで特典もチェックしてみましょう。

  • シェル ガソリン代2円/L引き
  • マネフォ 年額5300円のプレミアムプラン無料

では月間50Lのガソリンを入れる前提で、つまり100円の値引きがある想定で、またマネフォについては5300円を月割して441円お得という計算で、グラフを引き直してみます。

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おっと。ここでマネフォとシェルが特典によって大きく上方に伸びました。マネフォは月間340kWhまではトップ。シェルもそれにかなり上位にシフトしました。ここで、当初の目算通り、マネフォがトップに躍り出たかっこうです。

 

そのお得絶対額を確認するために、マネフォ以外の新電力の最安値に対して、マネフォ+特典の節約額をグラフにしてみました。ぼくの月間利用電力量のボリュームゾーンである220kWh〜250kWhでは、月間270〜300円のプラスが生まれるかっこうです。

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HTBでんきも捨てがたいが……

なるほど、マネーフォワードのプレミアムプランを使い続ける前提ならば、月間300円弱、年間にして3000円程度を節約できるのは悪くありません。ただしいくつか確認点もあります。

 

実はいま入っているHTBでんきは「基本料金、従量料金が東電の5%引き」という、分かりやすく効果が確実なプランで、かつ、現在は新規申込停止となっているものです。現在提供しているプランは、より条件が悪化しており、いわば「お宝プラン」状態になっています。これを解約してしまうと、もう元のプランには戻せません。一方のマネーフォワードの電気は、「基本料金、従量料金が東電の3%引き」という、プレミアムプラン特典以外は劣化版になります。

 

また純粋にコスト低下を追求する場合、各社の乗り換えキャンペーンを計算に入れざるを得ません。期間限定、また仲介サービスによって異なりますが、例えば価格コム経由なら1年間の利用で2万円キャッシュバックなどを行っていたりします。

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契約解除料もなく、1年おきに2万円キャッシュバックの電力の乗り換えれば、月間1600円相当も電気代が安くなることになります。でも、これを繰り返すのは契約の労力的にもちょっとどうかな?という感じですね。一時期の携帯MNP競争を思い出す感じです。

マネーフォワードでんき

では最後にマネーフォワードの電気の概要です。こちらはマネーフォワードが仲介する形で、新電力のシン・エナジーが提供するものになります。加入、および退会にあたっての費用はかかりません。

 

シン・エナジーはどうか?と思うところですが、なんと現在サイトリニューアル中。リニューアル自体はいいのですが、サービス概要などの固定ページまで止めているのは、サイトの作りとしてどうなのよ?という感じもします。古くさいサイトポリシーの予感もします。

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また、この新電力に申し込んだからといって、即座にプレミアムプランが無料になるわけではありません。プレミアムプランの1年間無料クーポンが送られてきて、それを登録することでプレミアムプランが有効化されます。

 

ぼくのようにプレミアムプランに入っている人はどうするのかというと、プランが一旦切れてから、クーポンを使うということだそうです。ぼくは年間プランなので、5月末が更新期限。ならば通常の更新は止めておいて、クーポンを使おうかと思っている次第です。

 

Webには「3%オフ」とだけ書いてあって、具体的な料金プランの記載がありません。これは新電力各社そうですが、あまりに条件が複雑なために書き切れないのでしょう。契約約款の中に、実際のプランが記載されています。

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ちなみに、対象は個人のみで法人は対象外。またオール電化向けのプランはありません。20A以下も対象外です。申し込むと、切り替えまでに1週間〜1カ月半かかるようです。

申込み後、いつからシン・エナジーに切替りますか?
お申込みいただいた日より、1週間後以降の最短の検針日に合わせて切替を行います。
そのため、お申込みのタイミングによっては、最大1ヶ月半程度お待ちいただくことがございますので予めご了承ください。 

クーポンのほうは、正直、いつなのかがよく分かりません。検針日=電力メーターのチェック日なのでしょうか?まぁ、今は5月頭ですので、5月中にはクーポンは届くような雰囲気ではあります。

プレミアム無料クーポンはいつ届きますか
お客さまが電気サービスのお申し込み後、電力会社から電力メータのチェックと供給切り替え日が決まりご連絡がございます。
供給切り替え日が決まりましたら、2営業日以内に「マネーフォワード ME」のプレミアム無料クーポンが「お客さまの「マネーフォワード ME」に登録されているメールアドレスに送付されます。 

というわけで、今回はマネフォ電気に申込を試してみることにしました。最悪、シン・エナジーのUIUXがダメダメでも、解約してLPIOに切り替えれば、年間通してみた場合、HTBでんきを下回るコストになりそうです。

 

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