毎月恒例の太陽光発電所の実績です。先月の5月はお天気にも恵まれて絶好調でしたが、梅雨入りした6月はどうだったでしょうか?
月間発電状況
6月の発電状況は次のようになりました。総発電量は4万8291kWh。5月からは少々ダウンでしたが、4月の数字をわずかに上回りました。
計画に対する達成率はどうでしょうか。今回、計画を大きく上回ったのは白子といすみ。一方で、木更津と君津はわずかに計画に及びませんでした。全体としては計画を10.9ポイント上回る結果でした。
売電とCFの状況
続いて売電額からローン返済額を引いた粗CFです。4月と5月は君津のローン返済がなかったので大きなプラスとなりましたが、返済が始まった6月はやはり、CFの残り方は厳しいですね。木更津に至っては、かろうじて黒字というところです。
5月などと比べるとかなり見劣りはしますが、別途コストがかかるとはいえ、月間30万円少々が口座に入ってくるのは心強いといえば強いですね。
発電所評価額
この6月の実績を加味して、各発電所の時価評価額を再計算してみました。このグラフのとおり、先月から4%価値は上昇しましたがほぼ横ばいです。
計算式では年月の経過も考慮しているので、月日が経つごとに得られる残りの収益が減少していきます。その代わりにCFが生まれて現金になるわけですが、つまりDCF評価額は徐々に減少するはずです。それでも横ばいで推移しているのは、全体として実績が計画を上回っているからでしょう。
5つの発電所の評価額の比率は次のようになりました。君津はまだ2カ月半なので安定していませんが、やはり山の中の発電所はチト厳しい感じです。やはり稼ぎ頭は白子で、木更津と君津を合わせたくらいの評価額です。白子が一番パネルの出力は低いんですけどね。
IRRの予実は次の通りです。君津はまだ7%超を保っており計画を上回っています。木更津と筑西は計画を下回っており、ちょっと問題児です。IRRは初期投資額を定期預金と考えた場合、複利でつく金利に相当します。2.5%だと苦しいですが、白子のように15%で回ってくれると本当においしいものですね。
各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。
- 1号基 木更津発電所 2020年3月連系
- 2号基 筑西発電所 2020年10月連系
- 3号基 いすみ発電所 2020年12月連系
- 4号基 白子発電所 2021年1月連系
- 5号基 君津発電所 2021年3月連系
- 6号基 石岡発電所 2021年6月連系見込み
- 7号基 栃木県 2021年夏連系見込み
FIT単価はいずれも18円。システムのスペックは次のようになっています。
- 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- 筑西発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
- 白子発電所 JINKO(87.42kW)/オムロン
- 君津発電所 JINKO(97.2kW)/オムロン
5月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。