またしてもやらかしました。三井住友カード(NL)を保有しているのですが、携帯電話料金の支払いに使おうとして、番号が分からないことに気づいたのです。それならば……とVpassアプリを開いたのですが……。
Vpassアプリに登録なし
まず、三井住友カード(NL)は券面にカード番号が記載されていません。ではどうやって番号を確認するかというと、専用アプリの「Vpass」を開けば、そこに記載されています。しかし、三井住友カードのVpassアプリはけっこう面倒な仕様なのです。
いま、ぼくのVpassアプリを開くと三井住友ゴールドカード(NL)が登録してあります。通常の三井住友カード(NL)を確認するには、いったんログアウトして再度Vpassにログインしなくてはなりません。ところが、何度かやったのですが、通常NLのパスワードを忘れてしまっているんですね。これは参った。
では、再度Vpassに登録すればいいかと思い、新規登録をしてみようと思い立ちました。ところが、新規登録には、次の3つが必要なのです。
- クレジットカード(番号が記載されていない場合はカード送付台紙)
- 登録するメールアドレス
- 登録してある電話番号
いや、番号が分からないから困っているんですが……。
えと、「VpassアプリのID・パスワードをお忘れの場合」というメニューもありました。こちらを開くと、またしてもクレジットカード番号を用意しろといわれるわけです。
クレジットカード番号を知るには?
さすがにクレカだけあって、すべての起点にはクレカ番号があります。これがないと何もできません。ではVpass以外の方法で、自分のクレカ番号を知ることはできるのでしょうか?
「カード番号が分からない」というそのものズバリのQ&Aはありませんが、アプリ以外で唯一カード番号が記載されている、送付時の台紙を再送付してもらうというものがありました。
ところが、これは「カード再発行」がもれなくついてくるようです。なんてこった。そこまで面倒なことをするのもどうかと思います。
Vpassは複数カードをまとめられるが……
実は、Vpassにはこういう事態にならないようなサービスがあります。「おまとめログインサービス」です。VpassのIDとパスワードは、通常カードごとに設定しますが、この「おまとめログインサービス」を使うと、複数のカードのパスワードを共通化できるのです。
こうすると、いったんログインすれば、Vpassのページやアプリ内から、カードを選択して利用状況を確認したり、カード番号を確認できます。まぁこうあるべきだよね、というなかなか便利なサービスです。
ところが、この「おまとめログインサービス」には大きな欠点があって、この共有化を行うと、マネーフォワードMEでの表示がおかしくなるのです。具体的には、全部のカードの利用履歴が同じになってしまい、二重表示されるというバグがあります。
マネーフォワードでは、この対策のため、「おまとめログインサービス」を使わないか、グループ機能を使って絞り込むことを提案しています。
しかし、まぁこの方法は使い勝手が悪い。そのため、せっかくの「おまとめログインサービス」は解除して、カードごとにパスワードを設定することになります。そうなると、Vpassでログインしても、どのパスワードでログインしたかで表示されるカードが異なるため、最初に書いたような問題が起こるわけです。
カード番号とは一体何なのか
三井住友カードは、ついにカードレスの(CL)の発行を開始しました。これはつまり、本体となるプラスチックカードが存在せず、アプリ内でしか番号が確認できないカードです。カード番号が記載された台紙が送られてくるのかは定かではありませんが(おそらく送られてくるでしょう)、Vpassへのログインがカード利用の可否を握ることになります。
でもですね、ならば台紙を取っておくかカード番号をメモしておくしかない、カード番号を起点としたユーザー管理ではなく、別のログイン方法をそろそろ考えて欲しいところです。
少なくとも、番号レスのカードを作ったら、Bitwardenや1PasswordのようなID管理ソフトにすぐに番号を登録しておくこと。これが必須の時代になった感じです。IDを巡る変化は今まさに始まったばかりであり、今後も同様の混乱が続く予感です。