FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

インカムゲインCFの推移 月間生活費を下回る【2021年10月】

タイトルと内容がちょっとズレている気もするのですが、10月の記事として9月一カ月間のインカムゲインCFの状況をまとめておきます。インカムゲインCFは、太陽光、不動産、株式などの配当について、「入ってきたお金」を指しています。ただし、必要経費や税金など払うことが確定している費用については控除して計算しています。

9月のインカムゲインCF

9月はCFが大きく落ち込みました。配当が少ない月だというのもありますが、日照量が減って太陽光の収益が減少していることと、不動産の空室がまだ埋まっていなくて、1室分の収入がないことが主要因です。

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さらに6基目の石岡発電所で、まだローン返済が始まっていないことも影響しています。つまり、このCFはちょっと見せかけで、実際はここからローン分が減るわけです。太陽光の9月の状況はこちらにまとめました。

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CFレベルは生活費の7割に

この減少によって、月間CFは生活費に対して7割しか満たせませんでした。やっぱりあと1つくらい不動産がないと、生活費をインカムCFで賄うというのはけっこうたいへんかも。

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もっとも、優待クロスで得た品物は、総資産の計算にもこのインカムCFの計算にも反映させていません。現金化したものだけでも、そこそこの額があるので、そのあたりがカバーしてくれる感じでしょうか。また、総資産の10%くらいを占める仮想通貨でも、レンディング金利がけっこうな額入ってきているので、これもインカムCFといえるのかもしれません。円にしていないので、算入はしませんけど。

 

ちなみに趣味ですがサラリーマンもしているので、実際にはその給料でほぼ毎月の生活は賄えている状態ではあります。

インカムゲイン利回り

このように入ってくるCFは、総資産に対してどのくらいの利回りなのかを計算したのが下記です。毎月のインカムCFを積み上げたのが棒グラフ、積み上げ額の総資産に対する比率を示したのが赤い線です。

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9月時点で1.5%。1年の75%が終わってこのリターンですから、同様に推移すれば、年間だとちょうど2%くらいになる計算です。

しかしキャッシュがないな……

このグラフだけ見ると、毎月かなりのキャシュが入金されていることになります。しかし、この1年感の預金・現金の推移を見てみると……(この集計には暗号資産は含まれていません)。いやはや、かなり心許ない。

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現金の使い道としては、楽天証券、SBI証券、tsumiki証券の毎月各5万円の投信積立(クレカ積立)くらい。残りは、太陽光・不動産の経費やら、優待クロスなどのオルタナティブ投資に使っている計算になります。

 

この1年でみると、リアルアセット(太陽光・不動産)に、総資産の1割程度の投資をしており、回収はまだわずか。毎月のCFで考えると入金額はそこそこですが、それ以前にけっこうな投資をしているということが分かります。

 

やっぱりCFの大小で一喜一憂してはいけません。これも投資であって、投下資金をどれくらいの期間で回収するかの利回りの勝負だということです。そして、投資期間が長期になると割引率の問題が大きく影響してきます。

 

例えば投下資金を20年で回収できる投資だと、一見利回りは5%のように思えますが、時間的価値を考慮にいれてIRRを計算すると、IRR5%で回すには、なんと142年も同金額を得続ける必要があります。10年で回収できる計算なら、IRR5%となるのは15年です。リアルアセットのような投資は、最終的に元本をどう回収できるか、いわゆる出口戦略が重要だということが分かります。また太陽光のように元本が回収できない投資の場合、IRRを計算して割が合うかどうか確認しないと、CFばかりに注目していてはいけないということです。

 

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