FIer: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIerを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

人はなぜトレードにハマるのか? 日経先物ミニで9万円抜いた

インデックス投資家が増えてきたとはいえ、世の株式投資の主流はトレードです。これは、東証売買高のうち、7割を信用取引が占めていることからも分かります。なぜ、ここまで人はトレードにハマるのでしょうか?

日経平均先物ミニを買ってみた

わけあって、久しぶりに日経平均先物ミニを購入してみました。先週火曜の夜に買い、本日18日の朝に売却。1週間にも満たないトレードです。

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  • 買い 10/12 23:13 2万8185円
  • 売り 10/18 8:54 2万9125円

下記のとおり、直近の底に近いところで買い、本日の場があける直前のタイミングで売り抜けました。

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わずか6万5000円の証拠金でミニ1枚を買い、値幅940円。ミニは100倍なので、実に9万4000円の利益を手にしたことになります。ここにかかった手数料は、わずか37円x2でした。

 

こういう体験をすると、「オレってすげー。トレードの才能があるんじゃないか?」って、つい思ってしまうんですね。よく分かります。今日は結局日経平均も下がったままだし、この一週間で見れば、とっても良いところで買って、いいところで売って、実に1000円近く抜いたのですから。

 

でも、そんなわけないじゃないですか。単に運が良かっただけです。

購入も売却も雰囲気

ここに確固たる分析と計算があるなら、狙った通りの利益を得たといえるでしょうが、今回のトレードは、まったくの雰囲気と気分。「これは下がりすぎじゃないか?」「ここまで上がったら、そろそろ売られるのでは?」。そんな気分に基づいたトレードです。それでも、これだけの利益が出てしまうのですから、株式投資、もといギャンブルに中毒性があるのはよく分かります。

 

ではなぜこんな取引をしたかというと、先物を体験しておくため。一度も触ったことのない商品で、いきなり大きな取引をすると、思わぬところに落とし穴があったりして、失敗するものです。その前に、小さなポジションで少し触っておくことが重要。もちろん、それで損しては元も子もないので一応考えるわけですが、それでも所詮雰囲気投資です。

 

実は、3年前にVIXショックでくらった損失がまだ残っていまして、確定申告による損益繰り越しも今年でおわってしまいます。その一方で、SO売却による利益が今年は出ます。株式の箱で利益が出て税金を払わなくてはいけなくて、一方で先物の箱には損失が残っている。これを相殺したいのが心情ですよね。

 

ではどうやって、株式の利益を先物に付け替えるか。そこで考えたのが、

  • 日経225株式ETFを購入(ロング)する
  • 同時に先物を売る(ショート)する

という方法です。同じタイミングで同量建てれば、総体としては日経平均の動きの影響を受けません。もし、日経平均が下落してくれれば、

  • 株式の箱で損失
  • 先物の箱で利益

となるので、そこでそれぞれ反対売買をしてポジションをクローズすれば、見事利益移転の完了です。ただし、ここには課題とリスクもあります。

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コストについて

まずはコストです。ETFをロングするのは現金でもいいのですが、ボリュームを考えると信用取引を使いたいとところ。制度信用はだいたい金利2.8%。1日あたり0.0076%のコストがかかります。1カ月ポジションを持つなら、0.23%といったところです。1000万円のポジションで、月間2万3700円ですから決して安くはありません。なお、信用取引手数料は無料のところを使うので、まぁ無視して良いかと。

 

先物のほうはミニを使います。1枚あたり37円なので、1000万円に近い3枚から4枚のポジションを建てると、296円。こちらはほぼ無視していいコストになります。いかに先物が資金効率とコストに優れているかがよく分かります。

オペレーションについて

もう一つの問題がオペレーションです。株式同士であれば、寄付や引けで成行注文を出せば、買いも売りも同値で約定します。ところが、株式と先物は寄付の時間が異なり、同値で約定させることができません。

 

ということは、先に先物のポジションを建てて、わずかでも利が乗ったタイミングで株式のほうも約定させることができれば正解なわけです。果たしてそんなことができるのかどうか。それを試すために、先物を買ってみたのが今回の実験でした。

 

本来ならば、先物購入後日経平均が上昇して利が乗った時点で、ミニ1枚分=288万円分のETFを空売りすれば、その後はクロスポジションになってデルタニュートラル、株価変動の影響を受けないはずです。

 

これにしても良かったのですが、今回はミニを買っていたので、ETFのほうは空売りしなくてはなりません。228万円分の空売りをするとなると、70万円くらいの証拠金が必要になるわけですが、意外とこれが惜しかった。かなり上昇が続きそうだという“雰囲気”で、裸で持ってしまったわけです。まぁ、実験のはずが、途中から雰囲気トレーダーになってしまったということでもあります。

 

実際に作戦を実行するのは、日経平均が下がりそうだと見込んだとき。いま、日本株現物をGMOクリックに置いているので、これを信用取引の代用にして、ETFロングを行い、同時にGMOクリックで先物をショートしてみようかと思います。まぁ、日経平均が下がりそうだ……というタイミングがなければ、できませんけど。そして、日経平均がどうなるかを占うのは、結局雰囲気にはなるのですが。

 

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