緊急事態宣言もあけ、外出も復活。そして世の中は選挙です。石油価格が上昇しガソリン価格も上昇、米国ではインフレ懸念がささやかれています。そして、ビットコインは過去最高値を更新しました。
それでは直近1カ月間のブログアクセすらキングをお届けします。
10位 まぁみずほはないよね
なんというか、いつの間にか銀行口座がたくさん増えて、これだけの口座数を、しかも休眠ではなく日常的に使っている人って珍しいだろうなぁと思いつつ書いた各銀行のイメージ。
ちなみにメガバンクはほとんど挙げていませんが、イメージはこんな感じです。三菱UFJ銀行はお殿様。最も厳格で、最も上から目線で対応してくる感じ。三井住友銀行はけっこうフレンドリー。関西方面の色があるのでしょうか、商売人という感じです。みずほは、まぁ難しいですね。お役所的対応はけっこう多いくせに、自分たちはいい加減。最もDXに乗り遅れている銀行というイメージです。
9位 入金は無料だけど、出金は……
9位には証券会社の「出金」についての記事が入りました。入金は即時無料が普通になってきましたが、出金となると各社けっこうグループを意識することが多く、使い勝手がよくありません。
最近ハブ銀行としてよく使うのは、意外なことに三井住友銀行。それは優待クロスで活用している日興証券が三井住友しか即時入出金に対応していないからです。でも、日興→三井住友→楽天証券→楽天銀行とお金を動かすと、即時かつ無料で楽天銀行にお金を動かすことができます。
8位 資産が減るとよく読まれます
毎月月末に、資産全体の棚卸しをして、総資産の変化や各資産のリターンをまとめています。で、実資産が減ったときの方がよく読まれる気がするんですよね。まぁ、資産が増えた話はネットでもどこでもよく聞きますが、資産が減った話はあんまりありません。そういう意味では需要があるのでしょう。
なお、何に投資しているかはすべて赤裸々に書いているので、ぼくのポートフォリオを真似するのはとっても簡単です。まぁ真似するような人もいないでしょうけど、一応、現金を含めてS&P500に勝ち続けているのは自慢です。いまのところ笑
7位 信用取引は奥深い
優待クロスを始めるようになってから信用取引を多用していますが、本当にこの分野は仕組みが複雑で奥深いです。全然分かった気がしません。今回も、両建や代用の扱いを完全に理解していなかったために、面倒なことになりました。
そしてそれ以外にもちゃんと理解していないのが、現渡しなどを行ったときに、いつ余力が回復するのか? というあたり。これ証券会社によっても異なるようなので、そのうちちゃんと調べてみたいなと思ったり。
6位 既知の方法?
金融増税論が出て、みんな投資の税金に注意が向いたのは、今回の自民党総裁の良かったところじゃないかと思っています。この「株式の節税マニュアル(2)」では、そこそこ具体的に、口座間や分離課税の箱間の利益移動の方法を書いたつもり。
誰かに教えたいというよりも、こうやってまとめておかないと自分でも忘れてしまうというのが最大の理由ですが。
5位 インフレの足音が聞こえます?
この記事を書いたのは10月7日ですが、世間はだんだんインフレ懸念が増しています。長期投資のほったらかしといっても、10年、20年単位のトレンドは押さえておく必要があると思っていて、そのうちの一つがインフレです。
この30年くらい、世界的にインフレ率は低く抑えられており、そのため長期金利は低下を続けてきました。そして、株式は上昇を続けてきました。これ、ぼくが物心ついてからずっとこうなわけで、多くの投資家にとって、これが当たり前の投資環境だったのでしょう。
でも、今後はこれが逆回転するリスクがあります。コロナを契機としてインフレ率が上昇し、長期金利が上昇。そのとき株価は果たしてどうなるか?
4位 FIRE後の運用方法
資産取崩で最も長生きするレバレッジポートフォリオの探求(3)
世の中に「資産を増やす方法」についてのコンテンツはたくさんありますが、「資産を減らす方法」についてのコンテンツは皆無です。というか、FIRE思想の歴史がある米国では、取り崩しのベストプラクティスがいろいろと研究されていて、英語で調べればたくさんあるのですが、日本ではとんと聞きません。
でも、実は老後とかFIRE後にどう資産運用するかは、かなり重要なことだと思うんですよね。まだまだ研究は始まったばかりですが、この点は意識して調べていきたいと思っています。
3位 円安っていいですね
最近はほとんどやっていませんが、FXもけっこう手を出していた九条です。幅広く投資をやっていて良かったのは、「株価がどうなるか」を感じたいなら、為替と金利をみなければしょうがないということです。特に日本株ならドル円為替と米国株式市場。そして米株なら、米長期金利とそれを動かす要因です。
でもやっぱり全然分からないのは、なんで海外とこれだけ給与や物価の格差が開いてしまったのに、為替レートで調整されないのか? ということ。ドメスティックな商品(外食とか)はともかく、グローバルな商品(クルマとか)はすんごく値上がりしてしまい、普通に買えるものではなくなってきています。
そして、全然給料(初任給とか)が上がらないに日本に対して、インフレにともなって給料がガンガン上がっていく海外。
こうした格差は、普通は為替レートが動いて調整されると理解しているのですが、どうなんでしょう? 一時80円を切ったあの円高以降、どちらかというと円安にばかり動いているのはなぜなのでしょうか。これは一時的な話なのでしょうか。
円安はうれしいのですが、急激な円高が来るならこれはこれで困ったこと。その一方で、対GDP比で恐ろしい額になっている日本の借金は、今回も各政党がバラマキ合戦を行い、さらに増加する感じです。MMTがた正しいのか、それともどこかでハイパーインフレが起こり、国債暴落=長期金利急上昇→円暴落となるのか。
本当は為替が一番のリスクなんじゃないかと思ったり。
2位 お得ルートの探求
今回、唯一ランクインしたお得ネタがこちら。いやぁ、まさかポイント5重取りが可能になる日が来るとは思っていませんでした。「一番還元率が高いクレカは何か?」を調べていればよかった数年前からすると隔世の感です。
ただこれはFintechベンチャー隆盛がまだ続いているからで、継続してこうしたことが続くはずもありません。だって、5重取りってことは5回もクレカ決済が行われているということで、つまりその都度3%前後の加盟店手数料が取られているということだからです。
ざっくり合計しても、15%くらい手数料が取られている。現状それはクレカチャージを認めている各サービスの持ち出しになっているわけで、そこにさらに5%以上もユーザーに還元しているわけです。こんな不健康な状況が長く続くはずはありません。
まぁ新たな産業が興る中ではキャンペーンはつきもので、その都度ユーザーにバラマキが行われます。賢明なユーザーとしては、そのたびごとに、キャンペーンに踊るだけです。
1位 みんな節税に目を向けよう
1位になったのは、「株式の節税マニュアル」の第1回、考え方編でした。株式投資については、節税を考える人が案外少ないものです。情報が少ないというのもあるでしょうが、何か節税にやましさを感じる人が多いのでしょうか?
税制が複雑怪奇なのは、それぞれに理由があります。例えば株式が分離課税になっているのは、「長年掛けて積み立ててきたものを、1回の課税で累進課税にするのはおかしい」といったようなことです。さらに、損益通算にしても、損失の繰り越しにしても、その税制には理由があります。投資家の有利になるような税制は、そうしないと不公平だという理由があって、そうなっています。
ところが、多くの投資家はこうした優遇制度を知らないまま、20.315%の税金を払っています。たいへんもったいない。この税率は、例えば、株式投資で年6%の利益を上げているなら1.2189%にあたります。リターンが1.2%くらい下がるということです。投資でリターンを1%上げるのがどのくらい大変か知っているなら、この税金を無視できません。
若いうちからインデックス投資を知って実行している人は、「情報を知っているかどうかがその後に大きな影響を及ぼす」ということを知っているはず。税制についても、自分に関係する部分だけでも理解して、対応したいものです。ぼくも20代のときに、このくらい知っていれば本当に良かった……と今更ながらに思います。