FIer: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIerを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2021年11月の投資成績とポートフォリオ オミクロン暴落?

毎月恒例の資産棚卸しです。11月は終盤になってオミクロン株の発生によってプチクラッシュしました。さて、どんな結果となったでしょうか。

全体は▲3.0%

現金なども含む資産全体は3.0%の減少となりました。思ったよりはダメージは小さかったかな? これによって、年間生活費に対する資産の倍率(Financial Independent倍率、FI倍率)は、先月の39倍から37.7倍に減少。1カ月で年間生活費分以上が吹き飛んだと思うと、ちょっと影響大きいと思ったり思わなかったり。

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セグメント別リターン

下落の中身を5つのセグメントごとに見ていきます。現金およびマーケットニュートラルの短期売買を行う「オルタナティブ」、金と仮想通貨の「ヘッジ」、太陽光と不動産の「リアルアセット」、そして「株式」「債券」の5つです(2020年の投資戦略 5セグメントに再編)。

 

11月単月でみると、株式が4.6%の下落、債券も5.2%の下落と、そこそこ下落幅がありました。ヘッジは、ビットコインこそ下落したものの、アルトコインは堅調で合計で1.4%の下落でした。年初来ではいずれも高いリターンとなっており、特にヘッジセグメントの+160%超が光ります。

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セグメントごとの比率は次の通り。勤務先株式の売却を一部進めたことにより、株式比率が2ポイントほど減少、代わりに現金同等であるオルタナティブが増加しました。

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比率を加味して加重平均した各セグメントのリターンへの貢献度は下記の通り。株式の下落影響が大きく、オルタナティブがプラスの成績を出してくれましたが、ほかのセグメントのリターンを相殺するのがやっとでした。

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資産全体のセグメント別推移は次の通りです。

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株式セグメント ▲4.6%

株式セグメントは4.6%の下落。地域別でみても総崩れの状況でした。特に厳しいのがグロース株です。1カ月で6.3%の下落はあまり許容できません。

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しかしこの内訳を見ると、むむぅという感じ。実はグロース株の中で、Amazonは4%上昇しており、Facebook(Meta)も0.3%上昇しています。Googleも下落したとはいえ4.2%。やっぱり足を引っ張ったのは、国内小型株である勤務先の株式でした。なんと14%も下落しており、あまりのボラティリティの高さがいやになります。f:id:kuzyo:20211202093103j:plain

現在の株式セグメントでは、グロース株が全体の43%を占めており影響が大きい。そして勤務先株式は売却を進めているとはいえ、株式セグメントの中の17.8%を占める最大のボリュームだったりします。

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売買としては、次の2つでした。

  • 勤務先株式の18%を売却
  • tumiki/楽天/SBIでカード積立

債券セグメント ▲5.2%

債券セグメントは5.2%の下落。このセグメントの8割以上を占めるARCCが、要は下落したということです。債券とはいえ、ハイイールド債もARCCも、信用スプレッド部分が大きく、金利変動による影響はわずか。要は株式と同様の動きをしがちだということです。ARCCはここまで一本調子で上昇してきたので、ちょっと一休みという感じでしょうか。

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リアルアセット ▲0.6%

リアルアセットは0.6%の減少でした。合計するとCFはほぼ計画通りに出ています。つまり、DCF評価値が下落したということです。太陽光については11月の実績値がまだ出てないので、実際は10月の評価値ということになりますが、FIT終了までの期間が1カ月短くなり、今後得られるCF総額と割引率の綱引きと言ったところ。ちなみに、発電量は平均して計画値の99%であり、ここはほぼ変動していません。

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DCF評価額の変化はこんな感じ。わずかに下落が見て取れます。

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なお、セグメント内の49%を占める不動産のほうは、DCF評価値微増といったところでした。

ヘッジセグメント ▲1.4%

やはり少し下落となったのがヘッジセグメントです。1.4%の下落でした。ただ、内訳を見てみると、濃淡があります。Bitcoinが8.7%下落する一方で、Ethereumは2.7%の上昇、BinanceCoinは15.7%の上昇です。金は1.9%下落しました。

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年初来の価格推移を見てみましょう。Bitcoinが年初から+100%の減少前後でうろうろする中、Ethereumは300%超え、BinanceCoinは1000%超えです。縦軸対数なのには注意です。

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これは直近1年でみると、Bitcoinのドミナンスが徐々に低下しているということでもあります。直近では42%しかありません。Ethereumは時価総額2位の仮想通貨であり、BinanceCoinは3位。仮想通貨においても、分散させておくことの重要性が分かります。

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現在のヘッジセグメントの内訳は下記の通り。Bitcoinの下落とEthereumの上昇で、比率がほぼ同じくらいになってきました。

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さて、ぼくは各仮想通貨をレンディングに出しているわけですが、この1カ月でのレンディング結果は次の通りでした。

  • BNB ▲1.17%
  • BTC +0.06%
  • ETH +0.65%

BNBが減少したのは、Binance流動性ファーミングのポジションを解消して、一部コインの売却を行い、そこにBNBで手数料が掛かったせいでしょう。IL(インパーマネントロス)により、BNBが減少して代わりにETHが上昇しています。

 

また今回、ヘッジファンドの代わりとしてSUSTENのグリーンファンドをお試しで購入しています。これについては、のちほど記事にまとめます。

オルタナティブ +6.5%

現金及び現金同等物、マーケットニュートラルの短期売買のオルタナティブセグメントは+6.5%でした。正直、ここについてはプラスマイナスがはっきりしません。まぁ全体として増えてるならOKとしようかという感じ。

 

現在は12月の優待クロスに向けて、多くの資金をクロスに費やしています。セグメント内の比率はこんな感じ。

  • 優待クロス 51.8%
  • ステーブルコインレンディング 8.3%

通貨の状況としては進んでいた円安が一服しました。円高に振れたことによる総資産リターンへの影響は▲0.25%といったところ。ドル資産の比率が37%まで下がっているので、為替の影響も小さくなっています。

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通貨別の推移でいうと、ドル資産がジリジリとしか増加しないなか、円資産と仮想通貨資産が大きく増大してきたのが21年です。

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円資産からリアルアセットを取り出して、4つのジャンルに分類した場合、現在の比率は下記のようになります。

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なおインカムゲインCFについては下記の記事でまとめています。

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今後の方針

最後に今後の投資方針です。勤務先株式の売却は、思ったように進まず、まだけっこうなボリュームが残っています。これを早く処分したいのですが、インサイダーということもあって、時期に制約があります。しばらくは動けません。

 

ひとまずは12月の優待クロスに注力という感じでしょうか。オミクロン株によるショックはありましたし、インフレはFRBが思うような一過性ではなく、長く続くのではないかという懸念もあります。それでも、経済全体でみると堅調だし、過剰流動性も続いています。1年スパンくらいでみても、まだまだ上昇が期待できると踏んでいます。

 

不動産の買い増しも検討ですが、いますっごく高いんですね。そして大して売り物が出てきません。こちらはこちらで株式とはまた違った難しさがあるものです。

 

そうそう、12月は税金コントロールのラストチャンスの月でもあります。ただ、12月クロスに資金をもうかなり注ぎ込んでいるので、あまりテクニックを弄する余裕もなかったりします。どうしようかな? というのが正直なところです。

 

各セグメントは以下の目論見書に従って運用しています。

また計算上の注意点は下記です。

  • このポートフォリオには、生活防衛資金、401k、各種貯蓄性保険、年金、家族の資産は入れていません
  • 株主優待は現金化したもの以外、資産計算していません。取得コスト分だけ資産にマイナスの影響が出ています(ここは今後検討です)
  • 含み益も資産として計算されているので、ここから税払いが発生する場合があります
  • 法人と個人の資産を合算しています

 【前回10月のポートフォリオ】

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