FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2022年1月の投資成績とポートフォリオ コロナショック以来の下げ

毎月恒例の資産棚卸しです。2021年は絶好調でしたが、新年最初の月はどうだったでしょうか?

全体は▲5.8%

資産全体は5.8%の減少となりました。実はこれはコロナショックがあった2020年3月以来の下げです。そこそこ大きいですね。これによって、年間生活費に対する資産の倍率であるFI倍率は35.5倍に減少しました。直近3カ月は連続して下落です。

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セグメント別リターン

中身を5つのセグメントに分解して、理由を確認してみましょう。現金およびマーケットニュートラルの短期売買を行う「オルタナティブ」、金と仮想通貨の「ヘッジ」、太陽光と不動産の「リアルアセット」、そして「株式」「債券」の5つです(2020年の投資戦略 5セグメントに再編)。

 

最も下げが激しかったのは仮想通貨を含むヘッジセグメントでした。また、株式も6.5%の下げと大きめです。一方で、債券は3.5%の上昇となりました。

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セグメントごとの比率は下記のとおり。ヘッジが2ポイントも下落してリアルアセットが2ポイント増加しました。

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各セグメントの資産増減への貢献度を、加重平均で計算すると、やはりボリュームの大きい株式が足を引っ張りました。

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株式セグメント▲6.5%

その株式セグメントをもう少し分解してみます。肌感覚通り、グロース株が10%以上の下げとなりました。ほかも、途上国を除けば5%弱の下げです。

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グロース株の中でも足を引っ張ったのが、勤務先株式です。以前の売却の際に、まとめて全部売ってしまったら、その後急上昇したことを反省して、今回は少しずつ売却しました。まだそこそこ株式保有している状況で、15%もの下落となったので、ダメージが大きいです。。

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ぼくの株式ポートフォリオでは、GAFA+勤務先株式のグロース株が約40%を占めており、ここが落ちると厳しいですね。

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なお、売買としては、tumiki/楽天/SBIでそれぞれ5万円ずつカード積立を行いました。

債券セグメント+3.5%

債券セグメントは3.5%上昇しました。あれ? ぼくの債券ポートフォリオは市場リスクをかなり負っており、株価が崩れると価格が落ちるのが普通なのに、どうしたんだろう? と思ったら、ポートフォリオの8割以上を占めるARCCが上昇していました。

 

下記のとおり、年初からなぜか上昇です。ハイイールド債のほうは下落しているので、ARCCならではの状況でしょうか。

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リアルアセット▲3.3%

リアルアセットは3.3%の下落でした。しかし、キャッシュフローは安定して生んでいて、DCF評価値もそれほど増減していないのに、数パーセントレベルで月次リターンが上下するのは、どうにもおかしいです。これは、リターンを計算するために入れ込んでいる入出金が悪さをしている感が大。入出金を整理しやすくする必要があります。

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不動産のほうは、やっと空室が埋まり3月から入居です。これで満室……と思いきや、今度は別の部屋が2月末で退去。結局、1室空室状態が継続となってしまいました。難しいものです。

 

太陽光の収益状況については詳細を下記にまとめています。

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ヘッジセグメント▲18.3%

さて1月の大幅下落の戦犯であるヘッジセグメントです。金はグラム7264円とほぼ横ばいですが、Bitcoinが17%の下落、EthereumとBinanceCoinは26%を超える下落でした。

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推移を見ると、21年の9月くらいの価格に戻った感じ。まぁ世間ではいろいろと言われていますが、クリプトが本当の価値を発揮するのはまだ先です。価格変動など気にしないで、ストロングホールド継続です。

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なお、クリプトのレンディングを、NEXOとBlockFiで継続中です。BlockFiのほうはステーブルコインのレンディングなので、ヘッジセグメントではなくオルタナティブセグメントに入れています。

 

NEXOのほうは、レンディング報酬を元通貨ではなくNEXOトークンに切り替えて上乗せリターンを得るようにしました。BTCとETHによる月間リターンはNEXOトークン受け取りで0.2%。またBinanceでBNB Vault中のBinanceCoinは0.4%のリターンでした。

 

暴落でNEXOトークンの値が大きく落ちたのが痛いです。このあたりのレンディングは難しいものです。

オルタナティブ+12.8%

オルタナティブは計算上12.8%増となっていますが、未実現損益も入っているので、このリターンを鵜呑みにできません。またリアルアセットのリターンが、どうもおかしいこともあって、オルタナティブのほうにリターンがズレているのかも。まぁ、セグメント内のリターンがどうであっても、全体の資産額は増えも減りもしないのでいいのですが、気になるといえば気になります。

 

優待クロスも不作の月なので、けっこう現金で寝ている状態です。現在のエクスポージャは下記の通りです。パーセンテージは総資産に対するものです。

  • 優待クロス 4.81%
  • ドルMMF  2.22%
  • ステーブルコインのレンディング 0.47%

また、auじぶん銀行のドル定期預金10%キャンペーンを、為替ヘッジしつつ実行中です。

 

通貨の状況は次の感じ。ドル円レートは結局115年超に戻ってきました。

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5セグメントではなく、通貨別/リアル・ペーパーアセットで分類すると、下記のアセットアロケーションになります。クリプトの比率が減りましたが、まぁまぁ心地よい比率です。

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なお配当などのインカムゲインCFについては、下記にまとめています。

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今後の方針

さて今後の方針です。といっても、未だにノープランです。そういえば、2022年の全体プランも考えていませんでした。現在は、確定申告とキャッシュレス決済のお得作戦に頭がいってしまっていて、資産全体の作戦に及んでいません。

 

とはいえ、いくつかの課題感と方向性の萌芽は頭の中に生まれているので、これは別記事でまとめたいと思っています。1カ月前の記事でも似たようなことを書きましたが、全然宿題をやれていませんね。あはは。

各セグメントは以下の目論見書に従って運用しています。

また計算上の注意点は下記です。

  • このポートフォリオには、生活防衛資金、401k、各種貯蓄性保険、年金、家族の資産は入れていません
  • 株主優待は現金化したもの以外、資産計算していません。取得コスト分だけ資産にマイナスの影響が出ています(ここは今後検討です)
  • 含み益も資産として計算されているので、ここから税払いが発生する場合があります
  • 法人と個人の資産を合算しています

 【昨年2021年全体の成績とポートフォリオ】

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