最近、不要品の処分のためによくメルカリを使っています。そんなメルカリ、送料をどうするかがけっこう利益率向上のためには重要だったりします。今回、その中から裏技を一つ。
重要点は、重さと厚さ
宅急便では、60サイズ、80サイズ……というように、サイズと重さと送り先の地域で送料が決まります。一方で、より軽くて小さいものが多いメルカリではどうかというと、ポイントとなるのは厚さと重さです。
まずは公式の料金表を。
これをみても、なかなか分かりにくいのですが、
- 優待チケットなどは、基本、ミニレターか定形郵便が安い
- 本などに関しては、だいたいにおいて「ネコポス」がそのほかの手段の上位互換
という構造です。ただし問題なのは3cmという制約。本などでも、3cmを超えるものは案外あるんですよね。
3cm超えに対応するゆうパケットポストシール
ここで裏技となるのが、ゆうパケットポストです。こちら専用箱だと3cm以内でほかと同様。ところが、発送シールは少し制限が違います。厚みが“3cm以内”ではなく、”ポストに投函可能なもの”なんですね。
そして、郵便ポストは都市部の新しめのものだと、厚さは約4cm。つまり、料金200円ながら、ほかよりも1cm厚いものが送れるのです。なお、この厚さはポストによって異なるようです。
- 最新ポスト 4cm 幅29cm
- 古いポスト 3.4cm 幅24cm
- コンビニ内ポスト 3.4cm 幅24cm
長くて厚い(5cm)ものは?
4cmを超えていたり、A4サイズを超えていたら、普通は宅急便を使ってしまうかもしれませんね。しかし、現在は一段安い発送方法がいくつかあります。まずは公式の一覧表から。
この中で、使えるものをまとめてみます。
- 宅急便コンパクト専用BOX 20x25x5cm 380円+70円
- 宅急便コンパクト薄型専用 24.8x34x5cm 380円+70円
- ゆうパケットプラス 17x24x7cm 2kg以内 375円
- レターパックプラス 34x24.8x∞ 4kg以内 520円
まず、7cmまで対応するゆうパケットプラス。これのポイントは資材の再利用が可能なことです。メルカリでモノを購入して、先方からゆうパケットプラスで届いたら、その箱はキレイにとっておきましょう。自分が送るときにもう一度使えます。
ただ、ゆうパケットプラスの課題は、短辺が17cmしかないということ。また長辺も24cmしか入りません。重さも2kgという微妙な制約があります。
そこで活躍するのが宅急便コンパクト薄型専用BOXです。これは一見、ネコポスやゆうパケットのような平べったい箱です。しかし、厚み5cmまでは入るんですね。さらに実はもっと厚くても、“著しく変形”していなければ、受け付けてもらえる場合もあり。しかも、縦横高さを合計すると、63.8cmになるので、宅急便だと80サイズになってしまうようなものでも、意外と入ったりします。たとえば筒状のものとかは、意外といけます。
また、宅急便コンパクトは重さの制限がないのもポイントです。置物系などで宅急便だと重くなってしまうものも、入りさえすればOKなわけです。
もう1つ、面白いのがレターパックプラス。こちらは実は厚みの制限がありません。箱状に折り曲げれば、正方形に近いモノも送れます。重さも4kgまでOKなので、宅急便を使う前に検討する余地があります。