この春は、銀行系のキャンペーンがあんまりないなぁなんて思っていたのですが、三井住友銀行と日興証券が組んで、金利1.0%の定期預金のキャンペーンを行っていました。
その条件
これは、日興証券を通じて三井住友銀行の「日興支店」に口座を開設すると、初回限定で1.0%定期預金(1カ月もの)が申し込めるというものです。注意点は下記の通り。
- 日興証券総合コースが対象
- 金額は1000万円以上、5億円以下
- 満期自動解約
最低金額が1000万円からということで、相手を限定しているキャンペーンなのが分かります。上限も5億円以下ということで、余裕資金があるなら1カ月置くのもありです。
ちなみに、これがどのくらいの利子になるかというと、下記のとおり1000万円で税引き後6549円です。1億円なら6万5400円くらいだし、5億円なら32万5000円くらいですね。
しかしこれは使えない……
金利1%は悪くない……と思いつつ、これは僕には利用できませんでした。ネックとなるのは、「総合コース対象」というところです。
日興証券のように対面大手は、これまでの対面型のコースとオンライン専用のコースを分けている場合が多いのです。そして、オンライン専用は手数料が安く(例えば日興だと信用取引手数料無料)、対面型は手数料が高い代わりに担当と会話できます。そして、「総合コース」というのはこの対面型のコースなのです。
そして、この2つはコース変更することも可能です。取引しなければ手数料の違いがあっても関係ないので、普段はダイレクトコースを使っている人も、1.0%金利のために総合コースに変えることも不可能ではありません。
ただし、再びダイレクトコースに戻すのには制約があります。
ダイレクトコースへの再変更の申し込みは、総合コースへの変更完了日から3カ月経過の応当日まで受付ができません。
というわけで、ここで一時的に総合コースに変えてしまうと、6月のクロスができなくなってしまいます。ぼくには、この1%定期は利用できないというわけです。
もちろん、日興証券を普段使っていなくて、余裕資金が1000万円以上ある人なら、1カ月もの1.0%定期は悪くないかもしれません。最もリスクが少なく、かつシンプルですものね。