イオンの株主優待である「イオンオーナーズカード」が届きました。こちら、イオン系列のお店で割引になるというカードですが、ちと利用に制約があります。どのようにするのが便利でお得か、検討してみました。
イオンオーナーズカードの概要
まずイオンオーナーズカードの概要から。こちらは3月末、9月末の株主に届くカードです。イオン系列の店舗で支払いの際に提示すると、キャッシュバックされます。保有株式数によって還元率が変わります。僕は3月末にお試しで1000株取ってみたので、5%キャッシュバックです。
カードは昨日、4月末に届きました。5%還元対象期間は、8月末まで。この期間に使った金額が集計されて郵送で紙が届き、それを持っていくと現金でキャッシュバック(CB)されるそうです。タイミングは10月。
CB期間は3月1日からなので、新規に株式取得の場合は2ヶ月ほど減ります。
また、下記の優待も受けられます。
- レストラン10%引き:四六時中、SHIROKU、和ぐるめ、海の穂まれ
- 会計5%引き:スポーツオーソリティ、CORNERS、OUTSIDE THE BOX
- 会計5%引き:イオンペット、コスメーム、ブランシェス
- 会計3%引き:イオンコンパスパック旅行
- イオンシネマ1000円に
注意点は?
5%還元なので悪くないのですが、意外と注意点があります。
- 上限額は半年間で100万円まで
- タバコ、切手、印紙、ハガキ、プリペイドカード、ギフトカード、配送料、送料、処方箋医薬品、レジ袋、家電保険料、収納代行は対象外
- 対象外の主なイオン系列:ミニストップ、イオンファンタジー、カスミ、マルエツ、やまや、ウエルシア、オリジン東秀、キャンドゥ、フジ
- 対象支払い方法:現金、WAON、イオンクレカ、イオン商品券、イオンギフトカード
まず上限は半年で100万円まで。年間200万円なので、普通にスーパーで使う分には十分すぎる感じです。ミニストップなど、イオン系列でも割引がないところがちらほら。逆に、いわゆるイオンのほか、マックスバリュ、ダイエー、ピーコック、まいばすけっと、ビオセボンなどのスーパーは対象です。
さて問題は支払い方法です。要するにイオン系の支払いか現金しか使えません。
ここはWAON一択か
最も簡単な方法は現金ですが、現金ではオーナーズカードの還元だけで、他の還元を受けられません。ではイオンカードはどうかというと、還元は1%(通常0.5%、イオン系列なら2倍)。これはこれで悪くないのですが、ぼくの持っているイオンカードはイオン銀行とセットのもので、引き落としがイオン銀行に限定されます。それはあまりに使いにくいので、別の方法を考える必要があります。
となると、やっぱり最も手軽かつ高還元なのはWAONでしょう。iPhoneにWAONアプリをダウンロードして発行できるモバイルWAONです。ここに、エポスゴールド(2.5%)→MIXI M→WAON(1%、イオン系列は1%)の流れでチャージすれば2.5%還元です。
株主優待還元に加えて2.5%還元なわけで、5.5%〜9.5%とかなりお得になります。
イオンの謎と課題
さて、イオンはiAEONというアプリを用意しており、これが統合型らしいのです。そして、これに登録することで、複数のカードに別れたWAONポイントを統合できるらしい。で、もちろんモバイルWAONも登録できることになっています。ちょうど下の画面のような感じです。
ところが、何回試しても「モバイルWAON」が選択肢に出てきません。一応「モバイルWAONのiAEONアプリへの登録反映は翌日以降になります」とはありますが、いったい翌日以降っていつなのでしょう? こういうところがちょっと惜しいなぁ。
それからオーナーズカード自体です。最近はクレカでもエンボスレスが急速に普及していて、財布に入れたときの厚みも薄くなってきていますし、エンボス部分が削れて汚くなることも減っています。
ところが、オーナーズカードはいまだにエンボスの分厚いプラスチックカードなんですね。店舗で会計前に読み取りはしますが、これは磁気オンリー。エンボスははっきりいって不要です。これは速攻エンボスレスにしてもらうか、Apple Pay対応にしてタッチで読み込みしてほしいところ。そこまでしなくても、アプリ上でバーコードを表示する形の会員証形式でもかまいません。エンボスプラスチックカードはないでしょ? という感じです。
それから最後にクロス勢に向けて。イオンオーナーズカードは株主番号が変わると以前のカードが使えず、再発行だそうです。次回9月に取ったときにどうなるのかはわかりませんが、万全を期すなら端株を取って株主番号を継続させたほうがいいですね。