マイナポイント第2弾が6月30日から始まりました。今回は、保険証設定7500円+公金口座登録7500円+キャッシュレス決済5000円で、キャッシュレス決済5000円分は第1弾利用者は対象外。つまり1人あたり1万5000円。これは小さくないですね。では、どの決済事業社を選択したらいいのでしょうか? 検討してみました。
上乗せが基本ない第2弾
前回第1回のマイナポイントでは、各キャッシュレス決済事業者は自社での上乗せを用意して獲得競争を繰り広げました。d払いなんて通常5000円還元のところ、+2500円を設定したわけですが、そのせいで大失敗もしたものです。
一転、今回の第2弾はほとんど上乗せがありません。抽選でいいことあるよ、というのが2社ほど。
- Suica 抽選で毎月1000名に1万ポイント
- au PAY/au PAYカード 1000ポイントを10万名に
ちなみにau PAYユーザー数は3700万人。その全員が申し込むことはないでしょうが、マックスの場合、0.27%の当選確率です。au PAYユーザーの10人に1人が申し込んでも2.7%、100人に1人でも27%。10万人なら当たるかも? とは思えない確率ですね。
第2弾の軸は現金化
そんなわけで、上乗せがあまり期待できない以上、別の軸でマイナポイント第2弾の申込み事業者を選択することにします。ずばり現金化です。
マイナポイントでもらえるポイントは、基本的にはその事業者のポイントであり、その事業者の決済方式でしか使えません。PayPayポイントはPayPayが使えるお店でしか使えないのです。
ところが、いくつかの事業者についてはもらったポイントを現金化できるものがあります。現金であれば、それを再度クレカ決済に充てることで2%程度の還元が得られます。使いみちも多種多様、何でもOK。失効することもありません。手間さえかからなければ、最もいいのが現金なわけです。
- Suica JRE POINT 現金化不可
- nanaco nanacoポイント 現金化不可
- WAON WAON 現金化不可
- Edy Edyギフト 現金化不可
- バンドルカード バンドルカード 現金化不可
- au PAY au PAY残高 auじぶん銀行出金可能
- d払い dポイント フロッギー経由で現金化可能
- PayPay PayPayポイント 現金化不可
- 楽天Pay 楽天ポイント 通常ポイント。楽天証券投信経由で現金化可能
- エポスカード エポスポイント tsumiki証券経由で現金化可能(8/30〜)
- dカード dポイント フロッギー経由で現金化可能
- 三井住友カード Vポイント カード支払い充当で現金化相当(開始時期未定)
- au PAYカード au PAY残高 auじぶん銀行出金可能
- JCB JCBマイナポイント カード支払い充当で現金化相当(12月、3月に付与)
- 楽天カード 楽天ポイント 通常ポイント。楽天証券投信経由で現金化可能(9/25〜)
- セゾンカード セゾンマイナポイント カード支払い充当で現金化相当(6月、9月、12月、3月)
以上、メジャーなところをまとめてみました。意外と現金化可能なところが多いですね。手間でいうと、何もしないで還元されるところがベストです。なお現金化処理が可能かどうかは、一応サポートに確認済みです。
それでいうと、カードの支払い額に自動的に充当され、支払い額がゼロなら銀行口座に入金されるのが最も手間がかかりません。JCBマイナポイントとセゾンマイナポイントがそれですね。
続いてが、auじぶん銀行に出金できるau PAY。そして、1回の設定でカード支払いに充当できるVポイントでしょうか。証券会社で投信買付、投信売却が必要なところは、これらに比べると手間がかかる上に、金額変動リスクもあります。
最短タイミングはどこか?
次に気になるのは付与タイミングです。こういうのは少しでも早く付与されるほうがいいに決まっています。もしかしてうまく登録できていないかも? という気持ちの問題もあるし、期限の利益もあります。
- au PAY 最短翌日
- d払い 3日後
- 楽天Pay 2〜3日後
- エポスカード 翌月上旬(8/30〜
- dカード 3日後
- 三井住友カード 翌月末(開始時期未定)
- au PAYカード 翌日
- JCB 12月、3月に付与
- 楽天カード 翌月25日(9/25〜)
- セゾンカード 6月、9月、12月、3月末締め、3ヶ月後相殺
意外と時期はバラバラ。最も速いのはau PAYとau PAYカードで、次が楽天PAY。続いてd払い/dカードという感じです。
子供のマイナポイント
複数検討する必要があるのは、子供のマイナポイントについては親の決済事業社アカウントに紐付ける必要があるからです。そして、親と子は別の決済事業者を選ばなければいけないという制約があります。
ちなみに、同一楽天IDであっても、楽天Payと楽天カードは別の決済事業者の扱いになります。そのため、本人のマイナカードを楽天Pay、子供のマイナカードを楽天カードと紐付ければ、両方とも楽天ポイントでゲットすることも可能。あれ? そういえばau PAYとau PAYカードも別事業者扱いなのかな? ここは電話では確認できていませんでした。試してみようと思います。
※追記:au PAYとau PAYカードは別事業者扱いでした。
そのため、現時点では申込み先は次のように考えています。
- 本人 au PAY
- 妻 楽天PAY
- 子 楽天PAY
- 子 au PAYカード