FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

2022年上期の家計簿大公開

家計簿シリーズも2018年から始まって、19年、20年、21年と5年め。どんな状況だったかを見ていきましょう。なぜか上期だけ計測していますが、これは単に「そろそろ家計簿でも……」とか思うのが、毎年夏頃だという話で、他意はありません。

生活全体のコスト

まずは生活コスト全体です。18年にセミリタイアしましたので、そこまでフル現役のときの生活費。そこから徐々に下がってきて、コロナ禍によってさらに下落してきたのが生活費でした。

 

ところが2022年上期は、ググっと増加。この5年間では最高値となっています。昨対比では約1.5倍となっていて、あら? かなり使ったなという感じ。

何が生活費を押し上げたのか

ではその原因は何でしょうか。費目ごとの金額を集計したのがこちら。住宅3割、教育2.5割で過半です。

ちなみに、下記が昨年の内訳です。増えたのは、下記4つといったところでしょうか。

  • 教育
  • 特別
  • 趣味
  • 日用品

費目ごとの分析

過去4年の費目ごとの平均に対して、22年の金額の比率をグラフ化したのが下記です。これはなかなかおもしろい。1つずつ考察していきます。

住宅費は36%増です。この理由はシンプルかつ明らかで、今年3月に引っ越しをしたからです。金額にして3割ほど家賃が上がりました。これがそのまま家計簿にも出ています。

 

教育は2.1倍に増加です。こちらも原因ははっきりしていて、子供の授業料がかかったから。絶対額としては「そこそこ高いなぁ」くらいの気分でしたが、こうして生活費に組み込んでみると、額の高さを実感します。教育費が負担になるはずです。

 

自動車はわずかに増えて13%増。実はこれも理由が明確で、引っ越しにともない新たに駐車場を借りたせいです。その費用自体20%くらいアップした上に、部屋とセットでない駐車場は消費税がかかります。+10%ということです。なかなかこれは痛いですね。

 

特別は、家具とか家電とかです。こちらは年によってデコボコがありますが、22年はそんなに買わなかったようです。

 

食費は安定しているかと思いきや、昨年に比べると2倍になっています。多少コロナからの回復が始まり、外に出る機会が増えていくからでしょうね。

 

趣味は大幅増加。2.5倍でした。この上期は、比較的国内旅行を頻繁にしたので、それがダイレクトに出ています。また、自転車レースの富士ヒルクライムに出るに先立って、スマートローラーを買ってZwiftでトレーニングしていたのですが、その費用なども趣味のコストを押し上げました。

 

保険は基本変わらず。ただスマホ保険を解約したので、その分ちょっと下がっています。「じぶんの積立」のほか個人年金保険にも加入しています。

 

継続的に下がっていて22年も減少したのは通信費です。これは、光回線を楽天ひかりにきりかえて、1年間料金が無料になった効果が大きい。しかも、無料はまだ4月5月6月だけなので、今年はけっこう効果がありそうです。

 

水道光熱費は平均に比べると微増。ただし、昨年からは2割ほど減少しました。このところの原油高と円安で、光熱費が激しく上がっています。ではなんで下落したかは、あとでちょっと丁寧に考察してみようと思います。

 

交通費はコロナからの回復を如実に反映しています。ほんと昨年は全然外出していなかったんですね。

日用品も大きく増加しましたが、これは引っ越しに伴う小物をちょこちょこ買った影響が大きい。そもそもが額が小さいので、少し何かを買うと増減が出てきます。

 

衣服美容も増加。これも外出が増えたせいで、久々に服を買ったのと、アウトドアウェアとかを買ったのが要因でしょう。

 

交際費もコロナに連動した動き。21年はたいへん少なったものの22年は復活しています。

FI倍率への影響

さて毎月ぼくは資産額を元に、FI倍率というものを出しています。直近だと32.6倍です。これは、資産が年間生活費の何倍かを表す指標です。つまり現在の生活を継続するなら、資産運用なしでインフレもなしと仮定すると、32.6年持つということになります。

 

実際には資産運用もするしインフレもあるだろうし、なんらか働いた収入も入ってくるだろうし、年金もあるだろうしで残された年数とイコールではないのですが、まぁ資産寿命という感じです。

 

ただFI倍率、当然ですが生活費が上昇すれば大きく変化します。現在は、18-21年の平均値を使っているのですが、22年がこれだけ上昇したとなると、少し見直す必要もありますね。

 

22年上期の生活費を2倍にして、これを元にFI倍率を計算すると21.3倍まで下がります。このところの市況悪化で総資産も減少しているので、グラフ化すると下記の感じ。セミリタイアを決めた18年の時の倍率よりはまた上ですが、けっこう余裕がなくなってきました。

節約の方向性

節約というのは難しいもので、現在も特に大きな無駄使いをしたという感覚はありません。支出を絞っているつもりもありませんが、不要なものは買わない、同じものを買うならできるだけ安く買う、不要になったら売却する、この3つを心がけているだけです。

 

お金なんて持っていても使わなければ価値がありません。そして目標は死ぬときに財産がちょうどゼロになっていることです。自分が何歳まで生きるかは当然わかりませんが、平均寿命とか平均余命まで生きると想定するならもう少し使うペースを上げる必要があります。またはリスクを抑えてリターンを低く見積もるかです。

 

それでもFI倍率が25倍あれば税引き後4%のリターンで永遠に生活できることを意味しています。取り崩しを前提とするなら20倍あれば大丈夫です。

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一方で、支出を数百万円拡大させるのは、特に大きな買い物をしなくても簡単に出来てしまうんだなというのが、今回の家計簿を振り返って感じたことでもあります。一応、ぼくもFP資格を持っているので、久々に自分のライフプランでも計算してみようかという気づきがありました。

 

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