FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

安くて補償が大きいスマホ保険 クレカ付帯から専門保険まで比較する

先日、iPadの画面が割れました。どんどん割れが広がっていくので、買い換えようかと思ったのですが、今はiPadの値段高いですよね。仕方ない。修理するか……と思って、思い出しました。スマホ保険があるじゃないか? 今回は、意外と便利なスマホ保険について、簡単に比較してみます。

スマホ保険

スマホ保険として有名なのは、3キャリアが提供しているものとApple Careでしょう。ちょっと調べ直してみたのですが、それぞれかなり高いですね。しかも利用制限があり、免責金額もあります。免責金額というのは、保険に入っていても、修理するときはこの金額だけは最低払わなければいけないというものです。

smartあんしん補償 | サービス・機能 | NTTドコモ

故障紛失サポート | サービス・機能 | au

あんしん保証パックプラス(あんしん保証パック) | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

これらでちょっと面白いのはドコモで、9月に始まった新補償プランでは「イエナカ機器補償」というサービスが付いています。これは、ドコモのスマホ以外の家庭内の電子機器(iPadとかSwitchとか)も補償しますよ、というものです。

個別のスマホ保険:Mysurance

キャリアの保険はかなり複雑で高いというのが僕の印象です。それに比べてモバイル保険として単体で提供されている保険は、シンプルで安価です。

 

損保ジャパン子会社のMysuranceが提供するスマホ保険は、破損だけなら200円と安さが特徴です。さらに、学生の場合SNSトラブルを弁護士に無料で相談できるサービスもセットされています。

注意点は下記の2点でしょう。

  • 格安SIMが対象。docomo、au、softbankを利用している端末は対象外
  • 端末は事前登録が必要
  • 保障は1台のスマホだけ

モバイル保険:さくら少額短期保険

モバイル保険は、この分野の老舗の保険です。スマホ保険と違い、3端末まで補償されます。ノートPCやゲーム機、スマートウォッチなど「WiFiやBluetoothが搭載されている」ことが対象です。保険料は月額700円。免責金額がゼロというのも特徴です。

モバイル保険については実際に入ってみましたので、下記もどうぞ。

www.kuzyofire.com

アプリで入れるスマホ保険:justIncase

アプリで入れるスマホ保険は、専用アプリをインストールして危険度をチェック、落下などがなく丁寧に取り扱う人の場合、保険料が平均30%安くなるのが特徴の保険です。

料金は機種によって異なり、新型iPhoneなどはやっぱり高くなりますが、SE3rdなら378円/月、Androidは一律273円/月とお得です。故障や盗難、紛失も対象になります。ただし自己負担額3500円で、契約期間である3カ月間の間に2回以上補償を使った場合、プラス3500円ずつ増加します。

JCBオリジナルにもスマートフォン保険

JCBのオリジナルカードにも、10月から保険が自動付帯となりました。自己負担額1万円で、年間3万(一般カード)/年間5万(プラチナなど)を補償してくれます。

注意点は下記の通り。

  • 購入後24カ月以内のスマホが対象
  • 直近3カ月の通信料を対象JCBカードで支払っていること
  • ザ・クラス以外は、破損のみ補償
  • カードWなどは非対象

JCBカードは一般カードで年会費1375円。画面割れ特化&免責1万円ですが、額を考えると悪くない感じです。

クレカにスマホ保険が付いたミライノカードGOLD

住信SBIネット銀行が発行するデビットカードとクレジットカードは、スマホ保険が付帯しています。クレカ付帯なので、追加の保険料を支払うことなく補償が付くのはたいへん便利。金額も、3万、5万、10万と比較的高額です。国内における盗難にも対応します。

対象は、ミライノカードGOLDだけはスマホのみ対象ですが、プラチナ2種は、タブレットやスマートウォッチ、デスクトップPCが、ノートPC、ゲーム機などさまざまな機器を補償。発売日から5年経過していれば対象になるので、ノートPCとかはメーカー保証後の継続補償として最適です。

 

最大の特徴は、事前の機器登録が不要で、同居の家族の機器も対象なこと。これはかなり大きいです。利用回数は年1回で、保険効力発行日=カード発行日から1年をカウントします。

 

さて気になるカードの年会費は、次のようになっています。

  • ミライノカードGOLD(JCB) 3300円(リボ払い設定で無料
  • ミライノカードPLATINUM(JCB) 2万7500円
  • ミライノデビット(Mastercard) 1万1000円

ミライノカードGOLDは、リボ払い設定を使えば年会費が無料になるのに、自身が持つスマホにずっと補償が付くのが素晴らしい。これは必携カードです。

 

ミライノデビットは、年会費1万1000円かかりますが、家族のものも含めて無線が付いた機器すべてが年間10万円補償されるのは悪くありません。月間917円です。免責金額もないので、キャリアの保険とかAppleCareに入るなら、こちらのほうがお得では? という感じです。登場時に調べたときは、補償金額5万円でしたが、いつの間にか10万円に増額されていました。

 

なおこれらのカードを持っていると、住信SBIネット銀行のスマプロランクが2ランクアップするので、口座保有者ならなおよしです。

アメックス・グリーンカード

秋の改定で、年会費→月会費へと変更になるとともに、新たにモバイル保険を自動付帯したのがアメックス・グリーンカードです。内容は下記。年間3万円までなのに、免責1万円というのは微妙。また紛失は対象外です。

注意点は下記のとおり。

  • スマートフォンのみ対象
  • 購入後24カ月以内
  • 直近3カ月連続して、アメックスで通信料を決済していること

うーん。アメックス・グリーンは月額1100円、年間で1万3200円の会費がかかります。つまりミライノデビットよりもずっと高いわけですが、その割に補償は薄いですね。

 

ちなみにアメックスのショッピング・プロテクションは高機能で、グリーンカードでも購入後90日間なら、年間最高500万円まで補償されます。免責は1事故1万円。スマホは対象外のカードがほとんどですが、アメックスは対象です。逆に対象外は下記の通り。

  • 現金、金券、有価証券、チケット
  • 動物など生物
  • 船舶、航空機、自動車

90日というのがネックですが、かなり便利ではあります。

 

ちなみに、「盗難」は補償対象ですが「紛失」は対象外。じゃあこの2つは何が違うのかというと、「管理下にあって意識があったか」ら盗難で、しばらく管理下になかったら紛失だというのが保険の定義らしいです。

○【盗難】
電車の網棚にカバンを置き、本を読んでいる間に気が付いたら盗まれていた。(所有者の管理下にあり、意識がある)

ד紛失”
電車の網棚にカバンを置き、ウッカリ電車を降りてしまい、駅に届出をしたが発見されなかった。(所有者の管理下から離れてしまった)

保険をもっとわかりやすく» ブログアーカイブ“カメラの水没事故”「盗難と紛失の違い」 第4話 | 保険の基礎知識 | 保険をもっとわかりやすく

その他

なお、スマホが補償対象になる保険としては、カードのショッピング・プロテクションがあります。先に書いたアメックスのショッピング・プロテクションはスマホも対象ですが、期間が90日と短いのがネック。

 

ほかにはイオンカードのショッピング・プロテクションが「ショッピングセーフティ保険」という名称でスマホが対象になっています。ノーマルカードで年間50万円まで、ゴールドカードは年間300万円です。期間は購入から180日以内と、けっこう長くなっています。

 

さて、冒頭のiPadの修理顛末ですが、なんと僕が現在入っている補償は「ミライノカードGOLD」のもので、iPadはスマホではないため対象外でした。なんてこった。ノートPCやデスクトップPCも含め、家族分も全部補償となるミライノデビットがなかなか良さそうなので、これをちょっと追加で検討しようかと思っています。

www.kuzyofire.com

www.kuzyofire.com