申し込んでいた「ファミマTカード」が無事に到着しました。が、このカード、ほかのクレカとは違って、最初にいろいろ設定する必要があります。落とし穴が待ち構えているからです。
前回発行時の落とし穴
実はファミマTカードを作るのは今回が初めてではありません。以前作成し、あまりに頭に来たので速攻解約したという歴史があります。何があったかって?
実はこのカード、デフォルトがリボ払いなのです。そして入会ページにも、説明ページにも、それが分からないように念入りに隠されています。
そして利用後、通知が来て驚くのです。なんと銀行口座引き落としになっていないし、リボ払いになっていて残高が全然減っていないことを。どこにもリバー払いなんて書いてないのですが、実は初期設定はリボです。お気をつけを。
作っておいてなんですが、顧客対応の微妙さでは最高ランクになります。まず顧客問い合わせ番号が携帯からはナビダイヤルです。一応、小さな字で大阪06番号があるので、まだいいとしましょう。ところが、自動応答ダイヤルにはオペレータを呼び出すメニューがありません。何も番号を入力しないでしばらく待っていると、オペレータを呼び出すというなかなかすごい仕様です。
というわけで、まずオペレータに聞いたのは「問い合わせの電話でオペレータにつないでもらうにはどうすればいいのですか?」ということでした。答えは「4−2」だそうです。ぜひご活用ください。
罠を抜け出すためにやること
というわけで、2回めの今回は失敗しません。まずは会員専用ネットサービスに登録です。台紙に仮のIDとパスワードが書いてあるので、それでログインします。しかし、なぜかMacのChromeではうまくサイトが動かないという、ナイス仕様です。素直にSafariを使いましょう。
その後、パスワードを変更するのですが、なんとパスワードに大文字が使えないというとってもセキュアな仕様です。大文字小文字数字入りの長いパスワードを標準にしているぼくとしては、なかなかに残念です。
ともあれ、ログインしたら、こちらの「引き落とし口座登録・変更」を選びます。なんとここからリボ払いを一括払いに変更するのです。意地でもリボ払いを使わせようという意気込みが感じられます。
中のメニューは下記のようになっています。まずデフォルトは「店頭支払いコース」になっています。これは送られてきた伝票をファミマの店頭に持っていって現金で精算するというコースです。それはいいとして、下記の説明の意味が分かる人はどのくらいいるでしょう?
つまり下記のような分岐です。
- 店頭支払いコース(初期状態)
- リボ払いのみ
- 口座引落コース
- ずっと全額支払い(通常のマンスリークリア)
- リボ払い
こんなの普通は気づきませんよね。いや、すごい人は気づくのかもしれませんが、ぼくは見事にひっかかりました。罠に落ちる人が多いのは、下記のFAQが用意されていることからも分かります。
では、そのリボ払い、どんな手数料体系かというと、これがまた見つけれません。いったいどこにリボの仕組みが書いてあるのか……。結局、電話で聞いたのが下記のページです。
なかなか素敵なことに、ショッピングもキャッシングもリボ。しかも毎月の支払い額は、ユーザーが決めるのではなく勝手に決まるという作りです。利用残高が10万円までは、なんと毎月の支払いがわずか3000円になるという鬼仕様。
いやはや、さすがは破綻したサラ金であるマイカルの流れをくむポケットカード。これは消費者庁に報告したほうがいいんじゃないというくらいの、素晴らしい仕様です。
さて、口座登録が終わったら、下記の本人認証サービスの登録だけはやっておきましょう。要するに3Dセキュアです。
ファミペイにチャージ
さて、なぜここまでしてファミマTカードを作ったかというと、ファミペイにチャージするため。月間2万円まではPayPayカードかマネックスカードでチャージするのがベストプラクティスですが、それ以上にチャージしようと思うとファミマTカードしか選択肢がないのです。
それでも、下記のルートを介して、2.5%で楽天キャッシュにチャージが可能です。
- ファミマTカード(0.5%)→POSAカード5と0の日キャンペーン(1.5%)→ファミペイ(0.5%)→楽天キャッシュ
ただ下記のとおり上限があることには注意でしょうか。
- ファミマTカード
- 1回あたり3万円
- 1日あたり10万円
- 1カ月あたり100万円
- 0と5の日POSA
- 月間還元上限3000pt(利用月間20万円)
ここで得た楽天キャッシュは、楽天ペイ(1%)を利用してもいいし楽天証券の積立に使ってもいいし、活用法はさまざまです。
なおTポイントは忘れていい
なお「ファミマTカード」というだけあって、Tポイントカードを兼ねているカードですが、こちらほぼ忘れていいと思います。まずファミマTカードからファミペイにチャージした場合、貯まるのはTポイントではなくファミペイボーナスです。そして、ファミマTカードを単体で利用することは、まずあり得ません。
そのためTポイントカードを兼ねてはいるものの、意識する必要はないのです。Tポイントカードが複数あっても統合はできず、ポイントの移行しかできません。とんでもなく使い勝手が悪いので、プラスチックのTポイントカードはできれば触りたくないというのが本音だったりします。