FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

年初来50%上昇したビットコインの今

このところネガティブなニュースばっかりでしたが、ガンガンに上昇しているのがビットコインです。年初来、ドル建てで48%、円建てで51%上昇しており、ほかの各資産に対しても好調です。

年初来50%上昇

下記が、ビットコインの年初来チャートです。株式も6.67%上昇と好調でしたが、ボラティリティの高い仮想通貨はその比ではありません。

なぜ上昇しているのかといえば、理由は株式が上昇しているのと同じのようです。市場はリスクオンムードになってきており、マネーが仮想通貨にも流入しています。

このところのニュース

2022年は、テラショック、セルシウスショック、FTXショックと、仮想通貨に厳しいできごとが続きました。テラはアルゴリズム型のステーブルコインで、そのペッグ(ドルとの連動)が外れたことがクラッシュをもたらしました。セルシウスはレンディング業者で、イーサの債券トークンstETHの価格がETHと乖離したことから、こちらもクラッシュ寸前に至りました。そしてFTXは、世界トップクラスの取引所です。こちらは創業トップの資金不正流用で、わずか数日で破綻まで追い込まれました。FTXが支えていた他の仮想通貨企業も連鎖破綻しました。

 

これらのポイントは、ステーブルコインとレンディングの課題を浮き彫りにしました。ここにはほとんど規制がなかったからです。そして取引所の監査についても課題を残しました。というわけで、2023年はステーブルコインとレンディングサービスに、どんな規制が入るかが焦点でした。

 

実際、SECが仮想通貨のステーキングを禁止するという噂が流れました。

コインベース(Coinbase)のブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)CEOは、SEC(米証券取引委員会)が個人投資家による暗号資産のステーキングを禁止したいと考えているとの噂を聞いたと語った。

「万一そうなれば、アメリカにとって恐ろしいことになると思う。そうならないことを願う」

直後、ビットコインは反応し、下落しています。

 

また、SECはステーブルコインのバイナンスUSD(BUSD)を発行するPaxosを提訴する意向だとウォールストリート・ジャーナルが2月12日に伝えました。Binanceは、BUSDはブランドを貸しただけで無関係だと言っていますが、それでも影響が出て、資金が流出しました。

www.coindeskjapan.com

でも面白いのは、こうした動きにも関わらずビットコインが2万5000ドルにアタックを続けていることです。年初からこれだけの上昇を見せたのは2013年以来ということもあり、また昨年の下げが大きかったことから、2023年はビットコイン上昇の年という話もあります。

話題もないけど問題も出尽くした?

実はいまの仮想通貨は規制の話ばかりで、あまり大きなトピックがないように感じています。2021年はNFTブームが起こり、2022年は、Web3の勃興、イーサリアムのPoSへのアップデートなどがありました。

 

5年間のGoogleトレンドを見ると、2021年にビットコインが大きく伸びたものの、価格下落とともに減衰。NFTもピークは2022年頭でした。2022年からはWeb3が伸びてはいるものの、まだまだボリュームとしては小さいままです。

もっとも、ビットコインの最も大きなファンダメンタルズ要素である半減期は2024年の見込み。これまで半減期を迎えたあとの1年で大きな上昇を見せるというのがビットコインのトレンドでした。そこまではじわりじわりと上昇というのが、これまでの通例です。おそらくですが、2023年は価格を上昇させつつも、爆発的な上昇は2024年になるのではと思っています。

 

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