資産から生まれる現金(CF)を集計するインカムゲインCFのコーナーです。2023年は債券投資に力を入れていくということで、インカムの内訳を、太陽光、不動産のほか、株式配当と債券分配金に分けました。
1月のインカムゲインCF
1月のインカムゲインCFは、先月よりもわずかに増加しました。2022年の年間平均を少し超えています。
今回から配当の内訳を、株式からの配当金「配当」と債券系からの分配金「分配金」にわけて表示するようにしました。債券投資の比率を増やしているので、その効果が分かるようにするためです。比較的安定している不動産、季節で大きく変動する太陽光、そして月によって分配金が変わる株式という状況が分かります。
1月のCFを生んだ源は下記のとおりでした。
保有株式のうち、個別株は配当を出すものがありません。そのため、配当はETFに限られ、それぞれ入金があるのは次のタイミングになります。5月と11月だけは、株式からも債券からも入金がありません。それ以外の月は何かしら入ってくる感じです。
太陽光の状況については下記にまとめています。
CFレベルは79%
生活費に対してインカムゲインからのCFの比率を示すCFレベルは79%でした。つまり、資産の取り崩しを行わないと生活費が賄えない状況です。まぁ実際のところは、セミリタイヤであってまだ給与収入がありますし、副業からの収入もけっこうな規模になってきているので、資産を取り崩すというよりも入金ができてしまっている状況ではあります。
インカムゲインの利回り
インカムゲインの利回りもチェックしておきましょう。下記は直近12カ月の利回りを、ソース別に計算したものです。さすがに太陽光の利回りは高いですね。債券の分配金は高く出ていますが、現時点でここに入っているのがARCCだけだからです。今後、各種債券が入ってくると利回りは低下すると思われます。
不動産は、半分インカム、半分キャピタルゲインという資産なので、このくらいの感じ。株式配当は2%を切っています。これは配当を出さない投資信託やGAFAのようなグロース銘柄が分母に含まれているからです。
最後に累計利回りも出しておきます。1月は21年、22年を上回っており、単月で0.21%の利回りとなりました。
2023年は、資産のボラティリティを抑え、インカムを増やす方向で調整する年になります。現時点では、思ったように金利が下がらず苦戦していますが、債券の大バーゲンは続いているので、継続的に購入を続ける考えです。