2023年2月の太陽光発電実績がまとまりました。昨対比90%でなかなか厳しい状況が続きます。また木更津発電所は3年目に突入しました。
2月の発電量
2月の発電量は、1月に比べると多少増加したものの、引き続き低調です。4万4416kWhと、昨年対比でも90.3%。そこまで雨が降っている印象もないのですが、なぜこんなに厳しいのでしょう?
予実比で見ても85%。12月に比べるとまだマシですが、厳しい結果です。
さて何が違ったのでしょうか? もしかして何かの際にケーブルを傷つけてしまったりしたとか?? と思って、日次データで発電量を取得できる白子発電所について、2022年、2023年の2月を見てみました。
ぱっと見、あまり違いがありませんね。2つのグラフを重ねて折れ線にしてみました。うーん、これでもやっぱりよく分かりません。
そこで、日次データを降順でソートして、22年と23年を比較してみました。すると、400kWhレベルの快晴の日については発電量はほとんど変わりません。晴れの日も上位はだいたい同じ日数くらいです。また雨が降った下位の日もだいたい同じくらい。
大きな違いは、300kWh以上の日が22年に比べて23年はかなり少なくなっています。この中間あたりの発電が厳しかったようです。
木更津発電所が3年目に
また今月、木更津発電所が3年目に突入しました。FIT20年のうち15%、ローン返済期間のうちの20%が終わった感じです。
月別発電量についても、多少ばらつきはあるものの傾向が見えてきました。
粗CFは19万3000円
売電額(消費税抜き)からローン返済額を引いた粗CFは19万3492円となりました。昨年だと、2月くらいから太陽光の冬が明けてきたのですが、今年はまだ冬という感じです。
発電所のIRR
各発電所のIRRを見ると下記のようになっています。これは投下資金に対して、定期預金金利何%くらいの利回りに相当するかを計算したものです。各発電所の実績レコードが整ってきて、これらの数字もあまり動かなくなってきました。
各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。
- 1号基 木更津発電所 2020年3月連系
- 2号基 筑西発電所 2020年10月連系
- 3号基 いすみ発電所 2020年12月連系
- 4号基 白子発電所 2021年1月連系
- 5号基 君津発電所 2021年3月連系
- 6号基 石岡発電所 2021年7月連系
FIT単価はいずれも18円。システムのスペック(パネル/パワコン)は次のようになっています。
- 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- 筑西発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
- 白子発電所 JINKO(87.42kW)/オムロン
- 君津発電所 JINKO(97.2kW)/オムロン
- 石岡発電所 Qセルズ(98.8kW)/オムロン
↓1月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。