FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIer(FIRE)を実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

寄付クロスで大失敗 なぜ指値信用売りは失効したのか

昨日、楽天証券の大口優遇を久しぶりに達成しようとして大きなミスをしました。クロスがうまくいかず、片側だけが約定してしまったのです*1。なぜこんなことが起きたのでしょうか。何に気をつけるべきだったのでしょうか。

大口達成クロスの流れ

最初に大口クロス達成の流れです。楽天証券の場合、当日新規建玉3000万円で達成なので、大まかには、

  • 1500万円分の売りポジションを作る 寄付
  • 1500万円分の買いポジションを作る 寄付
  • それぞれを決済する 引け/または後場の寄付

ことで達成できます。売りと買いがクロスになって値動きが相殺されるため損益はなく、「いちにち信用」を使えば手数料もかかりません。必要なのは資金だけということなります。

 

このあたりの詳細は下記記事にて。

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空売り規制にひっかかる

では今回何を失敗したのでしょうか。これはひとえに空売り規制によるものです。空売り規制というものが世の中にはあって、「51単元以上の売り注文は成行ができません」。詳細はこちらを。

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これを避けるには、指値注文をすればOKです。今回、トヨタ自動車8700株を使いましたが、これは51単元を超えているので成行売りが注文できません。そこで、安い価格の指値注文を入れれば、寄付の板寄せによって、成行き価格で約定してくれるのです。

 

意外に勘違いしている人もいますが、指値売は「その値段で注文を出す」ものではありません。「約定してもよい範囲を指定する注文で、買い注文であれば指値価格以下、売り注文であれば指値価格以上で約定」するのです。そのため、気配値1800円のトヨタ株を、1700円で指値売を出すと、1700円ではなく、だいたい1800円で約定するはずです。寄付なら、成行きでも低い指値でも同じ価格で約定するのです。

 

この注文はこれまでも何度もやっていて、何も不安を感じていませんでした。ところがです。

 

世の中には空売り規制というのがあって、「当日基準値から10%以上値段が下落した銘柄」はトリガー抵触となり空売り規制が適用になります。ところが、トリガー抵触していない銘柄でも、基準価格(通常前日終値)から10%以下の価格での51単元以上の空売りは禁止されているのです。

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このとき何が起きるかというと、注文が勝手に失効します。というか、証券会社は注文を受け付けるのですが、取引所が失効させるそうです。そのために買いだけが約定して、売りが失効。結果、片側だけ持つことになるというクロスが失敗となりました。

 

ぼくの注文はこうでした。うーん。言われてみてば1500円はまさに失効価格です。1555円以上の価格でなければダメなのでした。

  • 3月20日 終値 1727円
  • 22日売注文 1500円
  • 3月22日 初値 1802円

結局、22日は初値の1802円を一度も超えることなく取引を終えました。というわけで大損害です。

今後に向けて

まず、51単元以上の空売りは基準価格の10%下以内で発注が重要です。こんなルール、知りませんでした。

 

そしてそもそも、51単元以上にならないようにすればよかったという話です。株式分割して単価の下がったトヨタを使ったのが失敗で、東京エレクトロン(株価48870円)とかファーストリテイリング(株価27530)を使えば、300株とか400株でいけたのでした。セブンアイ(株価5753円)でも2700株でいいわけです。なぜわざわざトヨタを選んだのか、惰性が招いた失敗でした。

 

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*1:ちなみにここに至るには別の小ミスもあります。最初大口を達成したつもりだったのですが、数十万円金額が足りず、実際には達成できていませんでした。今回2度めのトライだったのですが。。。