FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

ChatGPTとMidjourneyとDeepLに課金している

最近、このAIの潮流に乗るためには多少の課金は必須だと思い、いくつかのサービスに課金しています。それは、LLMの筆頭サービス「ChatGPT」、画像生成AIの「Midjourney」、翻訳サービスの「DeepL」です。

お金を払うに値するサービスがどんどん出てきた

買い切りからサブスクに世の中のサービスがシフトしているわけですが、ざっくりこんなジャンルがあるかな? と思っています。

  1. コンテンツ系(ゲーム、エンタメ、情報)
  2. 処理系(代わりに作業してくれる)
  3. 保険系
  4. インフラ(通信、光熱費)

例えば年末に書いた「継続課金中のサブスク」の中味でいうと、こんなイメージです。

  1. GokigenLife TOKYO、アマプラ、SwitchOnline
  2. マネフォME、年会費有料クレカ、税理士
  3. いわゆる生保、損保、一部のクレカ
  4. スマホ、通信、光熱費、はてなブログ、ドメイン

コンテンツ系はある種贅沢品で必須ではないのですが、だからこそお金をかけるに値するともいえます。時間を費やす先です。処理系も贅沢品ですが、これはコンテンツの逆で時間を節約するためのサービスです。保険系は払ったからといって何かのサービスを受けられるものではなくて、サブスクの形態を取っているとはいっても金融商品。そしてインフラ系は、それ自体で役に立つわけではないけど、ほかのことをするための基盤となるものというイメージでしょうか。

これまでにない汎用的な何か

そこで出てきたのが、生成系AIです。ChatGPTであれば文章を生成しますし、Midjourneyであれば画像を生成します。DeepLはちょっと毛色が違い、処理系に近く、高性能なソフトウェアという感じですが、生成系は本当にニューカマーです。

 

これまでとの違いは何か? と考えると最大の違いは汎用性でしょうか。

 

ChatGPTはよくOSに例えられます。その昔は、ワープロという機械があって、人は印刷物を作りたいときはその機械に文字を入力し、印刷していました。ところが、PCが登場してMS-DOSといったOSの上でソフトウェアが動くようになってからは、ワープロは一つのソフトウェアになりました。

 

そのように汎用的な機能を持つ機械、インフラでありプラットフォームであるものをOSと呼びます。そしてChatGPTは、PCにとってのOSのような存在かもしれないというのです。各種ソフトウェアの機能を吸収し、必要なデータはプラグインの形で実装されます。よくGoogle検索の代替なんて言われますが、もっと汎用的で、全てのサービスの入り口であり代替品になるかもしれません。

 

感じとしては、いろいろなことができる秘書とか、外注に依頼している感じです。まぁLLMが人間のような知性を目指しているのだから当たり前ですが、人間に頼むことと同じことができるように進化している感じです。

ChatGPT Plusは20ドル

さて、そんなChatGPTは無料でも使えるものの、ここはぜひ課金すべきです。料金は月額20ドル。絶対的な金額としては高いと感じるかもしれませんが、これは登場直後のiPhoneを買うようなものです。またはTeslaのモデルSに飛びつくような感じ。世界変革が起きようとしているときに、わずか20ドルを出せばそれをリアルタイムで体験できるのに、ケチるのは論外です。

そして、有料版ではGPT-4が利用できます。GPT-4の有能さは圧倒的で、無料版しか使っていないならば、ChatGPTの真価の半分も見えていないと思います。

ちなみにドル課金になるので、円建てクレジットカードだと結構手数料が取られます。ここはドル残高から支払えるクレカやデビットで支払うことを考えましょう。

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Midjourneyは10ドル

画像生成では、いろいろなものが登場しています。が、そのクオリティを考えると、Midjourneyは最良の画像生成AIです。MidjourneyのUIはDiscordなので、スマホにせよPCにせよ、まずDiscordのインストールが必要です。

 

Discord内では、Midjourneyのルームに入ってコマンドを打つことで画像生成が可能です。「/Setting」というコマンドで各種設定が可能です。例えば最新バージョンであるVersion 5」をデフォルトと使いたいなら、「MJ version5」をチェックします。アニメ調の画像出力に特化した「Niji version5」というのもあります。

「/Subscribe」は課金メニューです。打ち込むとWebサイトに誘導されるので、プランを選びます。それぞれのプランの大きな違いは作成可能枚数で、ざっくりこんな感じです。

  • 無料プラン ざっくり月間25枚 (アクセス一時停止中)
  • Basic 約200枚
  • Standard 約900枚(低速なリラックスモードにすれば無制限)
  • Pro 約1800枚(低速なリラックスモードにすれば無制限)

DeepLは1000円

DeepLは現在最も翻訳精度が高いと思われるサービスです。体感的にはGoogle翻訳は「あー機械翻訳だなぁ」という感じですが、DeepLは文章によっては人間が書いたのと見分けがつかないレベルです。

 

上の文を英語にすると、

DeepL is currently the most accurate translation service available. In my experience, Google Translate is like "Oh, it's a machine translation," but DeepL is indistinguishable from human writing in some sentences.

で、この文章を日本語に翻訳すると

DeepLは現在、最も精度の高い翻訳サービスです。私の経験では、Google翻訳は「ああ、機械翻訳なんだな」という感じですが、DeepLは文章によっては人間の書いたものと見分けがつきませんね。

となります。で、無料版と有料版の違いはどこかというと、下記です。

まずAIを使った翻訳では、入力したデータが学習に使われることが普通です。DeepLでは「学習に使う」とは明言していませんが、DeepL Proでは「データは翻訳後、すぐに削除して保存しない。セキュリティが高い」としています。少なくとも、公開情報でないものを翻訳するならProは必須です。

 

またCharom拡張でWebページまるごとの翻訳が可能になります。下記は日本語のページを英語にした例ですが、多くの場合は英語のWebサイトを日本語にします。

Twitterなどの入力フォームで、日本語で入力した文字をその場で英語にすることもできます。

 

PDFなどの文書ファイルをそのまま翻訳してくれるのもすごく便利です。海外企業のIR資料など、PDFで提供されているものをDeepLに投げれば日本語のPDFになります。

 

DeepLのアプリも用意されていて、Webブラウザ以外のアプリのテキストも翻訳できます。使い方も簡単。DeepLのアプリを常駐させた状態で、[cmd]+C+Cと押すと、DeepLアプリが起動して翻訳文を表示してくれます。

Slackとかでも簡単に使えるので、英語で何か書きたいときに便利です。

 

そんなわけで、ChatGPTとMidjourneyとDeepLは、AI時代の3種の神器。これがだいたい月額40ドルくらいで使えるのですから、安いものです。

 

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