FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で自由主義者、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

SBI証券で法人口座を作ってみた 特徴と注意点

このたびSBI証券の法人口座を作ってみました。法人口座は、楽天、マネックスに続き3社目ですが、SBIが一番いいかも……もっと早くに作ればよかったと思っています。

法人証券の勘所

意外と情報の少ない法人の証券口座。これまで、楽天とマネックスで法人口座を作成済みです。個人口座との大きな違いとしては、下記があります。実は入出金絡みが個人口座よりもシビアで、法人の証券口座を能動的に活用しようとしたら銀行口座とセットで考えるのが重要です。

  • 法人口座全般の特徴
    • 特定口座は存在せずすべて一般口座
  •  楽天 法人口座の特徴
    • 楽天銀行と連動のマネーブリッジは申し込めない
    • 釣割獲得ポイント対象外
    • ポイントプログラム対象外
  • マネックス 法人口座の特徴
    • 即時入金サービス利用不可

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SBI証券はけっこうイケてる

そんな中でSBI証券はどうかというと、即時入金が可能な銀行口座は限られるものの、住信SBIネット銀行とPayPay銀行が対応しています。個人口座の場合、即時入金/リアルタイム入金ともに数限りない銀行が対応しているので、それに比べると減るのですが、この2行が使えるなら全然OKです。

なお楽天証券は、マネーブリッジこそ使えないものの、PayPay銀行、住信SBIネット銀行、ゆうちょ銀行、楽天銀行に対応しています。

 

SBI証券は、手数料プランも個人と同様です。開設直後は都度課金のスタンダードプランですが、アクティブプランに変更すれば、100万円/日の手数料が無料になります。

SBIハイブリッド預金に対応しているが……

白眉なのは住信SBIネット銀行との自動スイープ機能であるSBIハイブリッド預金にも対応していることです。これは素晴らしい。申し込み方は下記で、銀行口座から申込を行い、SBI証券に飛ばされてログインしてOKすれば完了というものです。

ところが今回こちらでひっかかりました。「口座名義が異なるため申し込みできません」と出てしまうのです。これはもしや? と思いサポートに連絡したらやはり。名義のよみがな違いでした。

 

要するに住信SBIネット銀行では「◯◯(ド」というカナになっていて、SBI証券では「◯◯ゴウドウガイシャ」というカナになっているのです。これ、確かに申し込みのときに自分で入力したものですが、こんな落とし穴があったとは。

 

このカナを変更するには、書類取り寄せの上、登記簿謄本を添付して修正依頼を出す必要があります。手間とコストを考えるとあり得ないので、ハイブリッド預金は諦めるか……とも思ったのですが、ダメもとでサポートに聞いてみると、下記のフォーマットで問い合わせフォームに送れば、先方でカナ登録名を調整してくれるということでした。

ハイブリッド預金の申込がエラーとなり調整希望

1. 銀行側での口座登録名(カナ登録名)
2. エラーが発生した日時
3. 緊急の場合の連絡先

やっぱり同じ問題が多発しているんでしょうね。この文面でサポートにメールを送ったところ、数営業日で調整が終わり、無事にハイブリッド預金を開くことができました。

ポイントサービスは使えるのか?

では楽天などで厳しかったポイントサービスはつかえるのでしょうか? ポイントの設定ページにいくと、下記のように個人と同様、Tポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALのマイルを選択できるようになっています。

これはいけるのか……と思ってVポイントを選んで進み、最後にVpassからひも付けたいIDでログインしたところ「会員情報が一致しないため」NGとなりました。

では別のポイントならどうか? ということでTポイントを選んだところ、おお。登録できてしまいました。ただ「Tカード番号未登録」です。これを登録するには、Yahoo IDでのログインが必要です。

ならばとYahoo IDでログインしてみたところ、下記のメッセージ。いや、これはもっと設定の早いタイミングで「法人はポイントプログラムが使えません」って出さなきゃいけないところじゃないでしょうか。たぶん。

というわけで、dポイント、Pontaポイント、JALマイルは試していませんが、おそらく法人ではNGでしょう。

なかなかイケてるSBI証券

UIUXが20年前から進化していないことがちょっと好きになれなくて、敬遠気味だったSBI証券ですが、さすが、サービスレベルは全般に高いですね。法人口座については、制約が楽天証券やマネックス証券よりも低く、もっと早くに開設すればよかったと後悔しています。

 

これまで異名義優待クロスは、楽天証券だけを使っていました。1日100万円までしか手数料無料で取引できないため、例えば400万円分のポジションを建てると、解消に4日かかってしまっていました。当然、その間の貸株料も追加でかかっています。

 

今回SBI証券を追加したことで、1日に200万円までポジション建てと解消が可能になります。効率倍。ほんと、もっと早くにやっておけばよかった。

 

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