FIRE後、資産の管理をバケツ戦略でおこなっています。リタイア後のバケツ戦略において重要なのは、(1)生活費(2)資産からの現金収入(3)資産のリターンの3つ。資産全体の増減についてはすでに記事にまとめました。今回は(1)生活費をチェックします。
- 6月の資産増減
- 6月の生活費 ※本記事
- 6月の資産からの現金収入
- 6月の資産からのリターン
平均並みの生活費
6月の支出はかなり落ち着いてきて、平均並みとなりました。
ちなみに、生活費の内訳をざっくりまとめると下記のようになります。本来は光熱費がどうとか服を買ったとか食費が……とかになるのですが、手間をかけて集計せず、手元にあるデータをピボットしただけのデータがこちら。
家賃がだいたい3割で、まぁいい塩梅です。普通は収入の3割と言われていますが、支出の3割でも大体いいでしょう。教育がかなり高いのは、子供がいる家庭ならではですね。あとはクレカと現金でいろいろ生活費を賄っているわけです。意外に現金使ってるな。
ちなみに、クレカについては月間75万円となるクレカ投信積み立ては計算に入れておらず、それ以外の利用です。
6月も収入超過
生活費は、3つのソースで賄っています。
- 資産からのインカム収入(赤)
- 副業収入(青)
- 資産の取り崩し(緑)
別の記事で書きますが、今回インカム収入がとっても多く、なんとインカム収入だけで支出の141%をカバーすることができました。つまり41%分余ったということです。さらに副業の収入もありますから、資産の取り崩しはマイナス、つまり入金があったことになります。FIREしているのにね♪
もっとも正確にいうと、配当などのインカムと副業収入を足したものが、生活費を上回ったということです。通常は、入金といえば(副業)収入が生活費を上回ったときに発生するので、そういう意味では相変わらず取り崩しですが、配当と副業で生活費を賄えたというのは、リタイア後には大きなことなわけです。
FIRE後の累計でも、取り崩し率はマイナス。つまりもらった配当を生活費で使い切れないってことなので、やっぱりもう少し何かに使わないと。
資産寿命は平均50年超に
資産取り崩し率は年率換算で0.9%、過去平均も1.9%に下がりました。「4%ルール」という話からいうと、かなり余裕がありますね。
結果FI倍率、つまり年間生活費の何倍の資産を持っているかは平均で53.4倍に。これは別の言い方をすれば、全く投資せずに資産を取り崩して生きるなら、53.4年分生きられるということです。資産寿命となります。
ただ上記の計算は副業収入を計算に入れたもの。これを取っ払った副業無しFI倍率を見ると、平均で28.6倍(年)となりました。
子供が巣立つと支出は減る
今回ひさびさに支出明細を作ってみましたが、たまにこういうのを見るといろいろな気づきがありますね。いろいろな支出が重なったとはいえ、教育費が家賃と同じくらいかかっているのは驚きでした。
子供たちが大学(もしかしたら大学院?)を卒業したら、学費がかからなくなります。さらに部屋だってこんなに広いところである必要がなくなります。些細な話ですが食費とか衣料費とかも減りますね。つまりそのタイミングでは、支出は半減近くまで減るということです。
よく老後は支出が減るなんていいますが、多くの人は老後に至るまでに子供の教育が終わって巣立っているんですよね。ぼくのように、教育費がガンガンかかるタイミングでリタイアすると、逆に老後の支出は劇的に下がる感じがします。
っていうか、最近副業が忙しくて困ります。もう少しペースを下げようかな?と思いつつも、ついつい仕事をしてしまったり。まぁ管理業務とか上司に指示されたりといった組織行動が苦手だっただけで、一匹狼的に仕事をするのなら仕事は別に嫌いでも何でもなく、というか好きなんだなと実感する次第です。