今回は、SBI証券x三井住友カードプラチナプリファードのクレカ積み立てにおいて、年間500万円まで使うべきかどうか?の検討です。といっても、一般的な議論ではなく、”今年”500万円まで使うべきかどうか。というのも、カードの更新が12月末だからです。
おさらい SBIxプラチナプリファード
まずおさらいです。SBI証券と三井住友カードはクレカ積立の上限が月間10万円に拡大されたのを機に、還元率を改悪しました。プラチナプリファードについて、これまでは一律5%だったものを3%に引き下げ、さらにその3%にショッピング利用金額という縛りをかけたのです。
これをどう見るか?については、下記記事で詳細に検証しました。年会費込みで月10万円のクレカ積み立てを行った場合の実質還元率は次のようになります。
- 年100万円以上利用しないと還元率マイナス
- 最大還元率になるのは500万円で2.34%
要するに、改悪されたとはいってもプラチナプリファードの還元率は高いので、年間500万円使える人は500万円使おうということです。ただここで問題があります。今年、2024年はどうするか? です。
九条のプラチナプリファードは12月末で更新
九条の保有するプラチナプリファードは11月入会なので更新は12月末。1月から新年度になる形です。このとき、SBIクレカ積み立てとショッピング条件の関係はどうなるのでしょうか?
こちらの条件詳細に記載されている内容は次の通り。
これを読み解くと、次のようになります。
- 条件1 年間500万円以上の利用
カードご利用の集計期間は本会員のカードご入会月の翌月1日(カード入会初年度はカード加入日)から、カードご入会月の12ヵ月後の末日までとなります。
年間500万円というのは、カードの更新サイクルで計算します。つまり九条の場合、集計期間は1月〜12月末となります。
条件達成によるアップ分+2.00%は条件1を達成した場合に限り、カード加入月の翌月末頃に継続特典として付与(カード入会した翌月は付与されません)
「条件達成によるアップ分+2.00%」というのは、通常1%+2%で合計3%還元になるということ。これが意味するのは、カードの更新のタイミングで2%分の特典が付与されるということです。つまり継続特典12月です。
2024年9月10日(火)積立設定締切分(2024年10月買付分)以前の「三井住友カードつみたて投資」の積立額は継続特典としてポイント付与の対象となりません。
これは、10月分までは5%還元の大盤振る舞い。そして新計算となるのは11月、12月、1月……ということです。つまり九条の場合、今年度のショッピング利用額が影響するのは11月12月の2ヶ月だけ。そこが+1%(300万円以上)なのか+2%なのか(500万円以上)に関係するというわけです。図にするとこうなります。
数字でいうとどうなるでしょうか。11月分10万円の1%は1000円、12月分も1000円。つまり400万円で止めずに500万円利用すると、2ヶ月で2000円が追加還元されることになります。100万円に対して2000円なので、追加還元率は0.2%。
今年に限って言えば年会費33000円はすでに支払っておりサンクコストで、かつ400万で止めても500万まで使っても同額なので、考慮しません。すると、プラチナプリファードはリボ併用で2.5%還元なので、追加100万円利用に対する還元率は2.5+0.2→2.7%。これは、JAL Pay→ANA Payによる還元率3%よりも低いので、無理に実行する必要はないということになります。
プラチナプリファードは400万利用で打ち止め
現状、ぼくのプラチナプリファード利用額は390万少々。12月末が期限なので、ここでちょうど400万円利用になるようにコントロールして、打ち止めにする計画です。
2025年はというと、プラチナプリファードの年会費が無料になったので、改めて500万円ショッピング利用する計画です。