暑い夏が終わりめっきりと寒くなりました。太陽の日差しが弱くなると太陽光発電所の発電量も減ります。10月は過去最低の発電量でした。
あと半年で初期投資回収の発電所が
太陽光発電所は、最初に土地を購入し、ソーラーパネルなどは全額ローンを組んで購入します。そして毎月、発電した電力を売却して得た収入からローンを返済した残りがキャッシュフローです。さらにソーラーパネルにかかった消費税は、会計処理で還付されますから、この部分はローンによって現金を得たようなものです。
消費税還付に加えてキャッシュフローが積み上がり、最初の土地代や登記費用、電力負担金などを回収できると、太陽光発電投資の一つのマイルストーンを越えることになります。土地代もさまざまだしキャッシュフローも異なるので、初期費用を回収できるのがいつかは発電所ごとに違います。その中で、ついに回収完了が見えてきたところがでてきました。
筑西発電所は初期費用の92.9%を回収済み。あと0.4年で回収が完了します。来年の春といったところですね。全体ではあと1.5年で回収が終わり、そこからは初めて資産がプラスになっていくことになるわけです。
10月 3万9183kWh
さて、10月の発電量は3万9183kWh*1。昨年の10月と比較して79%の発電量です。天候に応じて発電量は変わるのでちょっとした月ズレもありますが、このところずっと昨年割れが続いています。
計画に対する実績も惨憺たるありさま。予算を超えたのは木更津だけで、合計の予実も90%でした。エース級である白子も84%という実績なので、まぁ天候が悪かったですね。
キャシュフローは17万円に
売電収入(消費税込み)からローン返済額を引いた粗CFは、ついに17万円に。ここから11月、12月、1月、2月の5ヶ月間は、厳しい金額で推移です。
各太陽光発電所のスペックは次のとおりです。
- 1号基 木更津発電所 2020年3月連系
- 2号基 筑西発電所 2020年10月連系
- 3号基 いすみ発電所 2020年12月連系
- 4号基 白子発電所 2021年1月連系
- 5号基 君津発電所 2021年3月連系
- 6号基 石岡発電所 2021年7月連系
FIT単価はいずれも18円。システムのスペック(パネル/パワコン)は次のようになっています。
- 木更津発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- 筑西発電所 JAソーラー(97.2kW)/オムロン
- いすみ発電所 JAソーラー(98.8kW)/オムロン
- 白子発電所 JINKO(87.42kW)/オムロン
- 君津発電所 JINKO(97.2kW)/オムロン
- 石岡発電所 Qセルズ(98.8kW)/オムロン
↓9月の太陽光発電パフォーマンスはこちら。
*1:※数値を間違えていました。訂正しています